軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

9・11テロ20年と‟稚拙な”総裁選挙。どちらにも人がいない!

20年前の今日、アメリ同時多発テロ攻撃事件で約3000人が死亡し、25,000人以上が負傷、長期にわたる健康被害に加えて、少なくとも100億ドルのインフラが破壊された。

イスラーム過激派テロリスト集団アルカイダによって行われたこの攻撃事件は、世界を震撼させ、アメリカ政府は首謀者を捉えて裁判にかけるべく、アフガンに進攻した。

あれから20年、バイデン大統領はアフガンから米軍を引き上げる際、「アフガン軍が戦わないのに米軍が戦うことはできない」とその理由を述べたが、撤退時期を誤ったことは否めない。米国の歴史に汚点を残す大統領になってしまった。この時、日本人も30人以上が犠牲になっているのだが、すでに忘れ去られているように見える。

他方、軍事力を放棄したその日本では、国家安全保障上、欠かせないのは武力であることを知りながらも、依然としてわが政府は「平和憲法」にしがみついている。

そして今や「総裁選挙」に現を抜かしているが、コロナ禍で散々もてあそばれた国民のほとんどは、白け切ってそのさまを横目に見ている。

口だけ男らに期待はできないが、今日の産経は「敵基地電磁波や衛星で無力化」と高市議員が発言したと報じている。

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頼りない“男ども”には任せておけない!というのだろう。本当に戦後の男は“玉抜き”になり下がった。

産経抄もこう書いている。

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産経抄氏は「友愛だとかウソをつかない政治だとか、きれいごとを臆面もなく語る政治家は信用しない」と断言したが、国民も同感だろう。

北朝鮮にらちされた者を救う、救うとは口先ばかりで、米国大統領など他国の首脳を頼りにして自ら解決しようとはしなかった例が、その事をよく示している。

小泉始めこれに関わった歴代総理は万死に値する。

拉致事件解決は他国にまかせっきりだったじゃないか!そのくせ「ブルーバッジ」をいとも努力しているかのようにつけていて、その実“同情票を集めよう”としているだけである。こんな“やわな国”に誰がしてしまったのか?

今日の週刊誌ウォッチングで花田氏が、縷々解説しているが、それによると大いに問題があるのは自民党だけじゃない。

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読売、新潮、文春などが皇室の”スキャンダル”を取り上げているが、それには「暴走婚」で「皇室」崩壊という見出しがついているらしい。

恐れ多くも、大半の国民は口にこそ出さないが、同感していることだろう。

線香花火のように、一時的に燃え上がることはあろうが、冷めた後はひどく孤独になる予感がするが、ご両親様の“理解ある態度”が吉と出るか凶と出るか…

 

それにしても今年は世界中で大混乱が起きると思われる。新型コロナ対策が最優先!だとして総裁候補を蹴った菅総理には後に起きる数かすの不穏な動きをどこまで察知していたのかしらん?と気がかりである。

それにしても”先代総理”と”現総理”は、無責任に政権を放り出す点では似ていたのかも?

 

 

届いた書籍のご紹介

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軍事研究誌10月号

「市谷レーダーサイト」欄に北郷源太郎氏が「この国は何度敗戦すればいいのか」という一文を書いている。総裁選候補所とその取り巻き連中には、ぜひとも読んでもらいたいものだが、そんな暇はないだろう。若手にも恐らくいるまい。GHQの毒が完全に回っているのだから、ちっとやそっとのことじゃ気が付くまい。

やはり、○○しかないのだろうなあ~

 

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WILL10月号別冊

誰もが表紙の見出しそのままだと感じているのだが、親中派議員や親中派外交官には馬の耳に念仏だろう。これでも気炎を吐いているのは女性陣が目立つ!

いくら”絶叫”しても変わらないのだから、筆者は虚しいだろう…

政治家たちよ、パラリンピック参加選手を見習え!

早9月、朝夕はすっかり秋の気配である。自然界は人間の愚かな行動をものともせず、規定通りに動いていることを思い知らされる。

哀れな人間どもが「熱いの寒いの」と自己中心的に動いているだけで、人の一生は全ては「仏の掌」なのだと思う。

 

さて、国家の危機的状況下で、二兎を追った菅政権は、どうやら五輪を無事?終えて残り1兎となったが、なんと息切れしたか政権を投げ出した。

軍隊でいうと指揮官タイプと幕僚タイプは異なるから、幕僚長的官房長官時代は、事無く過ごせたものの、全責任を負う立場の指揮官である総理は勤まらなかったようだ。もっとも、魑魅魍魎がうごめく世界、有能で献身的な幕僚に恵まれなかったということもあるだろう。味方ぶっていても必ず「足を引っ張る者」が出てくるのがこの世界の常だからだ。総理が信頼?していた幹事長だって、自分の身が第一なのだから、用が済めば切り捨てる、それが政界の“掟”だといえる。特に“老人”程始末に負えない者はない。

次を狙うドングリが並んだようだが、いずれも帯に短く襷には長い欠点がある。この際、いっそのこと勇気のない男性から、ブレない女性に代わってみるのも手じゃないか?

