今週は何かと飛び入りで多忙だった。おかげさまで、拙著の増刷が決ったこともあるが。
昨日は仲間たちとの勉強会で、中国問題を勉強してきたが、いよいよこの国は、「日本自治区」に落ちぶれ始めた。その恐るべき≪間接侵略の実態≫についてはいずれ書くことにしたいが、今朝の産経新聞を見てさすがは“闇将軍”といわれるだけあると感心した。
10日午後、北京に総勢600人を越える遣唐使ならぬ“遣共使”として乗り込んだ小沢氏は、胡錦濤主席に対して「こちらのお国(中国)にたとえれば、解放の戦いはまだ済んでいない。来年7月に最終の決戦がある。人民解放軍で言えば、野戦の軍司令官として頑張っていると伝えた」と記者団に語ったというが、今朝の産経には、梁光烈国防相と会見して「中国の軍の近代化、強大化により、日本でも中国脅威論という名の下に防衛力強化の意見が根強くある。中国軍部の皆さんには是非頭において欲しい」と述べ、梁国防相が「中国の軍は大きな国土と国境線を守るためで覇権を求めるものではない。軍事費は他の国と比べそれほど飛躍的な増加ではない」と反論。それに対して小沢氏は「専守防衛の原則の下で今後も国防政策を進めていただきたい」と語ったという。
さすがは“人民解放軍指揮官の将軍”である。「シビリアンコントロール」も、「専守防衛」と云う日本独特の屁理屈も通じない相手に、説教するだけ立派なものだが、ご自身はどのくらい中国軍の増強について知識がおありだったのだろうか・・・。あの国は、相手が弱いと見れば「攻撃」に出る国柄で、チベット侵略も、中印戦争も、近くは「ベトナムに懲罰を与える」という名目で殴りこんだ中越戦争も、先制攻撃を得意とする軍であったのだが、知識がなかったからダメだったのであろう。せめて「わが国はお国以上に“専守防衛”が徹底している。お国の軍事費増大がこれ以上継続すれば、わが国も独自の軍事力整備に踏み切らざるを得ない。長大なシーレーンを守るためにも、北朝鮮の核に対抗するためにも、核武装を含めて防衛力の見直しと、防衛費の増大を図らねばならなくなる。そのときは了解して欲しい」といっていれば更に見事だったのだが・・・。
いや、それにしても民主党の重鎮が、言葉の上とはいえ「解放軍の野戦指揮官」だったとはついぞ知らなかった。われわれと同じ“日本人”だとばかり思って信頼していたから驚いた!
この際、帰国されずにそのまま解放軍の要職に就かれた方が似合うのではないか?正体を明かされた以上日本国民からは歓迎されないのではないか?と危惧するのだが。
更に驚くべきことは、恐れていた通り民主党は再び「天皇の政治利用」に踏み切った。
11月11日に、皇太子殿下は母校学習院大学構内で、中国人民解放軍総政治部歌舞団による中国オペラの特別公演を鑑賞された。中国人民解放軍歌舞団はれっきとした中国共産党の軍事部門であり、しかも歌舞団に同行してきているのは中国共産党の習近平次期主席夫人の軍隊歌手・彭麗媛女史で、彼女は中国人民解放軍総政治部所属の現役少将である。宮内庁関係者は「私的御鑑賞」だと強弁したが、ならば何故皇太子は自衛隊音楽祭りを「私的に」鑑賞されないのか?
平成4年10月24日、天皇皇后両陛下は中国を訪問されたが、この時陛下は楊尚昆国家主席に伴われて人民解放軍の儀仗礼を受けた。自衛隊の儀仗は“遠慮”されているというのに。
更にこの訪問は、天安門事件の影響で国際的批判を浴び経済制裁を受けていた中国が、天皇訪中によって日本が真っ先に経済制裁を撤廃すると、他の主要国も追随せざるをえなくなると読んだ「天皇の政治的利用」であったことが判明した。銭其琛元外相が回想録『外交十記』に「日本をうまく引きつけて天皇訪中を実現したので、突破口が開けた」 「日本は西側の連合戦線の中で弱い部分であり、中国が西側の制裁を打ち破るもっとも適切な突破口」だったと述懐している。この天皇訪中を決めたのは、宮澤喜一首相、加藤紘一官房長官だったというが、その後も江沢民の反日教育は継続され、一向に反日キャンペーンが止まないのを見た両陛下が「私たちの訪中は何だったのだろう」と嘆かれたと、ある記者が側近から聞いたと書いている。
今回の皇太子殿下の件も含めて、国民が知らない間に、如何に「君側の奸」が蔓延っているか、いや、既に「メタミドホスにまみれた“毒饅頭”」を食らった連中が蔓延している証拠であろう。そして今度はその毒にまみれた600人以上もの“諜者達”が送り返されてくるのだから、来年は沖縄独立!など恐るべき事態が起きるに違いない。
対日工作の手順は、メディアを取り込み、官僚を取り込み、そして政府を取り込むことだったが、いよいよ最後の仕上げの手が皇室に伸びた。
15日に来日中の習近平国家副主席と天皇の会談がセットされたというから、これを指図した鳩山首相の責任は極めて重大だといわねばならない。
コメント欄に、かなりの意見が書き込まれているが、わが国はいよいよ浮沈を賭けた「間接侵略」との対決が迫られていて、ここで挫折したら、やがて2050年にはこうなるのだろう。
私は、機会を捉えては「お人よし日本人よ“目を覚ませ!”」と吼え続けてきたつもりだが、日本国民の眠りは予想以上に深かった・・・。多分「メタミドホス」ならぬ、徐々に効力が出てくる漢方睡眠薬の影響に違いない。
自衛隊も「シビリアン」よりも「人民解放軍司令官」の命令で動くようになったら万事休す、第2のチベットになること間違いない。日本人は≪ボートピープル≫となって太平洋の片隅を彷徨う事になろうが、追い出した米海兵隊、第7艦隊は助けてはくれまい。≪友愛!≫を連呼してもダメだろう。
「典型的な“オオカミ少年”が天下を取った悲劇」として後世の歴史教科書に「日本滅亡史」として記録されるだろう。それも「北京簡略字体」で・・・。
今日は午後から2010年の安全保障について、川村、松島先輩と語ることになっているが、気力も萎えてしまった・・・
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