軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪市長選=古い体制は打ち砕かれる!

2010年から2011年にかけてチュニジアで起こった「ジャスミン革命」は、中東北アフリカ各地に広がった。一青年が旧体制にどっぷりとつかっている政府に抗議して焼身自殺事件したことが発端で、反政府デモが一斉に噴き出し、とうとう23年間続いた政権を倒し…

中国:バブル崩壊と軍の混乱

EUの経済危機は、全世界に影響しつつある。歴史的に見て昔から犬猿の仲だった各国が、それぞれの思惑を隠して『結合』したのだから、早晩解体の運命にあるように見える。せめてその影響は欧州だけにとどめてほしいものだが、今や地球規模の伝達網が完備し…

講演会で感じたこと

20日日曜日、靖国崇敬奉賛会主宰の「英霊慰霊顕彰勉強会」で、高森明勅氏の進行でジャーナリストの山際澄夫氏と講演してきた。 雨または曇りとの予報を裏切る快晴で、境内は参拝客、生け花の会合もあって、和服のご婦人方で溢れていて、英霊も喜んでおられる…

南シナ海波高し!

昨日は史料調査会の勉強会で、「福島原発事故の教訓とエネルギー戦略」という元三菱原子力工業常務取締役・小倉成美氏の話を聞いてきた。 講話の後、原子力発電の今後の在り方について活発な賛否両論の意見が出たのが、世の関心を示していて興味深かった。講…

3・11は時代を変えた

≪最初にお断りしておくが、コメント欄が「承認制?」になったことを気にしている方がいる。これはKJ君のコメントが日に60通以上も届き、いちいち削除する時間が無駄なのでこの方式を推奨されただけ。異論反論は大歓迎、彼のような日本人に対する誹謗中傷…

2012年危機が現実味を帯びてきたのに

TPP加入問題、オリンパスの粉飾決算、大阪市長選の泥沼…などなど、わが国の世情をにぎわせているのは国内問題だが、その裏で着実に世界の混乱が近づいてきている。 ギリシャ問題からイタリア危機へとEUはまとまりそうになく、経済恐慌がうわさされてい…

宇宙の神秘

昨日は10年ぶりに友人F氏と新宿で会い、拙著「実録・自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」で資料提供を受けた宇宙問題に詳しいM氏を紹介され、3時間に及ぶ楽しいお話を聞いてきた。 あのころのF氏は、富士山の清掃運動を継続していて、休日になる…

何をくよくよ川端柳…

都都逸「何をくよくよ川端柳 水の流れを見て暮らす」は坂本龍馬の作だといわれるが、古希を過ぎると自然にそんな感じになるものである!今朝の産経は読みどころが多かった。「シェア」を取り上げた産経抄子も秀逸だったが、戦後の日本人は「自分だけよければ…

天高く読書の秋!

ギリシャの債務危機は、EU存続に一石を投じる緊急事態になったようだ。なんとなく、第2次世界大戦前夜の欧州の混乱を彷彿とする。 お隣の中国では、とうとうバブルがはじけだした。もともと北京五輪ごろから、経済の内実はバブル膨張だったのだから、ここ…

早や霜月…

早いもので11月を迎えた。 辞書によると、11月はグレゴリオ暦で年の第11の月に当たり、日本では霜月と呼び、現在では新暦11月の別名としても用いる。「霜月」は文字通り霜が降る月の意味である。他に、「食物月(おしものづき)」の略、「凋む月(しぼむつ…