軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

お盆休み!天然芝生システムのPR

 昨夜は、チャンネル桜の収録に出かけた。15日に全閣僚が参拝しないという記事を巡って、井上キャスターと“放談”したが、明日はどの様な結果になるか?
 帰りに山手線に乗ったら、ドイツ人夫婦ら三人が前に座っていたが、脇に座った日本人の20代の女性が、道具を取り出して「パタパタ」とお化粧の真っ最中なのである。夫人がそれを気にしながら御主人と会話しているのだが、ドイツ語が分からない私は勝手に次のように想像した。欧州では、公衆の面前で化粧する若い女性は「娼婦」と相場が決まっている。そこで彼女は夫に「彼女はそうだろうか?」と尋ね、夫も「多分そうだろう」と答えたに違いない。化粧が実に濃かったからである。夫の右手には母親らしき老婦人が座っていたが、彼女も顔をしかめていたから、大体「同感」だったのだろう。ところが老婦人の隣の若い女性も、化粧こそしていなかったが、一心不乱に「ゲーム」をしている。老婦人は二人に顔をしかめて見せたが、夫人の隣の女性も、化粧を終わると携帯電話を取り出して、ゲームをし始めた。3人のドイツ人はしばしそれを覗き込んでいたが、互いに顔を見合わせて、やがて車内を眺めながら会話を始めた。「2度とこの国とは三国同盟は結べない!」と言ったかどうかは知らないが、少なくとも「現代日本人」について、認識を新にしたに違いなかった。これじゃあ、英霊達は決して浮かばれない!
 何と無く虚しくなって帰宅したところ、天然芝スタジアム建設に取り組んでおられる方からお手紙を頂いた。