 

今朝の産経に、桜井女史が「アフガン失態・憲法の束縛」という一文を書いている。

まさにこの通り、この国の無様な姿は、決断できない男どもの勇気のなさから来ていると言っても過言ではない。とにかく、GHQ憲法に毒されて、あるいはそれをいいことに逃げ回るのが、男どもの常態になってきていた。

事なかれの役所、特に外務省は伝統的に”お公家様”的気風があり、イラクの時も、ペルー大使館テロ事件の時も醜態をさらしただけだった。とても邦人保護ができる役所だとはいいがたい。

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これらは全て「戦争を放棄して」‟料亭での宴会に現を抜かす男どものふやけた姿”と重なってくる

何もない時は威張り散らして強がるが、一旦ことがあると縮こまって“大人の後ろに隠れる”ガキ大将を思い出す。

 

コロナ一つ退治できなかった厚労省も、お粗末の域を出ない。ダイヤモンド号の失敗からすでに2年たつのに、これは「生物兵器戦争だ」との認識もない。この国は衰退を続けるだけだろう。

 

ところでパラリンピックは、障碍を持つ選手たちの信じがたい努力で“健常者”の度肝を抜いたように思う

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これは競泳男子の鈴木孝幸選手(34)の姿だが、5体満足な癖にかっぱらいや殺人に明け暮れる男どもに見せてやりたい一枚だ。これこそが「生きる為に努力する!」という人間としての崇高な証なのだ。今朝の産経抄氏はこう書いている。

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世界の選手の中には、戦争で機能を失った選手が多かったという。もともと五輪競技は、締めくくりとなるマラソン競技が、紀元前450年に起きたマラトンの戦いでギリシャが勝利したことを記念したものであるように、短距離走、幅跳び、円盤投げ、砲丸投げやり投げなど殆どが戦に関連した種目が並んでいる。

前回の東京五輪では「日本選手の中に傷痍軍人が含まれていた」とあるが、私が子供のころは、街には傷痍軍人が溢れていて、ハーモニカやアコーディオンを器用に演奏していたので驚いたものだ。

戦争を放棄した現代日本に「傷痍軍人」は存在しないが、世界にはまだ存在するのである。この現実を視聴者はどうとらえていただろうか?

私はアフリカの選手の中に腕や足がない選手を見た時、多分紛争で失ったのだろう、と見ていた。日本ではさしずめ交通事故か。

なんとも複雑な感情を抱きつつTVを見ていたが、それにしても選手が一様に明るかったころに救われ感動した。

 

五体満足でバッヂをつけた方々よ、少しは彼ら、彼女らを見習って、“本気で”いい仕事をしたらどうだ?

 

 

届いた書籍のご紹介

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「世界のUFOレポート大全:宝島社¥1320」

国防総省が動画を公開して以降、今まで”オチャラカ番組の代表”であったUFO番組が、真剣に取り組まれるようになってきた。すでに以前から米国では、ディスクロージャープロジェクトが進行していて、遅かれ早かれ、UFO問題は真剣に見直される時が来ていた。

私も講談社から「UFO」目撃談を上梓して以降、TVや雑誌の取材を受けたが、そのほとんどは”オチャラカ”番組で、お笑い芸人による軽佻浮薄な司会によって視聴者を笑わせるだけの低俗番組に陥っていた。しかしこれからはそうはいくまい。当時のプロデューサーなどの顔が見たいものだ。

今回も宝島社から取材を受けたが、非常にまじめで取り上げ方も良かった。この直前に、米国のCS放送番組「ヒストリーチャンネル」からもTV取材を受けたが、質問の内容がかなり高度だった。

時間があればご一読あれ!

大陸で何かが起きている!第2の文化大革命か?

 「パラリンピックとコロナ騒動」それに加えてアフガンから、邦人を保護することなく大使館員が最初に脱出した事件など、目を覆いたくなる事変が次々と起きているが、わが政治家とメディアは自民党総裁選や、次期衆院選の予想などに血眼になっている。

この国は、世界の常識からかけ離れていてどこか軸線が狂っていると感じてきてはいたが、狂っている程度のものじゃなかったことがよくわかる。

国家の安全に携わる情報本部は何をしているのだろう?

