軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

恐るべし、言葉狩り!

中山大臣が「失言」の責任を取って辞任した。「またか!」とこのお国の政治の次元の低さにため息が出る。いや、メディアの常套手段「言葉狩り」にあきれるとともに背筋が寒くなる。 今朝は7時に起きて新聞に目を通し、何気なくTVをつけると「朝ズバ!」をや…

小泉元首相、政界引退

お付き合いいただいている方が、旧軍の方が多いから当然といえば当然だが、このところ訃報が続く。陸士48期卒、元明治薬科大学長も勤められた高橋正二氏がこの夏亡くなったと24日に友人から聞いた。高橋氏には、講演会で色々体験談を伺ったし、お手紙でご指…

秒読み段階に入った2008年危機

昨夕は、桜林女史の出版記念会に参加して、久しぶりに多くの盟友と歓談して来た。彼女の著書「海をひらく」は掃海部隊の秘話を集大成したもので、このような「歴史に埋もれた部分」に光を当てる作業は大切なことだと思う。南極観測船「そうや」に続く今回の…

モルガン・スタンレーで思い出すこと・・・

秋分の日の昨日、国旗を掲げたのはやはり我が家だけだった。しかし、山を越えた隣の住宅街(300世帯以上?)に国旗を掲げた2軒の住宅を発見して嬉しくなった。若夫婦ではなく、ご老人夫婦が多いこの一帯だが、国旗が少ないのはなぜだろう?というと、家…

何から何を防衛するのか?

防大時代に、“戦後”民主主義国になったわが国の自衛隊は「何から何を守るのか?」との題でよく討論させられたものだ。 「わが国の平和と独立を守る」「民主主義体制を守る」といってもピントこない。「国民の生命・財産を守る」ことが任務だとすれば、警察や…

点と線!

『点と線』(てんとせん)は、松本清張の長編小説。筆者初の長編推理小説である。「旅」1957年2月号から1958年1月号に連載し、同年に光文社から刊行された。後に新潮文庫から文庫本も発売され、電子書籍化もされている。福岡市の香椎海岸で発見された男女の…

「首相にならぬことを祈る」

昨日は史料調査会で、拓大海外事情研究所の渋谷氏の「総統就任後の馬英九政権」と題する講話を聴いてきた。立法院選挙の大敗後、総統選挙でも国民党の馬氏が圧勝したが、就任以来3ヶ月、支持率は71・3%から36・9%に激減した(民進党調べ)という。 逆…

教養なき、場末の芝居小屋!

この連休間のBBC・CNNは、リーマン・ブラザーズ破綻報道一色だった。日本は新聞休刊日だったこともあって、今朝がその「第一報」、産経は一面トップから2面の主張、3、7,8,9,30面と、これまたリーマン破綻と世界株安報道一色である。 産経抄子は、リー…

四面楚歌!

雨がやんだので国旗を掲げて新聞を取ってきた。一面トップは「小沢氏東京12区に『国替え』?」という見出しである。彼ほどの大物になると、どこから出馬しても当選するというのだろうか?選挙民を馬鹿にするにもほどがある、と素人の私などは思うのだが、…

書評=若者たちに期待したい!

この連休は、紅葉狩り?で観光地は賑わっているという。 そんな中、産経によると、自民総裁選も衆院選挙を照準に異例の17箇所を遊説する「過酷1万1100キロ遊説」がスタートしたらしい。朝鮮半島に“異常事態”が生じているにもかかわらず、何とものどか…

ロシア、この「力治国家!」

大麻取締法違反で逮捕されたロシア出身の元幕内力士「若ノ鵬」らが、日本相撲協会から解雇されたことを不服として訴訟を起こした。メディアに出ては「己の潔白」を主張しているが、裏で手練手管を誇る弁護士がうごめいているという。 カメラを前に、大きな目…

食品衛生と危機管理

「三笠フーズ」による汚染米不正転売騒動は、今の日本の危機管理意識を良く表している。中国から輸入されたメタミドホス汚染ギョーザ事件が発覚して、国民は危機意識に目覚め(それも主婦が大半だが)、自己防衛を意識し始めたが、国の機関はそうでもなかっ…

2008年危機、いよいよ本番?

昨日は都心で、仲間内の意見交換会を半日楽しんできた。 まず国内政局、本命は麻生、施政方針演説後解散か? しかしそれでも自民は衰退。“独裁”民主も共産の支援如何にかかっている。 公明はご本尊の問題勃発か?矢野氏の叛乱が左右する・・・。 いずれにせよ政…

インテリジェンス非常事態宣言!

昨日は茨城県の潮来まで出かけて講話をしてきた。朝5時起き、6時出発で東京駅に出る。7時過ぎの八重洲南口のバス停は通勤客で一杯、バスの切符売り場が分からずうろうろしたが、親切なJR職員が教えてくれた。はじめて知ったが、鉄道の不便な地方には、こ…

ロシア人“気質”

日本相撲協会が揺れている。相撲協会は「日本」よりも“国際的”な「外国人」相撲協会になっていて、「国技」というよりも暴力事件・殺人事件が出るほどの「酷技」になってしまった感があるが、報道を見ていても改善される兆しはないのは協会の幹部達にその自覚…

四方波高し!次期首相に期待する

今朝の産経「主張」欄は、「高まる中国の脅威直視を」と題して「平成20年度版の防衛白書は、中国の軍事力近代化により『地域や日本の安全保障に如何なる影響を与えていくか懸念される』」と強調している。他方、「日本の防衛力整備は抑制された状態が続い…

福田辞任・失われた“貴重な”一年

福田首相が突然辞任したから、政界もメディアもてんやわんや。国民の多くも「ウッソー!」と言ったところだが、彼は「なりたくてなった首相」ではなかった。裏で“実力者達”からコントロールされていた、いわば“ロボット”だったから、こんな事態はいつでも起…