軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

インド洋補給活動

 600万件ヒット、おめでとうございます!と電話が入った。昨夜は遅かったので、ブログを開いてみると確かに600万件を超えている。気ままに書いている個人日記?だが責任重大!

 コメントに「漸く産経らしくなった」と言うのがあったが、確かに安倍総理辞職でてんやわんや、他紙並みに足並みが乱れていたが、ここに来て少し落ち着いてきたようだ。
 18日から「継続か撤退か=インド洋補給活動」として実態を連載している。昨日の「上」に、現場で汗を流す隊員達の感想が出ていたが、「任務を粛々と」果たしている姿がいい。特に支援部隊指揮官の尾島義貴1等海佐の「皆さんのお子さん、お孫さんが将来、笑って暮らせる日本を作るためにわれわれはここで活動している。そんな国につながるような結論が得られればいい」との談話は泣かせる!はるか祖国では政界が混乱し、自民党代議士達が勝ち馬に乗ろうとして右往左往していることは、とっくに知っているだろうに、そんな醜態に対する「批判的発言」は一切せず、任務に邁進している様は、同期の落合1佐(当時)が、淡々とペルシャ湾掃海業務に汗を流した当時を思い出す。何が起きても「粛々と」任務を遂行して「将来の子孫たちが笑って暮らせる国づくり」に貢献して欲しい。

 安倍首相の1年間の功績についても、漸く語られ始めた。急務であった教育基本法の改正は、「父が憎かった!」といって就寝中の警官である父親の首に切りつけ、頚動脈を切断して殺害した16歳少女の例に見るまでもなく、恐るべきモラル低下を防ぐための最低限の防波堤だったと私は思っているが、それは今後の運用次第、全く私利私欲だけで動く守旧派が政権をとれば元の木阿弥になりかねない。それにしても連日の殺人事件の多さには言葉もない。

「記者が語る安倍政権」も2回連載だったが、昨日は「ツキに見放された首相」「重要法案成立・スピード感にリベラル勢力恐怖」とあり、「首相が脱却を目指した戦後レジームを擁護する勢力が、日本社会にこれほど多いことには驚いた。河野洋平衆院議長と江田五月参院議長は揃って『戦後レジームを守る』と胸を張っているほどだからね(阿比留記者)」と、新憲法を必死で守り、この国を堕落させようとする勢力の多さに驚いたそうだが、今までの政治・社会情勢の流れから、つかめなかったことの方が驚きであり、第一線記者として認識が甘すぎる!
 今朝は「負の遺産抱えた後継者」だったとして「安倍晋三首相が昨年、総裁選に出なければ、1年早く福田康夫首相が誕生していただろう。そうなっていたら教育基本法改正も防衛庁の省昇格も、国民投票法の成立もなかったはずだ。福田氏が好んで取り組む課題とは思えない。その意味でたった一年間だけど首相が残した功績は大きい。残念ながら参院選では評価の対象にならなかったけどね(阿比留記者)」と安倍内閣を評価しているが遅すぎる。
 靖国参拝はじめ、対中外交戦略は「無理があったんだろうね」と言うが、外務省はじめ各官庁の実態を知れば結果は見えていただろう。それをどう支えるかが、国民の声を代表していると自負するメディアの仕事だと言う意識が乏しい。「首相が辞任を表明した途端、福田氏指示になだれを打つ現象は理解に苦しむ。総裁選の対抗馬だった麻生太郎幹事長が『安倍路線は正しい』といい、首相を熱烈に支持した人々が全く路線が異なる福田氏を祭り上げているさまはこっけいを通り越して哀れだ(石橋記者)」「政治思想も信条もお構いなし。自民党議員の6,7割は、何のポリシーもなく、『勝ち馬に乗りたい』だけなんだよね(阿比留記者)」「民主党の小沢代表はほくそ笑んでいると思うよ(石橋記者)」と言う程度の認識では、読者の方が「理解に苦しむ」。彼ら“厚顔無恥政治屋たちは、新聞記者に「こっけいだ」とか「哀れだ」などと“評価”されても、蛙の面に何とやら、全く動じない。
 新聞記者としてのポリシーは一体何なのか?新聞が売れればいいだけなのか?インド洋上で「粛々と任務についている」海上自衛官たちの“つめの垢”でも煎じて飲んではどうか?と言いたくなる。
 安倍政権発足時に、後見人?の森前首相が、若い安倍氏の意見を跳ね除けて、いわく付の中川氏を幹事長にすえたことをどう判断したのか?素人の私でさえこれには大いに危惧を抱いたのだが、結局安倍内閣の足を引っ張ることに貢献しただけではなかったか?戦国時代には、これを敵の“回し者”と表現した。
 内閣改造に当たっても、なぜか森氏は官房長官に福田氏を推した。福田氏は、前総裁選で安倍氏に「勝ち目がない」として出馬しなかったのではなかったか?
 それが何故森氏がそんな判断をしたのか、森氏とは一体何物か?それを分析して国民に伝えるのがジャーナリストの使命だろう。
 民主党の小沢代表が「ほくそ笑んでいようがいまいが」日本は恐るべき危機の状態に向かっていることを自覚すべきである。私がお付き合いしているベテラン政治記者に比べて練度が不足している様に思う。