対外情報機関を持たない”平和国家”だけあって、コロナ騒ぎでも生物戦争的意識が極めて薄く、今回のアフガン事態でも政府の動きは極めてのろかった。要するに「決断」出来ない”おっさんたち”の集合体、つまり烏合の衆が、己の生業を確保すっるために派閥を組んで、総裁選などとうつつを抜かしているに過ぎないドタバタ劇が、われらが”選良たち”の実態なのだ。メディアもその程度だ。

善良な国民は早く目を覚まさねばならない!2年たっても収束できないわがコロナ化対策に期待していても始まるまい。

 

今、アフガンなど国際情勢は危機に瀕しつつある中で、意図的か否かは知らないが、中国内部情報は全く報じられていないが、中共政府内部の闘争は極めて熾烈で、習近平と、江沢民、曽慶紅派の戦いも遂に芸能界を巻き込んだ、”文化革命”の状況に似てきているのだが、わが政界にはせいぜい「芸能レポート」的認識でしかないのが気がかりである。

 

香港が崩壊した時、意識ある人たちは次に何が起きるか予測していたはずだ。そう、開かれた「言論界」の封鎖だけにとどまらず、人民に影響力を持つ文化活動=「芸能人の粛清」である。

勿論高名な芸能人を粛正して、多額の資産を没収することも中共政府の目的だろうが、とにかく「気にくわない、敵対勢力はことごとく始末する」のが、中共政権の伝統なのだ。

これから有名な女優や俳優たちの”亡命”が始まるだろう!

 

今時の壮年層にはご記憶がないかもしれないが、1966年から1976年までの10年間、紅衛兵なる輩が、文化人と貴重な文化財を破壊して回った武力闘争で、翌1977年に一応終結宣言が出されたものの、その間は、これら”輩”が読めもしない文章が羅列された「毛沢東語録」なる赤本を翳すだけで、語録が”バイブル”だったのである。

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私も昭和40年9月に北京発行の物を手に入れ、読んだものだが、裏表紙には【毛主席の著作を読み、毛主席の話を聞き、毛主席の指示通りに事を運ぼう】と「林彪」の指示が書かれている。その林彪毛沢東から逃げ出そうと試み、非業の死を遂げたのは有名な話だが・・・

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つまりこれは「文化大革命」という看板の裏で青年たちを利用した熾烈な権力闘争、文化大革命を装った「毛沢東の奪権運動であり、政治闘争」なのであった。

習近平はこの当時紅衛兵の一員であって、記憶の中に残っている当時の”快感?”が忘れられないのであろう。

だから革命の「復活」を始めたのだと思われる。

大陸の歴史は、政権闘争の歴史でもある。お人よし日本人は、日本人的発想でしかとらえられないが、その陰惨極まりない実態は、タリバンよりも過酷な、想像すらできないものである。

 

情報によれば、青年時代に”唯一?”学んだその”闘争”を近平氏は遂に開始したようだ。

 

物理的軍事力の整備と、情報能力を高めて対処する必要があるが、今のわが政府には不可能な”分野”であろう。

せいぜい「台湾有事」に備える程度だろうが、友好国である米国は弱体化しているし、何よりも今回のアフガン”大チョンボ”でそれどころではあるまい。

 

自分の国は自分で守るのは大鉄則である。

大陸で始まっている「芸能人の大粛清」事案が、次にどう影響してくるか、”上品?”な外務省には見当もつくまい。

いっそのこと、これからの情報は、週刊誌、とりわけ「芸能週刊誌」に一任?するのが手っ取り早いかもしれない・・・

 

届いた書籍のご紹介

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航空情報10月号

巻頭の「ブルーインパルス、五輪を描く」は当日見えられなかった方々も楽しめるのじゃないか?

T-4ブルーの創設に携わった私としては、感慨無量である。当時は”左翼陣営”から、基地上空での訓練禁止!を申し込まれたが、「あなた方以外に、多くの町民が希望している」と拒否したことがあった。”護憲センター”という輩だったが、今どんな顔をして”見上げている”のだろうか?

