軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

環境変更技術の軍事的実験か?

 昭和50年、私が外務省に出向していた頃軍縮委員会に「環境変更技術の軍事的利用禁止問題」が出てきたのだが、軍縮問題の中心は核や生物・化学兵器などだったので唐突に感じられたものだった。

 しかしその後紆余曲折を経て1978年に条約が発効したが、その正式名称は「環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約」、つまり、津波地震を人工的に発生させたり、台風の進路を変更したり、ダム破壊等を引き起こして軍事的に利用することを禁止する内容である。


 軍事一般に疎いわが国ではこの条約は一顧だにされていないようだが、各国は着々と研究し成果をあげつつあるようだ。例えば中国。北京オリンピック開会式で雨を降らさないように「軍隊がロケット兵器を打ち上げて」見事成功?させたし、その後の国家的行事では必ずこの部隊が配備され、降雨を促したり、回避したりしている。勿論正式発表ではいつも「大成功」である。


 その他、中国国内では「三峡ダム問題」が大きいが、国境を越えた問題としてはメコン川渇水問題がある。これについて3月7日にタイのアシピット首相が地元テレビで「メコン川渇水は中国のダム建設が原因だ」として「善処を求める」と発言、勿論中国はこれを否定したことがあった。
 大干ばつに見舞われているメコン川流域では、歴史的な低水位を記録。流速も20年来で最低となり、灌漑用水が不足し、貨物船の運航不能などさまざまな問題が起きているとタイ・メコン川委員会は発表している。

 タイ北部チェンライ県の住民は「中国が上流に作った4つのダムが問題」だとして放流を求めていて、いわば両国間で「水争い」がおきているのだが、タイ外務省は問題は降雨量の減少にもあり「中国と共同で問題解決にあたりたい」と慎重な姿勢を示している。

 その後タイ国内はタクシン派との「内乱事態」になったのでこの問題は鳴りを潜めているが、やがてぶり返すだろう。


 日本では牛の口蹄疫発生で宮崎県は非常事態を宣言した。原因も処方も見つからないというから、畜産農家は悲劇的である。13万頭もの牛や豚が屠殺されるというが、ウイルスだから焼却処分にしなければ完全に阻止できないのではないか? 畜産農家にとっては恐るべき悲劇である。

 これまでもが「環境変更技術・・・」のせいだとは思わないが、昨日車を洗車しようとして驚いた。すさまじい量の砂が各所に堆積していたからである。写真はその一部だが、ここは閑静な林の中の住宅街、今までこんなことはなかった、と近所の方々も言う。


 北九州地区では季節はずれの黄砂でのどを痛める人が続出、花粉症か?と思っていたらそうではなく、大陸からの黄砂が原因だというからひどいものである!
 アトピーも広がり、福岡などでは外出時にはマスクが離せないらしい。まさか中国製のマスクを売らんとして黄砂を飛ばしているのじゃなかろうが、中国大陸の砂漠化は既に以前から指摘されていて、インターネットで調べると最近はかなり深刻な状態になっているらしい。

≪砂漠化が進む大陸(衛星写真)≫




≪この4月から5月にかけておきた中国各都市の砂嵐(大紀元時報から)≫


 砂嵐といえば中近東の専売特許?かと思っていたが、お隣の中国でこれだから、風下にあるわが国は今後年がら年中黄砂を浴びることになるのだろう。恐ろしいのはこの砂の中には「病原菌」「化学物質」などが多量に含まれていることであり、それこそ「空飛ぶメタミドホス」だといえる。


 赤松“脳衰”大臣はじめ、国家戦略体制が不完全で、危機意識が乏しい閣僚がそろった民主党政権だから、牛の口蹄疫問題はとどまるところを知らないが、今後は黄砂でも被害が拡大することを国民は覚悟する必要がある。


 ところで今朝早く、ようやく出始めた名産品のトマトを近所の農家で買ったところ、台の上に奇妙なトマトが飾ってあり話題になっていた。娘さんは「ハートマト!」としゃれてハート型のトマトを並べていたが、家内が「かわいい!」と言って買ったら、おかみさんがその「世にも奇妙な?」看板トマトを私にくれた。

≪何だか人間社会を怒っていて食いつきそうな表情≫
≪でも見方を変えると、小鳥が乗っかって遊んでいるようにも見えるが≫

≪娘さん好みのハートマト!≫

≪誰?ハートではなくお尻だという人は!≫

「まさか、食べようとしてこのトマトにかじられないでしょうね?」というと買い物中だった主婦の皆さん大笑い、店は和やかな雰囲気に包まれたが、帰宅後よくよく観察して気味が悪くなってきた。
 まさか何か新開発の“バイオ物質”が混入した「黄砂」で、遺伝子が組みかえられたのでは?
 「黄砂」の中に意図的にバイオテクノロジー物質が混入され、それが撒かれていたとしたら・・・
 考えすぎだろうか?それとも大当たりだろうか?


 天の乱れは人の乱れ、天変地異による天下大乱は支那大陸の“十八番”だが、風下の日本でも起きそうな気配。

 かわいらしい「ハートマト」を単なる天の悪戯の突然変異だと見るか、それとも何らかの「人工的な」所作の証だと見るか、皆さん方はどちらだとお思いになるだろうか?

 調査の結果、環境変更技術の軍事的利用の一環だとしたら、鳩山首相はタイのアシピット首相に倣って“風上の国”に一言苦言を呈し善処を申し入れてほしいものだが・・・多分無理だろう。

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