 友人の自民党地方議会議員が、緊急事態だとして各方面にメールを配信していて私にも送ってきた。安倍総理の功績を引用したから、ついでに彼のメールを掲載して、福田氏の過去の“功績”も御紹介しておこうと思う。
 これをじっくり読めば、彼の内閣が、この国をどこに向かわせ様としているか想像がつくだろう。特に「閣僚名簿」が現実味に溢れている。
 昨日の産経は、福田氏が「拉致問題は私の手で解決する」と語ったそうだが、「解決」とは「既に解決済み」であることを確認するだけであって、北と国交を回復し、瀕死の北に莫大な“過去の補償”を与えるということが想像できる。下記の内容をじっくりと読んで欲しい。それでも特亜諸国が「ほくそ笑んでいる」ことが分からないとしたら、なんとも頼りないこと限りない。
 今夜のサロンでの塚本三郎氏の「解説」は次回以降のお楽しみ!


≪ 福田総理候補は
◆5年前、帰ってきた拉致被害者北朝鮮に送り返そうとした。
男女共同参画社会基本法をまとめた。今もこのジェンダーフリー行政を推進すると公約している。
◆上海総領事館の自殺問題を握り潰した。
靖国神社に参拝していない。これからもしない。靖国に代わる国立追悼施設建設を推進した。
◆小泉さんの初参拝のとき8/15の公約を破棄させ、8/13参拝ならシナは怒らないとアドバイスした。それがうそだった。
海上保安庁が撃沈した北朝鮮不審船事件の引き上げに反対した。北朝鮮の工作活動の詳細を伏せるために。
◆安倍さんが副官房長官のとき拉致問題プロジェクトを立ち上げたが、福田官房長官は「止めてくれ」と言った。
北朝鮮経済制裁を止める意向です。また万景峰号が新潟に入ってくるのでしょう。経済支援を再開するでしょう。
拉致被害者の奪還なしに国交正常化への道を進めるでしょう。なにしろ今でも日朝平壌宣言を基礎にするとしている。
皇室典範を改変し、女系天皇を容認するでしょう。皇室の解体がもたらされるでしょう。
ダッカ日航機をハイジャックした日本赤軍に収監中の殺人犯と六百万?の現金を提供した福田赳夫首相の秘書官が福田康夫だった。この事件の直後、久米裕さんの拉致事件が起こった。それに引き続いて横田めぐみさんらの拉致事件が連続した。
北京オリンピックを支援する議員の会に、河野洋平野田毅古賀誠二階俊博北側一雄、そして福田康夫が並ぶ。
東アジア共同体を推進している。日本の経済をシナに献上するためにだ。
以上、福田康夫総理大臣は恐怖の人権人民共和国を現出させる。

あるブログに福田内閣の予測が出ている。

内閣総理大臣 福田康夫男女共同参画北朝鮮擁護、東アジア共同体推進者)
外務大臣 河野洋平(あの河野談話の河野である)
総務大臣 野田毅(日中協会会長)
経済産業大臣 二階俊博江沢民銅像を立てた人である)
財務大臣 加藤紘一(もう反日左翼としか言いようが無い)
国土交通大臣 山崎拓(あのエロ拓である)
防衛大臣 高村正彦日中友好議員連盟会長だ)
法務大臣 古賀誠人権擁護法の推進者である)
内閣官房長官 谷垣禎一 (ハニートラップに掛かった人だ)
文部科学大臣 野田聖子夫婦別姓の第一人者である)   ≫