軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

自己批判すべき「日教組」と「朝日新聞」

 昨日の「正論」欄で、佐々淳行氏は「日教組よ、まず『自己批判』せよ」と実例を挙げて迫った。
「道徳教育の導入時には集団暴力で、時には陰湿な抵抗運動で反対し続け、児童・生徒達の公共心やモラル、愛国心の低下をもたらしたこと、これまた歴史的事実である」
「岡本泰良書記長はじめ日教組は中山氏を批判する前に、まず自ら犯した半世紀の過ちを反省し、謝罪すべきである。黙っていれば、いいたい放題」として「日教組が文部省の道徳教育に暴力で反対したこと」「当時警視庁警備課長だった筆者(佐々氏)の息子が世田谷区立小学校で日教組闘士の女性教師Sから、警察官の子というだけの理由で、長時間居残り、立たされるという体罰を受けた事件」の二つの実例を挙げ、「この教師は授業中、『お父さんが警官、自衛官の子は立ちなさい』と命じた。数人がオドオドしながら立つと、クラス全員に『この子達のお父さんは、ベトナムで戦争し、学生を警棒でなぐっている悪い人たちです』といい、『立っていなさい』と理不尽にも放課後、夕方まで立たせていた」と書いているが、私の息子たちも、当時世田谷区立中学校で同様な“いじめ”を受けた。
 G教諭が社会科の授業中に航空自衛官の息子ということを全員に公表し、「佐藤のオヤジが乗っている戦闘機(当時はF-1だったが)一機あれば40人教室がいくらできるか」と自衛隊を公然と批判したというのである。
 帰宅した息子からこれを聞き激怒した佐々氏がN校長に抗議の電話をかけると『相手は日教組、争わないほうが良い』と校長は言ったらしい。
 私の場合は三沢基地に単身赴任中だったから、この事実を知ったのは相当時が経ってからだったから手のうちようがなかったが、もっと早く知っていたら学校に“爆撃”に行っただろう。
 佐々氏は「公立学校で親の職業による差別・いじめ教育と、罪のない子供に『立たせる』という体罰について教育委員会に提訴する」と迫ると、「校長は当の教師を拙宅によこした。そして彼女は日教組を盾に、『組織をあげて警察の権力的弾圧と戦う』と息巻いた。
 筆者が『私は一個人の父兄としてあなたを首にするまで戦う』というと、女性教師は突然、床に土下座して『クビになると食べていけない。みんな日教組の指示によるもの』と、泣訴哀願したのだ」と書き、「自虐史観日教組は、日本のアジア侵略について、やったほうは忘れても、やられたほうは忘れないといっている。同様に子供たちも忘れていない。日教組は、何の罪もないのに理不尽に心を傷つけられた警察官、自衛官の子供達に謝ってから、ものを言うべし」と結んだが、確かに子供達は当時を決して忘れていない。

 今年の夏、息子は中学時代の同級生と暑気払いをしたそうだが、その席に件のG教諭を招待したという。賛否両論あったらしいが、参加した“恩師?”は今や社会人となった教え子達から見れば、「異次元」の存在で全く変わっていなかったらしく、こんな男に教わっていたのか!とため息交じりに反省し、以後同窓会には呼ばないことになったという。
「あのGが今や校長だというから、教わる子供達が哀れ。人生を無駄にしなければ良いが・・・」というのが、昔の教え子達の感想。
 自らは「差別」をほしいままにしておきながら、自分達が「非難」されると「差別だ!」とわめき散らす。これが「教師」ならぬ「狂師」の実態、文科省は「警察官」と「自衛官」を差別するような狂師を放任してはならない。

 
 ところで、大阪府橋下知事が19日の陸上自衛隊記念行事の祝辞で「人の悪口を言う朝日新聞のような大人が増えれば日本は駄目になる」と述べた。知事の真意は「命がけで頑張っている自衛隊に敬意を表さないといけない場で、その対極にいる愚かな朝日を批判するのが最適だと思った」ところにあったそうだが、彼は朝日の社説で「弁護士資格を返納せよ」と狙い撃ちにされていたらしい。
 朝日の悪行は今に始まったことではない。勿論内部では相当な抗争が続いているらしいのだが、上に立つ者は「事勿れ」、決定的な改革ができないという。
 佐々氏の「正論」にもあったが、朝日新聞内で暗躍?する活動家達も、実はS女狂師が日教組という上部組織に支配されていたと同様、組織に操られているに過ぎない。勿論、『確信犯』に違いはないが。
 そしてこれらの組織の根源は「暴力行為」にある。きれいごとを言う新聞社だが、裏は薄汚いものよ、と「卒業した」社員達は“反省”している。つまり、異常な上司にたてつくと「クビになると食べていけない」と泣訴哀願したS女狂師と同じような立場にあるというのだ。そこが組織のつけ目でもあるが、そんな偏向記事を読まされる読者はたまったものではない!
 佐々氏による「直言」と「体験談」、橋下知事のような勇気ある若手が出てくることは大いに頼もしい!。どんどん隠されていた事実を暴く言論が世にでて、真の改革が進むことを期待したい。周辺情勢は待っていてはくれないからである。
 都議会でも、土屋たかゆき氏が孤軍奮闘している。関心がある方は下記をご一読あれ。

≪議会で闘い言論で闘う都議会議員 土屋たかゆきのHP「今日のつっちー」≫http://www2u.biglobe.ne.jp/~t-tutiya/enter.html