軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ギョーザ事件の「政治的解決」を阻止しよう

夕刊フジは、毒入りギョーザ事件について中国が「毒は日本で」と発言したことに「ア然」と書いた。今朝の産経は「公安当局、日本での混入示唆」として「中国、真相『封印』か」と書いた。 1月31日のブログに書いたと思うが、やはり日本側の対応は甘かった…

マスコミの“ご都合主義”

相変わらず、三浦逮捕劇に混じって「あたご」事件が続いているが、今や防衛大臣更迭のためにメディアは死に物狂いのように見受けられる。 海保の“指揮下?”を逃れて、当直士官がヘリで防衛省に報告にいった行動が悪いという、たまげるような記事や報道がそれ…

この国の滅亡は免る可からず?

25日は都心での研究会に招かれた。日大名誉教授で敦賀短大学長の佐久田氏が主催するNPO「提言・提案の技法を勉強する集い」である。この日は渡邊利夫・拓大学長の「新・脱亜論=陸奥宗光『蹇蹇録』に学ぶ」という演題で、福沢諭吉の脱亜論から始まり、日…

ついでに「なだしお」報道を

なかなか有益なコメントが多く、参考になる。しかし、この国の「軍事音痴」は極まれり!と痛感する。昨日のテレビで某研究所会長が、「日米海軍の密接さ」や、「旧海軍の伝統」や、はたまた「海自は米海軍とは協力しても、国民に対しては『そこのけ!』とば…

石破大臣は続投せよ!

21日は、水交会で「史料調査会」の研究会に出席した。60人を越える出席者の大半が旧海軍軍人だったから、今回の「あたご事件」を残念に思っているようだった。 ブログにはこの件について50件を超えるコメントが寄せられていて、丹念に読ませていただいたが、…

「海自は緊張感欠いている」!

野島崎沖で起きたイージス艦「あたご」と漁船衝突事故は、潜水艦「なだしお」の事故を髣髴とさせる。漁船やプレジャーボートが錯綜する東京湾で、母港に戻る途中であった「なだしお」は、敏速な行動が取れない状況下にあった。そこへ、漁船を改造した古い“観…

隠された歴史に光を!

16日の土曜日は充実していた。午後一杯、「大川周明の今日的意義」と題する拓大日本文化研究所主催のシンポジウムに出席した。 拓大でのシンポジウムは、表記の題で姫路独協大の大塚健洋学長が基調講演し、引続いて井尻所長の司会で、大塚学長、佐藤優氏、関…

散るぞ悲しき!

昨夜は九段会館で開かれた旧陸軍軍人会に招かれて、梯久美子さんの講演を聞いてきた。梯女史はご承知の硫黄島戦のノンフィクション「散るぞ悲しき」(大宅壮一賞受賞)の著者である。 「硫黄島が問いかけるもの」との題で、取材や映画製作に関連した「裏話」…

盛りを過ぎた国

産経新聞によると、毒入りギョーザ事件は中国が「内部犯行で捜査」中だという。「犯行動機は反日と無関係で、「労働条件や工場幹部に対する不満」だというから、中国国内の捜査も漸く軌道に乗ったようだ。胡錦濤主席の訪日前に解決したいそうだが、何も訪日…

漂着ごみの”侵略”を防げ!

建国記念日、国旗掲揚をしたがまだまだ国旗が掲げられているのは我が家一軒だけ、そのうちに増えることを期待しよう。 食の安全体験談を書いたところ、店ではなく「保健所」に届けよ、というコメントがあったが、今回のギョーザ事件で“証明済み?”だと私は思…

自分の身は自分で守れ!

読書や電話の応対で、PCの前で十分推敲せずに掲載することが多くなったが、熱心な読者の方が、文章校正までしてくださっているので恐縮している。外務省については「汚名返上」とカッコつきで書くべきだったがご指摘のように聊か度が過ぎた?感がある。 し…

反革命暴乱をでっちあげよ!(トウ小平秘録)

小冊子や月刊誌などが送られてくるので、それに目を通していると半日過ぎてしまう。昨日は都心での研究会に出て夜帰宅したのだが、あきる野市の清水様から貴重な本(非売品)が届いていた。 昨年書いた「昭和史の生き証人・瀬島氏死去」を私のブログ読者であ…

上海会議・その7

昨日はチャンネル桜の「今日の自衛隊」で、恒例の防衛漫談をしてきたが、時間が少なかったので「ギョーザ事件と食の安全保障」だけで終了した。 問題になっている食品工場は国営企業だから、北京政府は相当気を使っているだろう。生産ライン上の問題ではなく…

上海会議・その6

「中国製餃子で食中毒」というタイトルが「毒入りギョーザ事件」になった。中国紙は「日本は大げさに報道している」と目をむき、ネットでは「中国食品を悪者にするのは中国の発展への嫉妬だ」「小日本を毒殺しろ」と言った感情論が出ているという。だから戦…

上海会議・その5

「中国製ギョーザ中毒事件」は、被害者が400人を超える重大事件に発展しそうになって来た。人間が生きるための基本とも言うべき食糧を、他国に支配されているのは基本的に生きる条件を他民族に依存していることであり、安全保障上由々しき事態であるというこ…