 

戦争は開戦よりも「終戦の方が大変なのだ」

予想以上にアフガンの崩壊は早かった。現地はもとより、世界中が慌てふためいている。

こうして“指揮官の軽率な言動”で、味方に犠牲者が出るのだ。バイデン大統領は、その意味で“指揮官”にふさわしくない。米国民はトンデモ男を“選んだ”ものだ。

それとも反米勢力の“陰謀”だったのかもしれない。

彼には開戦の責任はないと思われるが、終戦の構想をどう立てていたのか?と疑問がわく。

不思議なことに米国では、一見平和的な”民主党政権”が戦争を引き起こし、闘いを好むと?言われる共和党の大統領が、尻ぬぐい役になる事が多い。アフガンのしりぬぐいは「トランプ」氏になるのかも??

軍事力を放棄させられているのに、後生大事にそれに従って行動しているわが政府、特に外務省のお粗末さには、毎度のことだとはいえ、腹立たしくなる。外交官=お公家?と勘違いしているようで、我が外交官の判断力がお粗末なことは驚くほどだ。

しかし、イラク紛争時には「奥大使」というツワモノがいたが、なぜかテロリストに殺害されてしまった。死後2階級特進して、参事官から大使に特進したが、彼は東大出ではなく、早稲田出身のラガーだった!

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以前、仲間と自衛隊を主体とした「拉致被害者救出作戦」を検討したことがあったが、結局わが国独自では不可能で、米国の、特に情報と救出後の支援が不可欠だと結論付けたことがあったが、今やその時よりも「コロナ作戦」を見れは自明なように、我が政府の「戦闘能力」はゼロに近いことがうかがえる。歌を忘れたカナリアどころじゃなく、「戦闘を忘れた男(政治家)たち」とでもいうべきか!

彼らは今やそんなことよりも、己の保身に忙がしい!選挙に落ちればただの“おっさん”になるからだ。

 

処で五輪に続いてパラ五輪が開催されているが、五体満足な人間たちが、殺し合いに明け暮れているのに、彼らは「懸命に生き抜いて」いるから色々と考えさせられる

彼らの懸命な姿をみていると開催されてよかった!と感じる。

 

しかし、習近平国賓招待に気を取られ、すべての疫病対策が後手後手に回った我が政府は、あろうことかコロナ禍の中で五輪を実施する選択をした。決心した以上、双方ともに「成功」させねば、後世の笑いものになるだけだろう。

老兵は「お手並み拝見」を決め込んでいるが、結果はうまくまとまりそうにない。すさまじいツケが国民に降りかかってこなければいいが・・・

政治家らの無能を国民の血税で贖うこと」にしないでほしいものだ。

アフガン事態から、彼らは何を学んでいるのだろう?と案じているが、いつも通りなのだろう…

この秋以降は、世界中に混乱が巻き起こると思われる。

 

 

届いた書籍のご紹介

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「丸」10月号

特集の「扶桑」型戦艦」は読みごたえがある。大東亜戦争時には旧式戦艦として出撃し、レイテ沖海戦で散華した。

それにしても人手不足の中、自衛隊はよく頑張っている。空自はアフガンに派遣されたが、どれほど部隊にしわ寄せがきているか、政治家らにはわかるまい。これほど国民の支持があるのだから論功行賞として、人員増強に踏み切ったらどうだ!!現役諸君は誰も言い出せないだろうから、老兵が代わりに吠えることにする。メディアや政治家らは「最新軍事セミナー」を熟読あれ!

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「丸別冊」

貴重な写真が多い。中でも、私が感動したのは1式陸攻による船団攻撃で、肉薄する陸攻の写真と、多分その時に撃墜された陸攻の写真である。私は現役時代に、千歳空の1001空の皆さんと懇意になり、貴重な資料をいただいたのだが、その中で撃墜されたクルーの死闘が目に浮かぶ。

猛烈な弾雨の中、突撃する1式陸攻の勇姿

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洋上に不時着すると駆逐艦が接近してきて掃射され、その後はサメに襲撃され、生き残った乗員は、はるかガダルカナル島に漂着し、続いて島での陸兵の凄惨な死闘を目撃する。

撃墜された1式陸攻

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涙無くては読めない戦記だ。機会があれば連載しようと思うが。

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「特攻回天「遺書」の謎を追う:大森貴弘著・展転社¥1500+税」

帯にあるとおり、歴史に向き合う姿勢を問う。むしろ「反戦的創作」が蔓延する中にあっては有益な書だといえるだろう。歴史を捏造するA社の出版物を見るがよい!

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「WILL」

いつも通りの政治評論?雑誌。世にはびこる”リベラルバカたち」の実態をとくとご覧あれ!

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「HANADA」

作者の皆さんお元気だな~と感心する。桜井女史も「韓国MBC捏造報道」にお怒りだが、あの国の正体はとっくにわかっているはずだ!相手にするほどのことはない!自滅が待っているだけだから。

「剣はペンより強い」ことが証明された!

