軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

軍事抜きで政治が務まる不思議さ

昨夜は国家基本問題研究所の「暑気払い」に出席してきた。熱気ムンムンな中、この国は危機状態下にある、という塚本氏の悲観論から、武道に励む青少年達の純真な集まりに参加したが、日本の将来は明るいと感じた、という田久保氏の意見まで、夜空を照らす雷…

自信を持った中国!

27日の下妻での≪防衛漫談≫は、会場である社務所の広間をはみ出して、玄関の上がり口までパイプ椅子を並べた100名を越す熱心な方々に囲まれたアットホームな講演会になった。講師紹介で、69年前のこの日に、私は樺太で生まれた、今日が私の誕生日だ、という…

宴の後で

北京五輪は終わったが、地上波TVは何時までもその“余韻”に浸ろうとしているかのようである。日本国籍のタンカーが襲われ、アフガン、グルジア、パキスタン・・・が風雲急を告げ、台湾までもが「統一に向けて?」金門島に架橋すると言い出しているのに・・・。 B…

北京五輪、「無事」終了!

17日間にわたった北京五輪は、昨日無事終了した。閉会式も極めて「派手な」演出で、打ち上げられた花火の数は相当なもの、「対空砲火」以上の壮烈さだったが、何はともあれ、総指揮を取った著名な映画監督・張芸謀氏にはご苦労様と申し上げておきたい。 こ…

治にいて乱を忘れていないか?

21日は早朝から関東平野を横断して茨城県に向かい、水戸市にある茨城県神社庁での夏季講習会に参加してきた。午前10時〜12時、午後1時〜3時の4時間講演、20分間質疑応答だったが、日の丸が翻る荘厳な会場で、130人を越える熱心な参加者を前に…

NATO動き出す!

グルジアの領土保全を支援するため、NATOが動き出したようだ。BBCもCNNも、デホープスヘッフェルNATO事務総長が「ロシア軍は紛争前の状態に戻るべきだ」と強調した会見をLIVEで報じた。記者団の「ロシア軍が撤退を始めた」という質問に、…

領土保全は防衛の第一歩

昨日はCNNでパキスタンのムシャラフ大統領の辞任会見を見ていた。1時間半に及ぶ長い会見で(途中寝てしまったが)苦渋の決断だったのだろう。 外国メディアは特番を組んでいるのに、日本は五輪一色、見解の相違と関心の程度が良くわかる。最も、わがメデ…

ソ連参戦を髣髴するグルジア侵攻

静かなお盆、身辺整理に精を出しているが、ブログのコメント欄が沸いている。福田発言の「せいぜい」の解釈だが、せいぜいは“精精”と書き、中世期の「精誠」が変化したものという。しかし今や「出来るだけ努力する」ことを表すとはいえ、「精精それが関の山」という…

蔓延る獅子身中の虫

昨日はTVで全国戦没者追悼式典を見て黙祷した後、靖国神社に参拝した。お彼岸とあって電車も都心部も閑散としていたが、靖国は賑わっていた。猛暑の中、警備している警察官もご苦労なことだが、黙々と参拝しているお年寄りには、いつもの事ながら頭が下がる…

オリンピックの陰で・・・

北島選手の驚異的な能力に国内は沸いた。彼の努力する姿と、努力が報われるという事実は、青少年に良い目標を与えたことだろう。 男子体操で、あん馬で2度も落下した19歳の内村選手が、最後まで希望を捨てずに戦い、堂々と銀メダルを取ったことも印象的で…

「終戦」か「敗戦」か?

女子柔道63Kg級で谷本選手が金メダルを取った。しかも全て一本勝ち!「子供達に日本柔道を見て欲しかった」と語る姿に感動した。「自分でも驚くほど体が動いた」とも言ったが、試合の動きを見ていて、彼女は相当練習をつんでいることが読み取れた。最後の内…

「何が五輪だ!」

水泳男子100m平泳ぎで、北島選手が堂々の金メダルを取った。出場前のTV朝日のインタビューで「選手にとって競技は戦争だ」と言っていたので感心したのだが、彼の精神力は実にすばらしい。試合後のインタビューで思わず涙を流し「何も言えネー」と言ったのは…

30代の若者には希望が持てる?

柔道男子の内柴選手(30)が金メダルを取った。女子柔道でも19歳の中村選手が銅メダルを取ったが、その敢闘精神は絶賛に値する。勿論「ママでも金」を目指した谷選手(32)の敢闘も光っている。 内柴選手は「攻撃的」な柔道で常に先制攻撃をしかけていたが、…

北京五輪開幕

恒例の墓参りに東北道を疾走?してきた。首都高速は某社のタンクローリーが事故を起こして「閉鎖」してくれたので、回り道せざるを得なかったのだが、どこも大渋滞、首都高公団以外の“被害者”にはどこが補償してくれるのだろうか?と思ったりした。この石油…

メタミド・・・ならぬ、ホメオスタシス!

中国でも“自国製ギョーザ”で中毒事件があったという。あの有名な「天洋食品製」ギョーザだが、回収した品が倉庫から流出しているというところがかの国らしい。 これで中国国内で仕組まれた事件であることがほぼ確実になったのだが、事件は6月中旬に起き、「…

中国の言論弾圧

今朝の産経トップは「中国の言論弾圧懸念」の見出しで、ウイグル自治区カシュガルの襲撃事件を取材していた邦人記者二人が拘束され、暴行を受けたことを重視している。 問題は日本政府の対応だが、「これを受け、直ちに抗議し、中国側は5日、遺憾の意を表明…

中国の現実と「南京の真実」

昨日は突然の雷雨の中、チャンネル桜の収録に渋谷に出かけた。毎月、月初めの「防人の道:今日の自衛隊」で井上キャスターと“防衛漫談”をするためである。 たまたま中国の新疆ウイグル自治区カシュガルで、武装警察が武装グループに襲撃され、警官16人が死…

敵を取ってくれ!

毎年8月になると、広島・長崎の原爆記念日が話題になる。式典は、広島の原爆記念碑に刻まれた文面「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」が基本になっているようだが、本当にそれでいいのだろうか? 犠牲者数もいろいろあって、例えば当時の広…

延べ、1000万人の読者に感謝!

昨年9月に、ブログランキングへの「PING送信」が出来なくなり、結局これが原因でブログのデザインを消去してしまい、漸く復活したのだが、その間はしばらく「白青反転画面」だったことがあった。読者の方々から色々ご指導を受けたが、原因は私のデザイ…