軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2021-01-01から1年間の記事一覧

新しい来年に期待しよう!

いよいよ令和3年も秒読み段階に入った。今年は「コロナ禍」が収まらず、新たに「オミクロン」という災いが加わった。幸い我が国は比較的穏やかだが、欧米はひどいという。2年にもわたった「コロナ禍」は先進医学を持っているはずのわが医学界でも”お手上げ?…

防衛論より、政治の浄化を最優先すべき

コロナ禍からオミクロン禍?に振り回されたこの1年だったが、その発生源であるシナ大陸では、相次いだ台風と洪水、土砂崩れで広大な農地は「更地」になり、農民は住めないので、日雇い労務者になって都心に集中した。しかしシナは経済成長が行き詰まり、人…

「台湾軍」の人的構成は?

二十四日の産経新聞に「米中台の『情報戦』に備えよ」と、台湾の「防衛駐在官」を経験した、渡辺金三元陸将補が「寄稿」していた。 近年、中国機が台湾のADIZに進入することを日本のメディアや政府関係者(米国もそうだが)が中台間に危機が迫っている、と宣伝…

「守る手立てはなかったのか?」

大阪市北区の雑居ビルにあるクリニックで発生した放火殺人事件で、“犯人”は明らかな意図(殺人)をもって行動していたことが分かった。たった一人の狂った人間(人間と呼ぶに値しないが)に、人助けに奔走していた院長はじめ25名もの“善良な市民”が殺戮された…

中共の何がそんなに気になるのか?

大紀元日本(12・17)に次のような興味ある記事が出た。 【中国上海市にある震旦職業学院は16日、授業中に「南京大虐殺」の死亡者数に疑問を呈した女性教員を「重大な教育事故を起こした」として、解雇すると発表した。 中国SNS微博(ウェイボー)に投稿され…

真珠湾攻撃準備とイラン原子炉攻撃準備

12月8日の日米開戦記念日前後は、真珠湾攻撃の是非がよく話題に上がる。 新聞は戦争で販売部数を増やし、一儲けをたくらむのが常だから、当初は「勝った、勝った」と連呼して国民の戦意を煽り、販売部数を伸ばして稼ぎまくった。 誰も「戦争はよくない」とは…

 84歳姉殺害「人様に迷惑かけない…」

3日の産経新聞に、82歳の妹が介護していた84歳の姉を「これ以上介護できない…」と窒息死させた事件の記事が出ていた。 記事の見出しには【「人様に迷惑かけない」という「親の教えに縛られ孤立深める」】とある。 余りにも現代起きている陰惨な“事件”とかけ…

「日米開戦80年」"トラトラトラ”で思い出すこと

明日で日米開戦80年を迎える。あれほど激しい戦いをした日米両国が、今「同盟国」として”堅固な”関係を築いているのはきわめて稀有な現象だろう。 産経新聞は、これを記念して映画「トラトラトラ」にまつわる話を特集しているが、そのセット写真を見て思い出…

「欧州と“防衛連携”」で「日独防共協定」を思い出す

今朝の産経は3面に「欧州と防衛連携『宿題だらけ』」と題する鶴岡慶大准教授のインタビュー記事を載せている。今年は仏・英・独の艦艇が相次いで日本に寄港した事でインタビューしたもののようだが、この記事を読んで私は昭和15年9月にベルリンで調印され…

「権力を見せつけたがる“バカ”」

緊急事態が解除されたから、漸く郷里の墓参りに行った。連休の後だったせいか、高速道も空いていて快適な旅だった。 寺社参りから戻って久しぶりに「軍事評論」でも書こうか?と思って溜まった新聞に目を通すと、何といつも通りの“バカ”が紙面を埋めているの…

現代史を支配する“病人たち”

今日は“文化の日”である。GHQに押し付けられて、明治大帝の偉大さを忘れさせられた大和民族は、どんどん“衆愚”になっていくが、衆院選挙では、落ちるべき候補はやはり落選したから、大和民族の一部には骨のある者も残っているようで、まんざらではないようだ…

候補者に「真剣さが足りない」衆院選挙

短期間で投票という“異例な”衆院選挙だが、国民の盛り上がり方はそれほどでもない。メディアが嘘もまことらしく報じることを知ったためか、それとも‟コロナ疲れ”か、笛吹けど踊らぬ様子が見て取れる。 もとより、選挙に落ちたらダダのおっさんになる方々と、…

総選挙!新型コロナって何だったの?

日野市の山裾に隠居している老兵だが、同じ町内の有志の集まりである「ふれあいサロン」に出席して、乞われてブルーインパルスのDVDを上映してきた。 案内のチラシには「…一糸乱れぬフォーメーションはまさに感動です。その指導教官が実地体験をお話しし…

教職者、聖職者たちのモラル喪失を憂える

隠居生活を楽しむ?老兵は、世の移り変わりを脇目で眺めているが、どうもモラルの退廃は留まるところを知らないようで気がかりである。 今国内で世間を騒がせているのは日大理事という、少なくとも教育に携わる〝大人たち”のモラル欠如だろう。 この大学は、…

世界は大きく変わろうとしているのに…

「井の中の蛙」的な「総裁選」も一段落、メディアはあらさがしに躍起のようだが、世界は大きく変化しつつあることが分かっていないようだ。 誰がなっても政治体制が大きく変わることはなかろうに、選出?された新総理は“穏健派”として期待されているようだが…

見逃せない“軍隊の劣化”

日本ではさほどニュースにならないが、気が抜けないのは各国で始まっている“軍隊の劣化”だろう。 その昔、友人である伊藤貫教授が、メールをくれ、「米国は衰退する」と予言した事があった。現役時代、三沢や沖縄などで、友軍たる米空軍初め、海兵隊や海軍、…

”日本人の魂の風化”と疫病の関係は?