東京五輪も無事?に終わり、メディアはメダルラッシュ!と大騒ぎしているが、メダル獲得数は1位「米国 113」、 2位「中国 88」であり、日本は58で3位だという結果だったが、まるで日本が1位でもあるかのようにメディアは騒ぐ。

しかし、ドタバタ劇はあったもののどうにか‟公約”を果たした関係者は一安心だろう。唯我独尊、自己満足だと言えなくもないが、大会は、ボランティア始め、下部の組織(現場)が支えたので成功したと私はみている。

軍隊に関する有名なジョークに、世界最強の軍隊は「アメリカ軍の将軍、ドイツ軍の参謀、日本軍の下士官」で構成された軍隊で、最弱の軍隊は「イタリア軍兵士、日本軍参謀、中国軍の将軍」というものがあるが、今回の五輪はそれに当てはまりそうだ!。

つまり日本軍の下士官(兵も含む)は、歩兵と言ったくらい一日、4,50キロ徒歩行軍する程身体頑健で、しかも、教育水準も高かったので高度な独自の判断力を備えており、その上団結力と玉砕を辞さない敢闘精神に満ちていたからだ。

 

さて次はパラ五輪だがどうだろう?多分これも下が支えるので成功するだろうが、それよりも、二兎を追った菅首相は、残る一兎のコロナ対策で苦境に立たされている。まるでミッドウェイ作戦を見ているようだが参謀たちよ、しっかり指揮官を支えてくれ!

 

処でアフガン政府が崩壊してタリバンが権力を奪取した。米軍が撤退すると宣言して以降、タリバンの動きは素早かった。更に米軍が供与した多数の兵器が政府軍によって横流しされていたから、戦力は逆転していた。しかしバイデン政権は「歴史に学ばない」で国民の人気取りに徹した。いかにも民主党らしい無責任さだ。その結果、中央アジアに火種を作ってしまった。

 

私は靖国会館での講演で「アメリカの独善的戦法」と題してこう語ったことがある。

  • 力で独裁者を倒して暫定政権を樹立し、
  • 兵力を撤退、または一部維持要員を残留させてアメリカ式の“民主的?な”選挙を行い
  • アメリカ式(気に入る)民主主義国家を構築する。

しかしこの方式には欠点がある。

  • 現地の風俗宗教は度外視し、同一レベルだとして処理する。
  • 基準にする「情報源」は「英会話が堪能な現地人」を徴用し、
  • その後本国の政権が交代すると、政府要員の申し継ぎはなく、新大統領側近が新規に対応する(政策の不統一)

つまり打倒後の対象国の将来のビジョンが描けない。こうしてダラダラと継続するからやがて国内に厭戦気分が高まり選挙が焦点になる。そして“事業”を放棄するという悪循環に陥る。その実例には事欠かない。例えば、

1、1949・10・1蒋介石を切り捨てて毛沢東を支持へ⇒大陸の共産化

2、1949・12・7蒋介石、台湾・台北に亡命⇒台湾問題の生起

3、1950・1・12アチソン国務長官発言(アチソンライン)⇒6・25朝鮮戦争勃発

4、1955・ヴェトナム共和国(通称南ヴェトナム)成立

5、1964・トンキン湾事件米軍の介入(ヴェトナム戦争)

6,1971・「アルバニア決議」可決、中華民国国連脱退、中共国連参加

7,1972・2ニクソン訪中、米中和解⇒やがてソ連崩壊

 

その背景には一国覇権主義。軍事力“過信”、人種差別などがあるがこれは「過度の民主主義」と「人道主義」が足を引っ張っているからであろう、と私は解説した。

さてアンディチャン氏のAC通信によれば、

「今のアメリカは違法入国、麻薬密輸、人種差別、白人原罪論、殺人犯罪の増加、大幅なインフレなどに続いてアフガン撤退と大使館の緊急撤去が起きた。バイデンは就任して七ヶ月で続けざまに危機を作り出したが責任を負わず全ての危機に対策も講じていない。まことに憂慮すべき状態である。」とある。

 

国際情勢の危機は米国の時のリーダーの資質が大きく作用しているというべきかもしれない。

サイゴン陥落時同様、空港から逃げ出そうとするアフガン市民の画像を見て、わが政府はどう感じているだろうか?

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武器を持つものが政府を支配する!教養は無関係!「TVから」

 

複雑怪奇な国際情勢においては、少なくとも最後の最後は「力が支配する」のであり、「ペンは剣より強し!」などとは言ってはいられないことをわが国民は悟るだろうか?

