軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2013-01-01から1年間の記事一覧

安倍首相の靖国参拝を評価する

26日早朝、家内と共に我が家の年末恒例の墓参り、神社での大祓を受けるため東北道を北上していた時、ラジオが首相の靖国参拝を伝えた。実にいい日を選んだものだと感心した。 この日は反日の首謀である支那は、毛沢東生誕120周年式典で身動きが取れない。い…

銃弾1万発提供 

今朝の産経は、主張欄で「銃弾1万発提供 武器輸出見直し加速せよ」と次のように強調した。 ≪武器輸出三原則の見直しを迫られる事態に直面したといえるだろう。安倍晋三政権は国連と韓国政府の要請を受け、国連南スーダン派遣団(UNMISS)で活動中の陸…

紙おむつでひと稼ぎ?!

中南海の“政変”は、北朝鮮並みの緊張感が漂いだした。薄キライ事件はこれからが本番のようで、周永康の逮捕は秒読みになっている。何しろ数々の汚職だけではなく「政権転覆を図った」というのだから、張成沢のようになるのかもしれないが、この国では“銃殺”…

破たんした?中朝関係

12月15日、≪北朝鮮の朝鮮労働党の金国泰政治局員(中央委員会検閲委員長)が13日、急性心不全などのため死去した。89歳。朝鮮中央通信が14日、伝えた≫という共同電に、私以外で驚いた方は少ないのではないか? 記事はこう続く。 ≪16日に国葬が行われる。葬…

新防衛大綱と周辺情勢の急変

昨日は、いきなり旧友からのスクランブル発令で日本テレビに出かけた。「新防衛大綱」に対する意見を…というのだが、56中業時代から我が国の防衛大綱は美辞麗句のオンパレード。問題は「大綱別表」にあるのだが、解説文は勇ましくても、中身は「軍縮一本やり…

中国、ミサイル発射準備完了!

今日は新聞休刊日、この日には意外な事件が起きるというジンクス?がある。 先日のブログを読んだ読者が、「博訊ネット」が「中国のミサイル部隊が南京(南空)の第88営にミサイル部隊が集結して、94897部隊は発射準備を完了していると伝えている」と教えて…

渤海湾で大演習

チャンネル桜の24時間番組収録で渋谷に出たら「原発反対」のデモ行進に阻まれて、横断歩道を渡れなかった。 急ぎの人も多いのに、歩道を停止させて車道だけ通行を許可する規制のやり方には困ったものだ。 とうとう堪えきれずにご老人夫妻が、「赤信号」にも…

共産独裁国の内ゲバか?

国会で「防空識別圏」や「秘密保護法」で騒いでいる時か!とあきれてしまう。 「防空識別圏」と「領空」と「飛行情報区」の区別もつかない記者たちが、防衛大臣に向かって意味不明な質問をしているさまに、大昔の空幕広報室長時代を思い出す。 元戦闘機のり…

法隆寺に落書き「殺すぞボケ!」

≪日本世界文化遺産に落書き=博訊報から≫この画像を見て頂きたい。国内ニュースで報道されたかどうか気が付かなかったが、国宝・法隆寺の土塀にこんな落書きがされた、と29日の博訊報が伝えている。 記事は「奈良の教育委員会が処理を検討中」とあるが、中国…

国防動員法に対する日露の認識度の差?

防空識別圏、飛行計画書…などなど、普段気にも留めていなかった用語が飛び交うので、メディアの関心はそれに集中している感がある。 一老兵に過ぎない私にまで問い合わせが集中するのは、いかに日本人が軍事に無関心であったかの証明だろう。 中には「空自が…

威嚇に出始めた人民解放軍

チャンネル桜の「闘論!倒論!討論!2013日本よ今…」の収録を終えて帰宅した。人身事故で電車のダイヤが乱れていて少し遅くなったが、防空識別圏について「解説を求める」メールや留守電がいっぱい。 「闘論・・・」のテーマは「あらためて大東亜戦争を考える」…

尖閣にミサイル、その時日本は?

中国国内、特に人民解放軍の動きがおかしい。 予想通り、他国の領土を取り込んだADIZを公表し、圏内を通過する航空機はすべて「フライトプラン」を提出せよという。 ≪中国国防省が公表した中国のADIZ=産経から≫ 23日、外務省の伊原純一アジア大洋州局長は、…

緊密な日米関係に焦る中国政府

早11月も下旬に入ったが火山島が出現したり、秋田で土砂災害など、地球の変調は続いている。 太陽系の御本尊である太陽に元気がなく、11年周期の磁場転換が起きていないというから、天変地異は避けられまい!「天」が変調をきたし、「地」が震えるから「人」…

自衛隊は打ち出の小槌か?

9日は「靖国崇敬会主催の曽野綾子氏の講演会」、10日は兵法研究会で「開戦秘話」に関する私の講演会、11日は急きょチャンネル桜「防人の道」の収録と続き、更新が遅れてしまった。 曽野女史の講演会は600席の会場が超満員で、会場入り口階段に立って聞く羽目…

追悼!島倉千代子さん

島倉さんが亡くなった。 ≪産経から≫ 「戦後の歌謡界に大きな足跡を残した歌手の島倉千代子さんが8日、肝臓がんのため死去した。75歳だった」というニュースには驚いた。 私は彼女の「人生いろいろ」は名曲だと思っている。“いろいろな出来事”に遭遇すると…

「3年以内に中国共産党は崩壊?」

今朝の「宮崎正弘の国際ニュース・早読み(通関第4060号)」に、「香港の有力雑誌『辺境』が最近号で『中国共産党は三年で崩壊するだろう』という衝撃的な記事を配信した」とあった。 同紙は「まず2014年に経済が崩壊し、2015年に共産党の秩序が破壊され…

薄一派の“クーデター”か?

