軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

眼を覚まそう、日本人!

超多忙で、日記の更新が遅れてしまった。しかし、この一週間、余りにも「馬鹿馬鹿しい」事が続いたので、パソコンに向かう気がしなかった、というのが本音である。思いつくままその「馬鹿馬鹿しいこと」を羅列しておこう。

1、 政治家の堕落は極まった!
 民主党では、実に次元の低い「偽メール事件」で前原代表が辞任し、次の代表を誰にするかで揉めている。以前書いたと思うが、この党は極左から極右まで、何でもありの「チャンプル」政党だから、いつかはこうなる運命にあった。唯、余りにも「無様」過ぎた。前原は「侍だ」とかいった人が居たがチャンチャラおかしい。あの情勢判断力、決断力を見ればせいぜい「田舎侍」の次元に過ぎない。この党は誰が代表になろうと、いずれ又分解するだろう。つまり、この党の代議士達は、国家国民のことなどどうでもよく、自分達の「私益」中心に寄せ集まった烏合の衆なのである。其の証拠に今回の代表辞任劇は、全国の党員達に諮る事無く、独善で実行されたではないか。こんな政党が天下を取ろうものなら、国民が知らないうちに外国の「属国」になる危険性がある。
ライブドアの役員達と同年代である西沢とか言う30代の「フリージャーナリスト?」に、まんまと嵌められた永田議員も、以前,議場で演説中の議員に卑猥な野次を飛ばしてコップの水をかけられた前科者であった。そういえば、あの時彼は何等問責されず、水をかけた議員の方が懲罰を受けたはずだ。処罰が逆だったから味を占めた彼は、今回も調子に乗ったのだろうが、一説によるとあの偽メールを大金で買ったというから、自己顕示欲の塊でもあったわけだ。こんな議員が東大出の元キャリア官僚だというのだから開いた口がふさがらない。こんな議員に我々の生命と財産を預けるわけにはいかない。同時にこんな無責任な政党に政権を取られたら、国民はたまったものではない。
他方、自民党のほうも奇妙奇天烈な問題で揺れている。例の一億円を貰った橋本元首相は問責されず、無関係な村岡元議員が告発されたが「無罪」になった事件である。こんな子供だましの「裁判ごっこ」を、いい年をした大人達が演じているようでは、子供たちがまっとうに育つはずがない。小学生の「ホームルーム」以下ではないか。人材不足極まれり、政治家達の堕落は頂点に達した。

2、中国の露骨な反日工作が始まった!
中国の胡錦濤国家主席が、日中友好七団体幹部を前に、何を血迷ったか「小泉首相靖国神社参拝」を理由に、首脳会談を拒否すると公言した。説を曲げてまで行うのが首脳会談ではあるまい。呼びつけられてのこのこと北京まで出かけた日本人も日本人だが、だれ一人政治家も、経済人も「御説教」に怒って席を蹴って帰国しない(出来ない?)ところが、彼らの弱みなのであろう。酒か女か現金か、それとも彼らは、日本語をしゃべる外国人なのかもしれない。中国政府は、日本大使館の電信官を脅迫して自殺に追い込んだ張本人でもある。「内政干渉だ!」と叫んで何故帰国しないのか不思議でならない。
実は胡錦濤主席には、もっと困った事が山積しているのである。国内の反政府活動は日増しに高まっている。下手をすると「オリンピック」も御流れになりかねない瀬戸際にあるのである。「靖国参拝」なんぞ彼らにとってはどうでもいい事だが、日本の政治家達が右往左往するから「やり得・言い得」であり国内の不満をかわすには絶好の言いがかりであるに過ぎない。この際、徹底的に彼の「重要講話」を無視して、8月15日に堂々と参拝する事を小泉首相に進言したい。それでこの問題はけりがつく。

3、 日米関係は要注意!
 普天間基地移設問題は「暗礁」に乗り上げた。其の裏には「政治の闇」がささやかれている。何のことはない、天然記念物のジュゴン保護を名目に、反戦活動が「激化する」という判断が基で混乱しているというのだが、そうでもなさそうである。裏には移設工事をめぐる利権争いがあるというのだが、そんなことで国家安全保障の根幹を揺るがしてはならない。
牛肉輸入問題だって進展していない。米国内には、今でも日本の「安保ただ乗り」を非難する勢力が多い事を忘れてはなるまい。そこを「アジア近隣諸国」が見逃すはずはない。必ず日米間の離間工作を進めてくるから、今後再び「日米間の摩擦」は激しくなるだろう。其の上、親日国である台湾も、「反日」に移行しつつある。日本は四面楚歌になりつつある事を国民は自覚する必要がある。

4、 治安、メディア問題
 マンションの15階から小学生を投げ落とし、女性までも同じ手口で殺そうとした40代の男性は、普段は「仕事熱心で子供好き」な一市民だったという。しかし私には完全な「二重人格者」にしか思えない。こんな人間の顔をした悪魔というべき「性格異常者」が、堂々と市民生活の中に溶け込んでいることのほうが恐ろしい。警察は、人権重視?で事前に防げないというから、世も末である。以前近所で包丁を振り回す異常者が居たのに、いくら警察に通報しても「事件が起きていないから、なんとも出来ない」といって手を引いていたそうだが、ついに彼が包丁を振り回し、通報で駆けつけた「まじめな警官」が刺し殺されてしまう事件が起きたことがあったが、私は現場近くの人から詳しく事情を聞いて愕然とした。喫茶店で、カウンターに出刃包丁を突き刺して騒いでいるのに、駆けつけた警官は「事件が起きてからしか手が出せない」といって帰ってしまったという。犯人は夫婦喧嘩をすると包丁を持ち出して街頭で暴れる常習者だったというのだが、其のこと自体が「異常事態」ではないのか?消防が「煙が出ているだけでは消防車を呼んではいけない、火が出てからにして欲しい」というようなものではないか。どこかが狂っているとしか思えない。
 メディアもとうとう馬脚を現し始めた。第四の権力(第一の権力だという元記者も居たが)として君臨してきたメディアだが、今回の朝日新聞社長の息子の非行を報道しなかったことは、腐敗を示す典型的なものであろう。その昔、「元自衛官」が事件を起こすと大々的に報道するくせに、自社の記者がお医者さんを車で跳ねて殺したら、肩書きを「会社員」に変えて書いたので、遺族から顰蹙を買った新聞社があった。
 天下のNHKも、減収額を大幅に「改ざん?」して報告していたというからなにをか況やである。この国はすっかりおかしくなってしまった。
「国民よ、早く目を覚まそう!」と叫びたい。