無教養だが、銃を持った男らが強いのだ!昔のペルー大使館占拠事件を忘れたか!

教養人?のはずの大使らは何もできなかったじゃないか。

 日本人よ早く目を覚まそう!!

金メダルの数勘定もいいが、中共政府は冷酷だと知れ

日本への寄港も予定している英海軍の「クイーン・エリザベス空母打撃群はこのほど、フィリピンのルソン海峡に到達した」ことを公式ツイッターで発表した。「打撃群は同海域で8月、複数の同盟国と一連の演習を行う予定だ。大西洋から出航し、地中海を通ってきた「英空母打撃群は、すでに1万カイリを航行した。空母「クイーン・エリザベス」は9月、日本に寄港する予定だ」という。

私は退官直前に那覇港に寄港した「ブリタニア号」がその後香港に向かい、返還式典後チャールズ皇太子殿下座乗の元に出港した経緯を思い出す。この時士官の一人が「今回はユニオンジャックをたたんで帰国するが、亜細亜に事があれば大英帝国海軍は座視して居るわけにはいかない」と語ったことを思い出す。香港返還がよほど癪に触っていたと感じたが、それは政治が決めることだから、軍人は口を差し挟めないからだ。25年後にやはり戻ってきたか!と私は感無量だったが、今回は「お召し船」同行じゃないから、万一の時には思う存分暴れる気だろう!

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香港を出港する「ブリタニア号」と護衛艦挺群(当時の記事)

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戻ってきた英海軍の空母「クイーン・エリザベス」

 

わが国は今、コロナと五輪で騒々しいが、五輪”騒動”で忘れ去っていることがあるから、思い出しておきたい。

 1964年のこの時もわが国では「東京音頭」が鳴り響く騒々しい“平和の祭典”中だったが、その裏で中共は必死に核実験をしていて1964年10月16日午後3時新疆ウイグル自治区ロプノールの実験場で成功させた。

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当時の貴重な一枚(インターネットから)どうせ合成写真だろうが・・・

 

当時の中国共産党政権は、世界に対して核武装していない国には核兵器を用いないと約束したが、今回は様子が違う。日本が台湾問題に首を突っ込んだから「日本に対しては例外的に」核を使用するのだ!と恫喝しているのである。

南シナ海を不法占拠して国際的に非難を浴びてもどこ吹く風、ここは自国の領海だ!とのたまい、武漢コロナも米国が散布したものだ!と平然とうそをつく。

「嘘つきは泥棒の始まり」だと子供のころから母に教えられたが、あの国は泥棒だらけの国であるから効き目はないのだろう。

ことごとくうそをつき盗みを働く国だということが世界中にバレてしまった。

そして1964年と同様に、平和の祭典の“どさくさ”に紛れて、新疆ウイグル地区東部に弾道ミサイル発射基地を110基建設していたことが米国によって公表された。いつもやることは同じだ。

ところが今一番苦しんでいるのが“中国の人民”で、わが国でも珍しく中国鄭州市の大洪水が報道されているが、それでも公表される死者数は驚くほど少ない。シナ人は白髪三千丈が得意なのはずなのに…。都合が悪いと極端に少なくなる国だ。しかし今やインターネットの世界、どんなに隠しても隠しおおせるはずはなく、大洪水の死者は優に10万人を超えているという。しかも“悪いことに”奪還を目指す台湾攻撃用の司令部も、同じく鄭州市の地下鉄に隣接した地下壕だったために被害が甚大で、ほぼ全滅に近いという。気の毒なのは司令部要員で、60名以上の幹部要員が水死したようだ。しばらく“台湾攻撃作戦”は中止だろう!

その間に、台湾の防備は強化されるに違いない。

更に気がかりなのは、大紀元日本によると、これほどうそをついてはばからない中共当局が「燃料棒に破損が見つかったとして、中国南部の広東省台山市にある原子力発電所、台山原発の原子炉1基を停止し、メンテナンスを行うと発表した。約1カ月半前、中国当局は、同原発放射性物質漏れの可能性があるとする米メディアの報道を否定したばかりだ」ったから気にかかる。

相当深刻な状態じゃないのか?

韓国が福島の食材の非難しているが、西の方からの放射能は構わないのか?半島にも飛んでくるぞ!

そうか!中共のはきれいだが、福島のは汚いから嫌いか!