 以前「スポーツ選手が人工芝だから怪我をする」ということを知り、天然芝スタジアムより、何故人工芝スタジアムが流行るのだろう?と素朴な疑問をこのブログで取り上げたことがあるが、天然芝生システムの国際特許の国内特許が取れたというお知らせだった。そして大変興味があったのが、同封されていた5月19日付の「日刊ゲンダイ」のコピーであった。
 それによると、「連続試合出場の衣笠、金本の共通点」は、「天然芝の広島や、甲子園が本拠地だったことと決して無関係ではない。それだけ体、特に下半身への負担が少なく故障も少ない。以前、サンフランシスコ・ジャイアンツのスカウトが、横浜の石井拓朗に目をつけ、20代の後半から追いかけていた。ところが30歳過ぎてがくんと動きが悪くなったと興味を失った。その理由を聞いたら、人工芝の影響だと答えた・・・」とあった。何だ、スポーツ紙記者でさえも人工芝の問題点を明確に認識しているではないか!
 この記事のメインは、30歳の〔楽天〕山崎が「老いてますます盛んなのは天然芝のおかげ」というものなのだが、「山崎が入団した中日も96年までは天然芝の球場。オリックス(現スカイマークスタジアム)も天然芝だからだ。人工芝が選手の足、腰に大きな負担をかけることはよく知られている。芝の改良は重ねられてはいるが、どんなに改良しても天然芝とは違う。芝の下には硬いコンクリートが敷かれているからだ」
「巨人は昨年、4年連続で優勝を逃がした。その理由を聞かれて滝鼻オーナーは『東京ドームの人工芝でケガ人が続出したため』と答えたことがある。責任転嫁にも聞こえるが、高橋由、二岡など下半身に故障を抱えた選手は少なくない・・・今年から東京ドームの人工芝は新しく張り替えられている。『かって巨人では投手陣が多摩川のグランドで走り込みをやり、それからドーム入りした。ドームでは下が硬いので走りこみをすると足、腰を痛めるからだった」といい、「清原は今季限りで引退が確実だ。その清原も人工芝の西武、巨人で20年間プレーしてきた。そしてここ数年、ひまさえあれば足や腰を痛めてろくろく試合に出ていない。日ごろの不摂生がぼろぼろになった最大の理由だが、長く人工芝でプレーしてきたことにも一因があろう」という。
 5月に家内と共に西武球場に「世界のバラ展」を見に行ったが、巨大な球場の床には板やシートなどが敷かれていて、人工芝の上に人工の「ガーデン」が作られていた。
 サッカーなどのスタジアムの維持管理費は年間7億円だという。天然芝を使うと試合数は年間60回程度だそうで、プロチームを招待しても、収入は3億円どまり。年間4億円の赤字を抱えてそれが経営者や地方自治体などの大きな負担になっているという。だから西武球場のように「人工芝」を張り、このような催し物で埋め合わせ赤字を防ごうということなのだろう。人工芝だったら、上に板を敷いて他の催しへの振り回しが利くが、天然芝だと痛むので振り回しが利かないのかもしれない。それに〔人工芝〕だと傷んでもすぐに張りかえられるから、経営者に取っては願ってもない! しかし、知人が特許を持つ「セルシステム」は、対スポーツの強靭な天然芝生のため、各種の催しにもそのまま使えるという。
 7月10日の「夕刊フジ」は、清原選手のリハビリを取り上げ「左膝全治6ヶ月。今回のリハビリは、球団の管理下で、厳しい“鍛錬”が続きそうだ」と書いた。結局、野球やサッカー選手たちは、清原選手のように資本主義の犠牲者?で、単なる“商品”であり、“消耗品”に過ぎないのかもしれない。
日刊ゲンダイが褒めた『天然芝』は、弱い芝で、試合毎に補修や張替えが必要になり、維持経費が高いものです。わが社の『セルシステム』は、土壌内のプール状の仕切り槽に設置された給排水一体型システムによって、地下から地面に自動的に給排水を循環することにより、激しいスポーツ競技のあとでも、補修や張替えが不要なシステムで、節水効果と共に強靭な芝生を育成するもので、雨が降っても水溜りが出来ない運動場として使用できます。そして真冬でも天然芝生が青々としており、雨水を再利用するため水が節約でき、操作も一人で出来るので、商業用の植物の育成、各種運動場、屋上緑化などに有効です」という優れものらしいが、残念なことに国内に「モデル」がないため、そのよさを認識していただけないのだという。
「1993年5月に、最初に鹿島スタジアムに設置されたものの、スタジアムのリニューアル後再設置されなかったのは、あまりにもこのシステムの経費が安かったので、予算が消化できず“敬遠”されたのです」というのだから信じられない!
 そこでグランド建設計画がある学校などに「モデル」を建設してこのシステムを広めたい、というのだが、私は予算が厳しい自衛隊の学校などに「無料提供」してもらおうと、ラグビー大会など、競技が盛んな熊谷基地を御紹介したが、あいにくグランド整備工事が終わった直後であったためボツになった。
 この「セルシステム」一式を実費提供する条件は、設置後「モデルハウス」のように、見学者を「グランドに案内することが可能なこと」「出来れば東京都内(せめて関東圏内)に限る」というものだが、「モデルグランド」建設を実費負担して下さった方には、受注による利益を配当し、実費負担を軽減したい、というのだから決して不利な条件ではないと思う。
「どなたか、関心のあるお方が居られないだろうか?是非あなたのブログで呼びかけて欲しい」といわれたので、選手の健康を大切にする球界関係者、ラグビー、サッカー協会など、場所を提供なさったらいかがだろう、と思って取り上げてみた。
 聞くところによれば、松井選手も「人工芝球場」を敬遠して、ニューヨークに脱出したと言う。有名選手がどんどん米国に出て行ってしまい、国内スポーツが寂れないためにも、ましてや、第二の清原選手を出さないためにも、悪い話ではないと思うのだが・・・
 今日はお盆休み!そこでちょっと“PR”まで!
 明日は靖国神社に参拝し、そっと“観察”してくる所存。
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