軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾は大陸に、日本は半島に?

今朝の産経8面右下に気になる記事があった。 タイトルは「個人旅行解禁で中国人客シフト:台湾、日本の強敵に」で「中国人観光客の台湾への個人旅行が28日始まり、台湾では、官民を挙げて受け入れ態勢が強化されている。海外から台湾への旅行客数でトップの…

「それでも民主党ですか?」

この紙面は今年2月19日付の産経一面である。このころからすでに民主党内はガタガタだった。ところが外国人からの政治資金受領問題で菅首相が厳しく追及されていたさなかの3・11に大震災が起きた。その後の状況は書くまでもないが、次の紙面は今月21日の産経…

覇権争いは始まっている

昨夕は、36年間もご薫陶を受けた奈須田敬氏の「お疲れ様会」に出席した。 外務省に出向していた昭和50年に先輩に連れられてお会いしたのが最初で、その後は機会あるごとに「政軍関係」についてご指導をいただいた。 氏も今年御年90歳、月一発行の「ざっくば…

危機管理を教えない大学の実態

書斎整理中に2002年10月に行われた「安全保障・危機管理科目の大学アンケート調査」資料が出てきた。いかにこの国が「危機管理」に疎いか証明しているように思うから掲載しておこう。 「安全保障論」を設置していない大学は88%、「危機管理論」未設置大学は…

核の平和利用は絶望か?

昨日午後、史料調査会6月研究会「中東・北アフリカにおける政治変動=日本エネルギー経済研・中東研究センター長:田中浩一郎氏)に出たが、50人を超える大先輩方(中には若い女性もちらほら)で、関心の高さを示していた。 “革命”成就国はわずかにチェニジ…

脱原発=イタリアらしい軽さ!

イタリア政府は、福島第一原発の事故の影響で広がった反原発国民投票の結果、圧倒的多数の反対を受けて脱原発を決めた。 同国は1986年のチェルノブイリ原発事故後、すべての原発は廃止され建設計画も凍結された。 その後、15年近くは慢性的な電力不足で、フ…

6・17尖閣侵攻復活か?

昨日午後は、保守系議員の集会に呼ばれ、「大災害と国の危機管理の在り方」という題で40分講話をしてきた。時間が短いので「仙台空港復旧にみる軍事行動の威力」に絞り、米国はじめ世界は、BCN/W(生物化学核戦争)を含む最悪の“人災”である「戦争」に備…

尖閣侵攻新船進水!

友人から、2000万件ヒットおめでとうと言われたが、よく覚えてくれていたものだと嬉しくなった。 数年前、人気ブログランキングに送信できなくなったときに、修復しようとして操作を間違えて消去してしまったのだが、その時のヒット数は6078000だったから、1…

中共内乱と東シナ海有事、どちらが先か?

8日深夜、中国海軍艦艇8隻が、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に進出した。今まで内海での訓練が多かったが、遠洋での訓練を常態化しようとしているのだろう。 宮古水道を潜水通過した潜水艦を海自艦艇が取り逃がして以降、この周辺海域はルートとして…

アジアの激動は始まっている

1989年6月4日の「天安門事件」から22年たった今年は、北京政府が厳戒態勢を敷いたため、市民の動きを封じ込めるのに成功したようだが、北京以外の各地ではかなり動きがあった。 共同通信は、「中国当局は、昨年の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和…

日本崩壊進む!

久しぶりに不信任決議の国会審議を見たが全体的に緊張感がないのには驚いた。 野党の主張内容は不信任に値する正当な実例の列挙だったが、与党の反論は「お涙ちょうだい=土下座陳情スタイル」だったのでこれまた失笑した。これが日本国憲法 第41条に基づく…

復興支援隊(その3)

不信任案が提出された。今日が山場になる。それにしても、被災者の多くが呆れ果てていたが、所詮わが国の今の政治屋たちはこの程度、むしろ、被災した地方自治体首長の方が政治家として見事な活躍をしているように思う。 岩手で木造の仮設住宅を建てた町長は…

復興支援隊(その2)

高齢者運転講習を受けて以降、今までのような≪青年将校並み≫のドライブは回避しようと思っているが、聊か疲労したので昨日午前に診察を受けたところ、肉体関連は異常なし! 多分、昔の古巣周辺の惨状を見て、気分が滅入っただけなのだろう。 安心して夜の岡…