兄と共に高額な「子供手当て」を母から貰っていた首相の弟の邦夫氏が、自民党を離党し“坂本龍馬”になるという。末世になると世間に妖怪変化が跋扈するというが、正にいまや末世である!
鳩山家と坂本龍馬の関係を示す「系図」を出して説明したメディアがあったが「系図」にはまがい物が多い。
昨年、朝鮮半島秘話を調査した際「金日成一家」の家系を調査していて『事実は小説より奇なること』を実感したが、鳩山家も詳細を調査してみると面白そうである!意外な人物が紛れ込んでいたりして・・・
昭和51年の初当選から、新自由クラブ→自民党→無所属→改革の会→自由改革連合→新進党→民主党→無所属→自民党→無所属と“流浪の旅”を続けてきた邦夫氏の過去の実績から見れば坂本竜馬とはおこがましいのじゃないか。
前原大臣が「私は坂本龍馬が大好きなので極めて不快感を持っている」と言ったのは頷ける。
他人がそう評価するのならばいざ知らず、自ら言うのだから思いあがりも甚だしい。さしずめ「木枯らし紋次郎」程度とでも言うべきか?
こんな男を「叛乱分子」として処分できない自民党もだらしないが、落ち目の民主党にとっては、敵の分裂は味方の利益、大臣諸侯が「冷ややか」だったのも当たり前であろう。
≪どうした、自眠党!(産経から)≫
二人の苦労知らずの鳩山家の“ボンボン”に良い様にかき回されているようじゃ、天皇を戴く歴史と伝統を誇るわが国の将来は本当に救い難い。
今日の産経は、そんな政界の≪困惑振り≫がトップ記事だが、他に「米国務次官補来日中止」、普天間問題で「米政府、もう限界」、為替操作で「米中通貨摩擦が激化」、各地で旱魃が拡大する中国「食糧供給を不安視」などなど、気が抜けない情報で溢れている。
「正論」欄には、岡崎元大使が「中国進出を招いた『10年の眠り』」と題して、10年以上も前、東シナ海に進出する中国に対して「日本が本気を出せば中国海空軍などは鎧袖一触であり、日本は眠れる獅子なのだから、挑発すべきでない、と中国に警告したことがある」が「それから10年、日本は眠り続け中国の軍事力は躍進した。もう、東シナ海のバランスで日本優位は過去のこととなった」と書いた。約10年間続いた日中安保対話で私も同席していたし、私もがんがん発言したから良く覚えている。民主党政権が続けば続くほど、わが国の東シナ海の制空、制海権はどんどん失われていくだろう。
8面の「湯浅博の世界読解」欄『非核3原則より大事な核抑止』も示唆に富むが、7面の「曽野綾子の『透明な歳月の光』」に曽野女史が、GDH(国民総幸福量)という概念を初めて知ったと書いている。
私は『マスコミは現実を伝える勇気を持たない』という彼女の言葉に刺激された。大東亜戦争時代もマスコミは現実を伝える勇気を持たず、自分のだらしなさを『軍部の検閲』などのせいにして逃げたが、今も昔も彼らの卑怯さに変化はない。
「日本は世界でも有数の幸福な国だ。一日1ドルかそれ以下の収入で暮らす国民も多い中で、豊かな国だと言わずにどうするのだ」と曽野女史は書いたが、マスコミが「この国は異常で、近隣諸国に悪業の限りを尽くしたのだ」と報じ、日教組がそれに輪をかけて自虐教科書を使うから、若者達に夢も希望も、ましてや幸福感など生まれるはずはない。
マスコミは単に『勇気が無い』だけかもしれないが、日教組は確信犯である。こうして再び大東亜戦争同様、戦いが勃発し、やがて第2の敗戦を被るのだが、苦しむのは国民であって、マスコミはどちらに転んでも食いつないでいくのである・・・。
ところで資料整理中に敗戦直後の秘話が出てきた。昭和20年の昭和天皇とマッカーサー会見裏話である。元帥の側近であったバワーズ氏の手記(昭和62年10月29日付読売新聞)だが、各種回想記などで明らかになっているものの、「自分自身が『高貴の出』だとの意識を持ち、敗戦を招いた無能さゆえに日本人を侮って」いて、「『日本人の罪をどんなに処罰してやろうか』とばかり話していた人物」だった連合国最高司令官・マッカーサー元帥は、「戦争犯罪人たちの身代わりになる」「戦争は私の名前で行われた。私には責任がある」と申出られた44歳の若き昭和天皇に驚いたとある。
紙数がなくなったので後は記事を貼り付けるが、年齢や育ちに関係なく、責任感と無私の精神が敵国の将の“琴線”に触れたのである。“金銭”感覚だけで政治を動かそうとする還暦過ぎの魑魅魍魎には絶対に理解できない、真似できない勇気だと思う。
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