関東エリアは快晴に恵まれ静かな正月を迎えた。天皇ご一家も揃って国民の祝賀を受けられ、経済危機の最中ではあるが、全体的に穏やかな正月だったといえそうである。
元日に家族揃って鎮守の八幡様に御参りしたが、付近には国旗掲揚している家は見当たらず、門松もまばらで日本の文化が相当“変化”しつつあることを実感した。
昔は「他所行き」の晴れ着を着て、何と無く子供心にもお正月を迎える喜びと新年の厳かさを感じたものだが、今や普段着姿の「庶民化?」が定着した。
尤も元日からコンビニは開いているし、年の変わり目だという「感覚」も薄れてしまったのだから無理はない。
2日に靖国神社を参拝したが、一般参賀の人出が多く、特に小さな子供達を連れたご老人方の姿に嬉しく思った。
神前で孫の手を取って、二礼二拍手一礼の作法を教えている老婦人、特攻勇士の像の前には手を合わせている車椅子の老婦人がいたが、多分ご主人は特攻隊員だったのだろう。境内の出店の賑わいと夕方まで靖国通りに人が絶えないのが嬉しかった。
昨日は、好天につられて山中湖をめぐり、箱根へ抜ける富士山一周のドライブを楽しんだ。中央道の上りは混雑していたが下りはスイスイ、サービスエリアは家族連れで賑わっていた。混雑で食堂に入れなかったので、屋外のテーブルでおにぎり弁当を頬張ったのだが、皆さんゴミを分別してゴミ箱に入れているのに感心した。まだまだ日本も捨てたものじゃない!
今回は、息子の携帯ナビを借用したのだが実に便利、というより、これじゃ「クルーズミサイル」から逃げられないな!と痛感した。見事な「航法」である。
山中湖に出ると、穏やかな水面にスワンボートが浮かんでいたが、その後を白鳥とカモ達がついて泳いでいる!ボートを“親”と勘違いしているのか?と思ったが、お客の餌を期待しているらしい。
近くの山中諏訪神社に参拝、カーナビに「箱根」と指示して南下した。
東名高速入り口は大混雑、東名上り線の横浜〜御殿場間は25Km以上の渋滞だからか?と思っていたら、なんと混雑の原因は近くに出来た「アウトレット・モール」の駐車場から溢れた車であった。しばし、渋滞の中を進み、漸く箱根に登山開始、途中で富士の雄姿に見とれた。やはり富士山は日本一の名山である。
「箱根」と指示したからか、カーナビは箱根神社に誘導してくれたが、ここも車で大混雑、小田急・山のホテルでお茶を楽しみ、夕刻下山開始、約二時間で帰宅できた。
久しぶりにのどかな正月だったが、国外はそれどころではないようだ。
イスラエルとハマスの戦いは遂に地上軍の投入となり、本格的な“戦闘”に発展しつつある。イスラエルもブッシュ米大統領も、「ガザ情勢の悪化を招いた責任はハマスにある」と非難して譲る気配はない。
麻生首相もサルコジ・フランス大統領も「即時軍事行動停止」を呼びかけたが、自国民が危険に曝されている以上、イスラエルがそれに従うはずはない。それが国家というものである。
拉致された自国民を30年も放置して何も出来ない国が「人道上」クレームをつけても迫力はなかろう。
この戦いを見ていると、盧溝橋事件を思い出す。最初の一発はハマスだったことは確かなようだが、そのハマスはイスラエル空軍の攻撃を受けると「一般住宅地域に紛れ込み」住民を盾にした。中東版「便衣隊」の出現である。流石にアラブ諸国からもその卑劣さを問題にされだしたらしく、住民人質作戦は逆効果のようである。
盧溝橋事件でも、いくらこちらが停戦を遵守しても、中国版「ハマス」はこれを無視した。そんな過去の事例を日本人はもう一度読み直すべきだろう。
今のイスラエルの主敵はイランであり、ガザ紛争を早期に解決しておかなければ、イランの核武装完成を阻止できない。イランが核ミサイルを保有したら「万事休す」である。その時はイスラエルはもっと“強硬な”手段に訴える恐れもある。イスラエルとしては腹背に敵を持ちたくない。ガザ平定には強硬手段をつかってっでも解決し、イランの動向に備える必要がある。
ところでそんな事態に“干渉?”している間に、わが国の足下では中国が東シナ海のガス田「共同開発」の合意を無視して、既に掘削を終わり「生産開始」に入ったらしいという。さて、ソマリア沖には中国海軍が出動したが、日本は海上保安官を同乗させて「警察行為」で取り締まろう、などともたもたしている。
東シナ海では日中合意を無視してガスも生産を開始した。尖閣さえも自国の領土だといって憚らない。いずれ手を出してくることは見え見えである。
その上中東危機が拡大して、油が途切れることにでもなったら・・・
その中国国内では、人民の不平不満がその極に達し、各地での暴動は治まりそうにない。中国国内の「粉ミルク事件」は、地方政府の報告を、中央政府が「北京五輪」を理由に公開しなかったために被害が拡大したとして騒動になっているようだが、ちょっとまってほしい。その前の「毒餃子事件」は一体どうなったのか?日本政府も何ら追及していないようだが・・・
衆院選挙を控えた今年の日本政治は、こんな危険な国際情勢の推移を無視して、私利私欲まみれの“闘争”をいつまで繰り返す気なのだろうか?
「国民の安寧を祈られる天皇(産経3日)」、「自らの身は顧みない」前空幕長、不景気ながらもその中に何とか明るさを見出そうと懸命に努力している国民・・・
そんな中で年間一億円もの税金を食い物にしている“選良?”たちには、もう少し国際的に認知される水準になって欲しいと思う。
- 作者: 古賀俊昭,土屋たかゆき,勝岡寛次
- 出版社/メーカー: 展転社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
- 作者: ロジャー・クレイア
- 出版社/メーカー: 並木書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 20回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
- 作者: 松本健一
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 作者: 竹本忠雄
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: ハードカバー
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
- 作者: エリ‐エリヤフコーヘン,Eli Cohen,青木偉作
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: 田母神俊雄
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 93回
- この商品を含むブログ (80件) を見る
反日マスコミの真実 2009−メディアの情報支配へ反乱が始まった! (OAK MOOK 264 撃論ムック)
- 作者: 西村幸祐
- 出版社/メーカー: オークラ出版
- 発売日: 2008/12/18
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 158回
- この商品を含むブログ (55件) を見る