ブログの更新が遅れたが、体調不良ではないのでご安心を! 四日ほど更新が遅れると「体調不良か?」とお電話を頂くので恐縮している・・・ さて、11月3日は記憶に残る一日だった。 入間基地航空祭に32万人が集まったのも驚きだが、日本シリーズで楽天が優勝…

中国共産党の終わりの始まり

*中国共産党の終わりの始まり 先日、地上波TVのニュースで、中国で完成したばかりの橋が崩落した瞬間の映像を見て、思わず中共の終わりの始まりか?と感じたのだが、とうとう≪天安門広場≫で象徴的な事件が起きてしまった。 ≪沈みゆく五星紅旗が象徴的だっ…

習主席、台湾併合に動き出す?

台風だ、土砂災害だと、我が国は国内騒乱状態?だが、世界は着実に変化しつつある。 とりわけ隣国の中国は、異常な環境下にあって、空気も水も徹底的に「毒物化」していて、人民の苦労は並大抵ではないようだ。 日本と違ってこの国では、台風被害でも当局の…

危機意識が薄い!

19日、町田で講演したが、天候不順の中熱心な皆さんが集まってくださった。 質疑応答は“回答が長くなる”ので、戦術的に処理したつもりが、時間延長されたため失敗!その上「安倍首相は靖国に参拝するでしょうか?」という質問だったので困惑し、背景説明で終…

行政の不作為?

台風26号による大規模な土石流被害で、死者22人、行方不明27人を出した伊豆大島では依然として救援活動が続いているが、出動している自衛隊など救援隊員はご苦労なことだ。今後はオスプレイで一気に駆けつけることになるのだろうが、いつもいつもご苦労様と…

地上波TVのあるべき姿?

3連休は好天に恵まれて、秋の行楽で各地とも賑わったようだが、大型台風が近づいて、オキナワあたりから戻れなくなった方も多いのじゃなかろうか?行楽を楽しむ我が国とは打って変わって、議会がマヒしているアメリカでは混乱が起きている。世界恐慌が起き…

“学習”が足りないようだ

「学習」とは、「実体験や伝聞などによる経験を蓄えること」であり、「生理学や心理学においては、経験によって動物(人間を含め)の行動が変容すること」とされ、「繰り返し行う学習を練習という」とされる。 まず国際関係だが、ブルネイで開かれたアジア首…

中国軍腐敗特集をと思ったが…

昨日は宮崎正弘氏の出版記念パーティに参加した。 多数のジャーナリスト、出版界の方々が参加して大いに盛り上がったが、やはり「在日中国人ジャーナリストや教授らの失踪逮捕事件」には関心が高かった。 宮崎氏の最新刊「出身地を知らなければ中国人は分か…

中国には武器輸出OK?

9月26日に、トルコ国防省が西側が配備するパトリオットミサイル・システムの替わりに中国からFD-2000システムを30億ドルで契約すると発表したことは世界に衝撃を与えた。 FD-2000は中国がロシアの防空ミサイル網「S-300」を基に開発し…

息苦しいのはPM2・5だけじゃない中国

10月2日、今日は伊勢神宮の遷宮の日である。伊勢神宮はまさに「御神域」、日本の過去と現在、そして未来への指針が凝縮している場所である。 今朝はそれをよく表現した「産経抄」を最初に掲げておきたい。 ≪2013.10.2 [産経抄] 作家、長部日出雄氏(79)…

東北復興ままならず!

先週末、恒例の東北めぐりをしてきた。福島県は第1原発事故の「風評被害」で農作物が甚大な被害を受けたが、少しずつ回復してきているという。私の故郷の名物「伊達のアンポ柿」は干し柿だから…というので自粛したようだが、今年は豊作でやっと再開するらし…

薄煕来裁判一応終結となるか?

21日土曜日、靖国会館で兵法研究会の講演「山本五十六提督と東条首相の虚像と実像」を実施した。 3連休の初日だったが、境内には若者の姿が目立ち、英霊も喜んでいるだろうと嬉しくなった。会場にも続々人が集まってくれたのだが、相変わらずの「電気紙芝居…

記念日と掛け言葉が好きなシナ人たち

9・18は大過なく過ぎた、と産経が報じている。 ≪満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件から82年の18日、事件が起きた中国遼寧省瀋陽市の「九・一八歴史博物館」で記念式典が開かれた。式典会場周辺では、早朝から特別警察ら数百人が通行人を監視して反日…

中国共産党の危機

3月に上梓した「日本を守るには何が必要か」の最終章で、中国の学者が「中国の経済発展は、世界の経済発展に一時的に貢献したものの、この引き換えにもたらされた多大な負の遺産はより甚大で長期的であり、かつ多元的に世界文明の発展に悪影響を与えている」…