9月14日号の「宮崎正弘の国際情勢解題」で、宮崎氏は「コロナ禍は何かの祟りではないのだろうか? 科学も医学も合理主義も、疫病解決に役立っていないではないか」と大意次のように疑問を呈している。 「疫病は崇神天皇以前にも頻繁に起きていたと考えられる…

9・11テロ20年と‟稚拙な”総裁選挙。どちらにも人がいない!

20年前の今日、アメリカ同時多発テロ攻撃事件で約3000人が死亡し、25,000人以上が負傷、長期にわたる健康被害に加えて、少なくとも100億ドルのインフラが破壊された。 イスラーム過激派テロリスト集団アルカイダによって行われたこの攻撃事件は、世界を震撼…

政治家たちよ、パラリンピック参加選手を見習え!

早9月、朝夕はすっかり秋の気配である。自然界は人間の愚かな行動をものともせず、規定通りに動いていることを思い知らされる。 哀れな人間どもが「熱いの寒いの」と自己中心的に動いているだけで、人の一生は全ては「仏の掌」なのだと思う。 さて、国家の危…

大陸で何かが起きている!第2の文化大革命か?

「パラリンピックとコロナ騒動」それに加えてアフガンから、邦人を保護することなく大使館員が最初に脱出した事件など、目を覆いたくなる事変が次々と起きているが、わが政治家とメディアは自民党総裁選や、次期衆院選の予想などに血眼になっている。 この国…

戦争は開戦よりも「終戦の方が大変なのだ」

予想以上にアフガンの崩壊は早かった。現地はもとより、世界中が慌てふためいている。 こうして“指揮官の軽率な言動”で、味方に犠牲者が出るのだ。バイデン大統領は、その意味で“指揮官”にふさわしくない。米国民はトンデモ男を“選んだ”ものだ。 それとも反…

「剣はペンより強い」ことが証明された!

東京五輪も無事?に終わり、メディアはメダルラッシュ!と大騒ぎしているが、メダル獲得数は1位「米国 113」、 2位「中国 88」であり、日本は58で3位だという結果だったが、まるで日本が1位でもあるかのようにメディアは騒ぐ。 しかし、ドタバタ劇はあったも…

金メダルの数勘定もいいが、中共政府は冷酷だと知れ

日本への寄港も予定している英海軍の「クイーン・エリザベス空母打撃群はこのほど、フィリピンのルソン海峡に到達した」ことを公式ツイッターで発表した。「打撃群は同海域で8月、複数の同盟国と一連の演習を行う予定だ。大西洋から出航し、地中海を通ってき…

老いては子に従え!?

武漢コロナが急拡大するなか、東京五輪は強行されているが、五輪に「反対」していた朝日新聞はじめ野党の連中も不思議なことに沈黙している。テレ朝などは、お涙頂戴的に「メダルを取った選手」を特集していて、いま泣いた子がもう笑ったような報道をしてい…

へそ曲がりはどこにでもいるものだ

すったもんだのトラブル続きで、‟司令部”はどうなっているのか?と国民が不安を感じていた五輪だが、コロナ対策に‟並行して”強行された。 今朝の産経は『五輪開幕』を「希望の聖火…」と素直に喜んでいるが、開会式典の橋本、バッハ会長の挨拶はなんともダラ…

世界を支配するイカサマ情報の恐怖

在米の評論家・アンディ・チャン氏によれば「アリゾナ州の再計票が終わって去年の選挙の計票には74243票の郵便投票が幽霊票(投票用紙を郵送した記録がない)を発見したとか、投票日の翌日になってから13326人の住民登録があったとか、ドミニオン計票機にサ…

天の怒りか、暗雲垂れ込め、雷鳴とどろく都心部

11日、天候が急変するや遠雷がとどろいた。一時激しい雨が襲ったが、平安時代末期の武士で東国武士団のひとりとして有名な平山季重公を祭る小さなお社に見守られている我が家は平穏無事だったが、渋谷に住む息子は大変だったらしい。雷、強風、豪雨、それに…

五輪強行論、「本当の主役は誰?」

何度も書いたことだが、東京五輪が決定して関係者が狂喜していた頃、たまたまお礼参りで参拝していた神社の宮司に「五輪は開催できますか?」と聞いたことがあった。 宮司が「出来ねーべ」と即答したので、「やはり直下型地震が来ますか?」と聞くと、「いや…

己の無能を国民の血で贖うな!

熱海伊豆山で起きた土石流の映像に思わず絶句した。3・11東日本大震災時の大津波の映像に重なって見えたからである。 TVから まだ多くの犠牲者が救出されていない状況なので、救出活動を継続してほしいと思うが、それにしても、いつものことながら消防士、…

国家公務員のモラルの欠如!危機が迫っているというのに・・・

経済産業省キャリア官僚2人が新型コロナウイルス対策の国の「家賃支援給付金」をだまし取った事件で逮捕された。二人は慶應高校の同級生だったそうだ。 雑誌「アエラ」には「経産省と聞いて、やりかねない気がしました。若手はもとより全体に言えることです…