軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

月刊誌が面白い・その2

今朝の産経新聞トップは、「君が代伴奏命令『合憲』」と最高裁が初判断したというものだったが、ピアノ伴奏を拒否して戒告処分を受けた東京都日野市立小学校の女性教諭の名前が意図的に?消されていることが不思議でならない。18歳以下の未成年ならいざ知…

月刊誌が面白い

少女・アシュリーの著書が漸く届いた(写真)。短い一文一文に、きらりと光るものがあり、健常者の私は深く考えさせられた。特に、プロジェリアという難病と戦うわが子を見つめる、母親のロリーがすばらしい。現在15歳の彼女は90歳を過ぎた身体年齢だと…

米国防総省内にイラン爆撃計画チーム

今朝の産経新聞7面に上記の記事が出た。「大統領命令から24時間以内に実行」出来る計画を立てていると、ニューヨーカー誌が伝えたものだが、当然国防総省のスポークスマンはこれを否定している。しかし、世界情勢を「岡目八目」で見ていても、イランを取…

マスコミの生き残る道!

昨日のブログに、マスコミの変化は期待できないという「悲観的」なコメントがあったが、徐々に変化するだろうと私は考えている。「徐々に」では物足りないだろうが、現状では変化が出ることだけでも「好ましい」ことだろう。各メディアは自由社会の株式会社…

意外に早くマスコミの大掃除が始まった!

今年はメディア関係の「淘汰の年」だと以前書いたが、予想以上に早く大掃除が始まったようだ。今朝の産経一面トップの「毎日新聞のスキャンダル」は今に始まったことではあるまい。先日書いたが、西山太吉記者が外務省の女性事務官と“情を通じ”て、沖縄復帰…

中国国内情勢に注目

今朝の産経新聞6面に中国が「社会主義と決別か」という記事が出た。3月5日から始まる中国の全国人民代表大会で「私有財産の保護を明記した『物権法』が採択されれば、資本主義化が加速されるのは必至で、社会主義国家のレゾンデトールを問われかねないと…

チェイニー米副大統領の訪日

昨日は久しぶりに映画を見た。「硫黄島からの手紙」だが、予想よりも淡々としていたのが印象的だった。もっと早く見るつもりだったのだが、時間がなかったのと、友人達から「色々な所感」が耳に入っていたので昨日まで延び延びになった。 既に多くの所感が出…

幸福の道・その2

一切の事物の是非、よしあしを早く正確に判断出来る様になることは、如何なる階層職業の人にも極めて重要なことです。悪人を善人と思い込んで付き合って、欺かれて倒産したり、殺されたりする事件をよく見かけます。幸福な一生を送りたい人には事物のよしあ…

幸福の道・その1

昨日お約束した台湾の友人である元教授の論文を、2回に分けて掲載するのでご一読願いたい。 『幸福の道・その1』 無意識、意識不明、意識未熟と極度な悲観主義者を除き、大多数の人々は“如何にして幸福な人生を送るべきか?”という課題に非常な関心を寄せて…

「正しく生きる道」とは?

少女・アシュリーに刺激されて、生きるとはどういうことか?について考えることが多い週末だった。早速アマゾンを通じて「アシュリー」の著書を申し込んだ。 さて数年前になるが、私の心に強く残る手紙を下さった方がいる。偶然台湾でお会いした元大学教授な…

少女・アシュリー

昨夜は、フジテレビの「サイエンス・ミステリー」を見て考えさせられた。以前から、プロジェリアという肉体年齢が常人の10倍以上進むという奇病がある事は知ってはいたが、アシュリーという米国に住む15歳の少女のドキュメンタリーは「人間、人生」につ…

北が日米に秋波?

昨日は都心で史料調査会主催の研究会に出た。講師は李鐘元・立教大学教授で、「北朝鮮と6者協議の行方」という絶妙なタイミングの演題だった。 李教授は2007年の半島情勢を「選挙と五輪の国際政治学」と題して、中国は五輪の国威発揚/「和平崛起」/経…

念仏で侵略は防げない

6者協議や核の脅威、中国の軍事力増強など、我が国周辺事情勢を見ていると、日本人ほど「お人よし」はいないことを痛感する。お人よしはそれ自体悪いことではないが、国際関係には通用しないことを知ったうえでのことだろうと思う。 今世紀「最大の悲劇」と…

中東、台湾情勢に注目

6者協議は一応終わった。北は一息ついた形だが、核施設の無力化を“誠実”に履行するかどうかは不明である。 中国はこれでオリンピックに総力を挙げられる。韓国はこれまでどおり“支援”出来る。米国は、ひとまずイラク問題に集中出来ることだろう。何せ、ブッ…

ハルノートが突きつけられた!

「北譲らず6カ国協議膠着状態」と産経は報じた。今朝のテレビでは、午前4時ころまで会議が続いていたらしいが、北朝鮮は「見返りに重油200万トンよこせ!」と「法外な要求を突きつけている」という。この会議の様子を私はかっての「日米交渉」と重ね合…

建国記念の日に思う

建国記念の日に都内で奉祝式典とパレードが行われた。産経新聞によると約1500人が参加(パレードには約4500人が参加)、中国大使館から、劉勁松参事官が夫人を同行して参加したという。「小田村会長は挨拶で『安倍晋三首相が中国、韓国と首脳会談を…

400万件ヒット!

友人から「400万件ヒットおめでとうございます」と言われて驚いた。気がつくと既に401万件を超えていた。熱心なコメンテーターの方々に感謝したい。 2005年5月12日に、友人が立ち上げてくれたこのブログに思いつくまま気ままに書き込んできたが、それから既…

しっかりせよ国会議員!

6カ国協議が再開したが、米国代表は「これ以上の時間稼ぎはさせない」といった。北は「核凍結、査察受け入れの用意がある」といった。議長国の中国は、何とか面子を保とうと「合意草案」を提出したらしいが、6カ国それぞれの思惑はまとまってはいない。特…

日米同盟は机上の空論!

今日は浦和市まで出かけてロータリークラブの昼食会で卓話をしてきた。「社会奉仕」を続けるロータリークラブの面々は、皆さんハイレベルでユーモアに富み、何時行っても楽しい場である。今回は時間が限られていたので、早口で喋り捲ったので、聞きづらかっ…

阿部知子・社民党議員のメルマガ

昨夜は、チャンネル桜の「防人の道」で、井上キャスターと「防衛漫談」をしてきた。控え室で新聞各紙に目を通すのだが、この日は「社民党議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン」「カエルニュース」第253号2007/1/19を渡され、意見を求められた。「国民…

尖閣諸島、波高し!

先日、チャンネル桜の周辺情勢を巡る元自衛官(将官)による討論会に参加したのだが、軍事の専門家だけあって、時間が足りないくらい内容が濃い番組になった。しかし、台湾、尖閣を巡る討論では、陸、海、空の立場の違いからか、若干の認識の差が感じられた…

畏れ多くも…

昨日の産経新聞7面・国際欄は読み応えがあった。中でも中国の衛星攻撃が、今後の宇宙開発は勿論、米中関係に重大な影響を与えるという記事は、注目すべきことであろう。冷戦中、米ソ間のSALTでは、互いに「偵察衛星」という目を取り除こうと躍起だったの…

闘論、倒論・・・緊急シミュレーション

今日はチャンネル「桜」で、表記討論の収録に参加してきた。「今そこにある危機」についての討論だったのだが、参加者が、冨澤元陸幕長、松島元陸将、古庄元海幕長、川村元海将補、西川元空将、それに私という構成だったから、我が国を取り巻く現在、近未来…