日本メディアの金メダルの数勘定もいいが、日本以外の国々では、人権問題や圧政に苦しんで亡命を希望する選手などが後を絶たないことも少しは大きく取り上げたらどうだろう。

「コロナ後の世界」か、「五輪後の世界」かどちらがどれほど人類にとって危険なのか、政治家はしっかりと分析して国民を誘導してほしいものだ。

それにしても、軍事的にはワクチン打っても効果がないことが多すぎはしないか? 医学専門家らは気が付いているのだろうか?と気がかりである。

 

届いた書籍のご紹介

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「英霊の行方、国の行末・小堀邦夫:本間尚代共著:(株)日本伝習所刊¥2000」

友人の本間女史から送られてきたもの。彼女は昭和30年に疎開先から帰京して、毎年戦死した父との約束を守って靖国参拝を続けている方である。

宮司の小堀氏の計らいで共著となったが、神官の服装をしているものの、あまりにも靖国神社職員には責任感が欠如していて、亡くなった246万余の英霊方にあまりにも無礼だ、と思い詰め、「世間から忘れ去られようとしている「英霊」とは何か!」について世に問おうという貴重な書である。

英霊を”集票に”使う大臣らに一度読んでほしいと思う。御遺族である本間女史の魂の叫びが聞こえてくるように思う。

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「夢中人の教え・保江邦夫・山崎拓巳共著:明窓出版¥2000+税」

友人の保江氏と山崎氏による、肩の凝らない対談の書。方や量子物理学者であり、片や「人たらし?」というべき誰からも愛される山崎氏との話だから人を引き付けて終わらない。奇想天外な展開に驚くかもしれないが、実はこれが”現実の世界”だと言いうことなのだろう。

読後感は読んでからのお楽しみ!!同じ地球に住む地球人として、宇宙空間に住まう以上「無限に広がる空間」を体感するのも面白いだろう。私も高度ゼロから6万フィートの間、速度ゼロから音速の2倍までを縦横無尽に飛び回ったが、マイナス2Gから9GというハイGには悩まされた。しかし人体って結構耐えるものだ。もっとも後遺症は出ているが(笑)

 

 

老いては子に従え!?

武漢コロナが急拡大するなか、東京五輪は強行されているが、五輪に「反対」していた朝日新聞はじめ野党の連中も不思議なことに沈黙している。テレ朝などは、お涙頂戴的に「メダルを取った選手」を特集していて、いま泣いた子がもう笑ったような報道をしているが、ここまで来てしまったら、メディアとしては二兎を追った政府を支えるのが使命じゃないか。

あれほどコロナ危機を強調していた小池知事などは、連日感染者が急増しているにもかかわらず、今や「危機感」どころか「五輪支援」に集中しているではないか?その変わり身の凄さを政府も学んだらどうだろう?

社会党の土井さんが生きていたら、「ここまで来たら‟やるっきゃない!”」と発言していただろうに

そう、良し悪しは別にして、現在果たすべきは「五輪の成功」である。しばらくは医療関係者に負担をかけることになるだろうが、彼らは頑張っている・・・

私は一都民として都知事の“命令”に従って、巣ごもりしながらテレビで五輪(だけとは限らないが)を眺めているが、今回は「老いては子に従え」の感を強く印象付けられた。

やはり“肉体”には限界があるのだということを教えられたのである!。その象徴は内村選手の“落下”シーンであった。

内村航平選手(32)は、先の国際大会で五輪開催を強く訴えたのだったが、念願かなって開催されたものの、本人は不運にも落下して引退する決意を告げた。しかし、32歳までよく頑張ったものだと感心する。肉体の衰えにはかなわなかったのだ…。

しかし彼に“代わって”登場したのが19歳の橋本大輝選手であった。彼は金メダルを獲得したが、表彰式後のインタビューで、「ここで涙を流してしまうと今の状態に満足してしまう。チャンピオンは涙を流さず常に前だけを見ているという強い気持ちを持っていきたい」 と冷静に発言したので感心した。まだ19歳なのにである!

演技に臨む姿も冷静で、外国選手と笑顔で握手するなど、余裕が感じられたが、見事に逆転優勝した。そして「緊張はしたんですけども楽しめました」と笑顔で語っている。

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「メダルを手に持つ左からニキータ選手、橋本選手、シャオ選手(インターネットから)」

しかし、銀メダルに終わったシャオ選手の「母国・中国では、判定に対する不満が噴出。試合後、中国のSNS「微博(ウェイボー)」では採点をめぐり紛糾し、橋本選手のインスタグラムではアカウントにタグ付けする形で「日本国の恥」「日本国辱」という文言が添えられた画像や、中指を立てた絵文字の画像、「原爆投下」の写真を投稿するユーザーが現れた」という。さすが?江沢民時代に「反日教育」を受けた”中華思想”の民族たちだ。

