軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

良貨が悪貨を駆逐して・・・

 昨日の丑の日は国産鰻を堪能した!家内がデパートで買ってくれたのだが、食品売り場には数件の鰻屋が出ていたが、そのうちの一軒に行列が出来ているのを見た家内が「ここは信用できる!」と見て並んで購入したのである。三河矢作川産だそうで、行列している土地の人は皆知っているという。
 他の店も「うちのも宮崎の国産鰻です!」と連呼していたが、客はまばら、偽装事件の影響がいかに大きいかを思い知った。やはり商いは「信用第一」である。
 久しぶりに旨い鰻で暑気払いできた!体力回復、家内に感謝!!


 ところで、昨今、殺人事件があまりにも多いのに愕然とする。秋葉原、大阪、高速バス、15歳少女の父殺し、そして今度は近所の八王子駅での女子大生刺殺事件。被害者は近くの裏山にある真面目な中央大学生だったそうで、それも卒業目前だったというから何とも早やりきれない。
 本村さんの一家惨殺事件もそうだったが、人殺しの方の人権が重視され、被害者やその家族の人権が「無視」されているのは全く理解できない。
 今度の殺人犯も、いわば人間の顔をした動物程度の青年で、馬鹿な親の甘やかしが原因らしいが、こんな犯人は西部劇映画のように殺人現場に曝し者にして、被害者は勿論、通行人らでぶん殴って思い知らせる「刑罰」にしたらどうだ!模倣犯が続かないように、息絶えたら曝し首!。そうでもしないと、真面目にアルバイトして勉学に励んでいた親孝行娘の霊は浮かばれまい。こんな極悪非道な犯人を死刑執行する法務大臣を朝日の素粒子氏は「死神」と呼んだが、今回の事件をどう考える?自分に無関係だから知ったことではない!というのが本音だろう。
 不真面目でまともに働こうともせず、自分が気に食わないといって「誰でもいいから」殺すような獣は、直ちに処刑すべきである。またまた人権派弁護士が出てきて「心神喪失だった」とか何とかへ理屈をつけて死刑を免れさせ、貴重な血税で生かし続ける気だろうが、一体「心神喪失状態」で殺人した奴が、どのくらい「更生」して社会復帰し、罪を懺悔しているか、法務省はデーターを明らかにすべきである。
 法務大臣が私に特別許可を与えてくれれば、私が「必殺仕事人」よろしく直ちに代執行してもよい。こんな輩は生かしておく意味がなかろう。
 とにかく、真面目に一隅を照らしつつ、つましく生きている正常人が、こんな下劣な生きる価値があるとも思えない奴らに命を奪われる状態は、生きるか死ぬかの「真剣勝負の世界」で生きてきた私にとっては許しがたい犯罪で看過できない。
 こうしてまた「悪貨が良貨を駆逐」し、それを世間は放置するから、この世は少しも良くならない。最も、政界自体が「悪貨が氾濫して良貨が生息できない」世界だから、期待は持てないが・・・

 例えば、大分県教育界のでたらめぶりは氷山の一角だそうだが、そんな劣悪な人材が「闇」で教師になるから子供達は少しも成長しないのだ。そんな「狂師」たちが小中学校教師の仮面を被っているから、驚くべき「みだらな行為」の連発も収まらないのである。
 今朝の産経「正論」欄で、新保祐司・都留文化大教授は「今日の日本の腐敗状況は、どんなことがあってももはや驚くことがないほどの進行ぶりだが、今回の『教育』の堕落は、日本人の精神の転落が、何かもう歯止めがきかない段階にいたったのではないかと思わせる」と嘆いているが、全く同感である。

 同じ産経の7面に「奨学金『回収努力を』」との見出しで財務省が機構に改善要求したという記事がある。「奨学金事業を行っている独立行政法人日本学生支援機構(旧日本育英会)に、奨学金の回収努力が不十分だとして改善を求めた」という記事なのだが、読んで驚く。
「機構の督促が不十分であるなどの理由で要件を満たさず、代位弁済請求が出来ていない債権が今年2月現在で10億2100万円ある」といい、「返済期限から一年経てば、機構は協会に対して弁済を求めることが出来るが、平成18年度の請求は11件700万円に留まっている」というのである。これでは全く「借り逃げ」を許し「逃げ得」を奨励しているようなものではないか!「奨学金」の名が泣こう!
 給食費の未払い問題も報じられるが「強制執行」して回収したとはあまり聞かない。
病院の診療費未払い問題もそうである。治療代を払わず、高級車に乗っている輩が、平然とTVに出てくるが、その非常識な傲慢さたるやとても同じ日本人だとは思えない。
 何とかやりくりして真面目に返済している者にとっては現状はあまりにも「不公平だ!」と叫びたくなるだろうし、私が同じ立場だったとしたら「あいつが払ったら私も払う。それまでは払わない!」と集金の不公平さを追求するだろう。
 とかくこの世は「悪い奴ほどいい思い」をして「出世」し、「やりたい放題で苦しまず」「わが世の春を謳歌している」が、それを許しているのはその任に当たるべき「国家機関」や各種「機構」なのであって、それは組織が機能していないことを示している。
 つまり、機関や機構に属する関係者は、「給料」を貰いつつ、務めを果たしていないのであるから、彼らとて未払い者連中と同類なのである。
 奨学金回収機構の日本学生支援機構の関係者は、取り立てられなかった分を自分の給料から天引きして納入するだけの責任感を持つべきだろう。
 そんな中、検察は意地でも正義を貫こうと、秋山専務理事を脱税容疑で逮捕した。尻切れトンボになって「高笑い」されるか、それとも悪貨を駆逐出来るか、検察に期待して「悪貨退治の好例」として静観することにするが、今の日本人の感情は正義に対する期待感の「限界」に来ていることを胸に、悪を退治して欲しいものである。


 悪い奴らが人生を謳歌し、真面目に実直に国民たるの義務を果たしている“庶民”がバカを見るような社会は断じて許されないし、強制的にでも改善すべきである。
 日本国の現状は、いたるところで「悪貨が良貨を駆逐」している様に思う。非力な“庶民”は、今こそ立ち上がって「悪貨を駆逐すべき時」だと思う。そうしなければ日本はどんどん劣化していき、スラム化していくだろう。
 国産鰻のおかげで久しぶりに精がついた!思いつくまま気の向くまま、私も微力ながら「悪貨を駆逐する努力」を継続していきたい。

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