軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

インド同時テロ

インド西部のムンバイで起きた同時テロは、インド治安当局によって徐々に鎮圧されているが、まだタージ・マハル・ホテルでは戦闘が続いているという。 パキスタンのイスラム過激派と連携した「欧米人」を標的にしたテロのようだが、犯人は「高度な軍事訓練」を…

善人で国民の安全を守れない国家よりは・・・

今朝の産経3面に、田母神前空幕長のインタビュー記事が出ている。 「自国を悪く言う(外国の)将校いない」「村山談話は言論弾圧の道具」という見出しだが、短い中にも彼の意図するところが多々出ている。 「このような大騒ぎになって解任される事態になる…

田母神前空幕長独占手記

健康状態をお気遣いいただいたコメントや、メール、電話に恐縮している。25日に検診を受けたのだが(本人は『完治』を期待して!)院長は『念のため、今年いっぱいは薬で対処しましょう』との事。退院後半年間、毎食後に薬を飲んでいると、何と無く薬が『お…

亡国に至るを知らざれば・・・

「月刊日本」11月号に、南丘主幹が「亡国に至るを知らざればこれ即ち亡国」と言う巻頭言を書いている。 明治34年12月10日、明治天皇が帝国議会開院式から還幸の途中、一人の男が「御願いがござります!」と直訴状を手に天皇の馬車に迫り取り押さえられた事件…

ヒラリー・クリントン国務長官誕生!?

平河総研のメルマガ「甦れ美しい日本」に、塚本三郎氏が「今を斬る」(国家観なき政党政治)、西村真悟議員が「社会党なき社会党的翼賛体制・・・国籍法改正」と題して論じている。現状の日本政治の“非常識”さについて、良く理解できる一文だから、ご一読い…

社会常識が欠落した「医師?」

麻生首相が19日、全国知事会議で地方の医師が不足している問題について発言した際、自身の体験を交えて「社会的常識がかなり欠落している人(医師)が多い。とにかく物凄く価値観が違う」と発言したことで、メディアがまたまた言葉尻をとらえて騒いでいる。…

お気遣いに感謝

ブログを5日書かなかったところ、「体調は?」とご心配頂いて恐縮した。 実は田母神空幕長更迭に絡んで、電話取材攻勢?や月刊誌「正論」「撃論ムック」などから原稿を依頼されていたのだが、両誌とも今日送稿を終わって一段落したところ。そんな最中の火曜…

政治将校誕生?

今朝の産経は、田母神論文問題について、政府は14日の閣議で「空幕長の職務として行ったものではなく、私人として行ったもの」で、「今回の投稿が『政治の方向に悪い影響を与える意図で特定の政策を主張する』などの政治目的には当たらず、自衛隊法で制限さ…

第一次世界大戦終結90周年慰霊式典

田母神前空幕長が出席した参院安保防衛委員会の中継がなかったのには失望した。与野党間で田母神氏の言論を制限するため「取引」があったというが、両者共によほど「公表されては困る」ことがあったのかもしれない。 インターネットで見ることにしたのだが、…

水面下で何が?

日本海を試験航行中の、ロシアの「アクラ級」潜水艦が、消火装置の故障?で20人死亡、21人が負傷するという重大事故を引き起こし、港に自力で帰港したが、原子炉などの被害は無く、放射能漏れは無い、という。 「洋泉社MOOKから」 先だって、米海軍…

何かがおかしい「櫻田論文」

七日産経「正論」の、櫻田論文を読んだか?という声が頻々と入った。「空幕長論文の正しさ・つたなさ」と云う題の櫻田淳・東洋学園大学準教授の論文である。 要は「(この論文は)『正しい議論』と『賢明な議論』が自ずから別種のものであることを筆者に再確…

すばらしい、言論の自由

昨日は原稿書き、取材などで一日多忙。ブログを開けて「侃々諤々の討論?」が行われているのを知った。目を通すだけで時間がかかったが、わが国は如何に言論の自由が確保され、またその場が各所で提供されているかを改めて確認できた。誹謗中傷はともかく、…

言論封殺、危険な兆候

田母神前空幕長の更迭問題は、淀んだ世間に一石を投じ、多くの意見が噴出しているが、ある意味で目的の一つは達せられていると見るべきだろう。 中には、顔を隠して言いたい放題の者も居るが、それが「言論の自由」を満喫している証拠、その自覚が無いくらい…

異例の“定年”退職

昨夜は、チャンネル桜の収録半ばで「田母神前幕僚長、本日付で定年退職」というメモが入った。役所らしい姑息なやり方だな〜と一瞬感じたが、深夜のTVで、田母神氏が“背広姿”で記者会見しているのを見て心中複雑だったろうが、一つの仕事をなし終えた、ご…

空幕長更迭

金曜日の夜に「空幕長の論文が問題にされている」とメールや電話が入り情報が混乱したが、私は生憎翌早朝から札幌に出かけて講演することになっていたから、あまり深刻に受け取らなかった。しかし翌朝6時のニュースでいきなり「更迭!」と出たので驚いた。 …