こんなことをする民族は「小国民」であり、五輪に参加する資格はあるまい。福島産の食材を忌避して嫌がらせする隣国ともども、とても‟世界レベルの仲間”だとはいいがたい。

しかし、いずれ勝負はつくだろう。

 そのほか、スケートボード女子ストリートで初代五輪女王となった10代の“少女”西矢椛(13)選手のあどけない笑顔も忘れられない。

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「未来を担う“新人類たち”」表彰台の3選手(インターネットから)

2位のライッサ・レアウ(ブラジル)選手も13歳、同じく銅メダルを取った中山楓奈選手も16歳だというから驚いた。その他今回は、各部門に「ベテラン」よりも新進気鋭の青少年が活躍したことが時代の変わり目を象徴しているように感じる。

産経の今城敬之編集長は電子版でスケートボード「金」の13歳西矢、五輪新時代を象徴」と題して、彼女がインタビューで「緊張感について他の大会と違ったか」と問われ「いや、そんな変わらなかったです」と答えたので「世界の大舞台でも物怖じせず、伸び伸びと実力を発揮して結果を出した10代のアスリートに日本の可能性を感じました」と書いているが、私は時代が大きく動いていることを痛感した。

つまり、地球上で「‟新人類(スターピープル)”による世代変わりが始まっている」のである。

今、世界を牛耳っている旧世代の“大人たち”には、この時代の若者たちが持つ「物おじしない決断力」が欠落しているように見える。

 

わが国は、これほど“従順”で物分かりが良い国民に支えられている国柄なのに、少しもその特性が発揮されないのは、上に立つ‟老人たち”の物おじした不決断力が障害になっているのではないか?

60年以上も平和な国に育ったからか、今更勇気ある行動がとれないというのであれば、人の上に立つ資格はあるまい。

政府は、‟左翼”の抵抗を押し切って?国民に希望を与える五輪強行の道を選んだ以上、責任をもって遂行して成果を上げるようにしてほしい。コロナ禍で苦しみつつも国民の大多数はそれを支えるであろうから。大東亜戦争時に比べたらお遊びみたいなものじゃないか!

私は「いざ鎌倉」時にはファントムの後席に乗って出陣する気でいたが、若い優秀な青少年達の進出を知って、「年寄りの冷や水」に過ぎなかったことを痛感した。

今やそのファントムも引退したことだから、安心して隠居生活を楽しむことにしよう。

 

届いた書籍のご紹介

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HANADA9月号

菅首相が「国民の疑問にすべて答えます」とインタビュー記事で語っているが、冒頭で「国民との約束は絶対に守る」と語っている。中で「東京五輪、必ず成功できる」とも語っているが、そう期待したい。それよりも目を奪われるのが、巻頭グラビア特集の「大谷翔平選手の特集」だろう。若い彼の活躍は、日本人よりも米国人に感動を与えているから。力まない姿が素晴らしい。もう37号ホームランをふっ飛ばしているから、今後が楽しみだ!

総力特集「中国共産党…」は必読。むしろシナ人に読んでもらいたいほどだ。

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航空情報9月号

F22を振り返るは、参考になる。私は空自のFX選定時の雑誌のインタビューでは、常にトップに掲げていたが、他の評論家の中には「F18」や欧州製をあげる者もいて、面白かった。決まればMHI国産化することになるので、米国側が非常に懸念を持っていたが、わが代議士らはその理由が「スパイ防止法がない」からだということに無関心だった。もし空自に渡せば「次の日に北京に出現する!」という懸念が察せられなかったからだろう。事程左様にわが政治家は軍事の根本に無頓着だった…

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「丸」9月号

毎月のように「貴重な写真」が掲載されるので楽しみだ。今月は「日本陸軍初の近代爆撃機」として製作された97式重爆だ。陸軍が、如何に対ソ戦を戦略にしてきたか、もよくわかる。にもかかわらず12月8日、海軍の”陰謀?”によって、南進作戦に切り替えられたことがことごとく帝国陸軍の苦戦につながった、と私は思っている。その代表的な作戦がミッドウェイと、ガダルカナル作戦の実行である。油獲得をはじめすべては海軍に都合よく動かされ最後には絞首刑にさらされ、悪人扱いされる元となった。東條首相は悔しかっただろう。海軍首脳は一人も戦犯として絞首刑になっていない。もともと海軍士官は「スマート(賢い、利口な、頭がいい、気が利く、粋な、活発なのほかに‟抜け目の無い”)」さを競ったものだ・・・日本国民自身が白黒つけるべきだと思うのだが。。。