週末に墓参りに行くので不在者投票を済ませたが、投票所は結構混雑していた。候補者の選定が出来ている者にとっては決断も早く下せるのだろうが「どの党に入れるか決めていない」「投票にいかない」が20%もあるので各党共に予断は許さないだろう。
今回ほど政党が雨後のたけのこ状態なのは稀だから有権者も迷うだろうし、結局政局運営は連立をどう組むかにかかってくるだろう。人心一新してほしいものだが・・・
それにしても不思議だな〜と思うのは「二大政党時代」到来というマスコミの掛け声は大きかったが、今回の選挙公約を読めば、自民も民主もどこが違うのだろうか?と有権者には理解できないことが多すぎる。
自民が左傾化しているのか、それとも民主が右傾化して“受け”狙いなのか、指導者の信念が伺えないから、ごった煮選挙とでもいうべきかも知れない。
2大政党時代ではなく実情は「1党独裁時代」なのに、マスコミは意図的にその異常状態を報道するのを避けているように思われる。外国人参政権など悪法を成立させようと考えているのではないか?メディア関係者にも“外人”が多すぎるから。
民主党の菅代表は、首相就任以後1ヶ月もたたないのに支持率が激減したのであせっているという。そのせいか南九州では集中豪雨で国民が大変な思いをしているのに、自衛隊が復旧作業をしているだけ、政治家の誰も気にもしていないようだし、宮崎の口蹄疫問題も終結には程遠い。政府は何か対策しているのだろうか?
大相撲やゆうパック問題を所管大臣が叱責するだけでは、かたてオチじゃないか?
今やこの国の「地盤も人心」も緩みきっている。こんな国にした元凶である日教組を排除しない限り、とても全うな国づくりは出来ないと思われる。それも一日でも早く。
国技だったはずの「大相撲」は象徴的でさえある。名古屋場所を返上して徹底的にウミを出すのかと思っていたら、欠員で挙行(強行?)するという。
関係者の名が刷られた「番付表」が配られたそうで、やはりそうか、と思ったのだが、初めから名古屋場所ありきで進んでいたわけだ。そうでなければ「番付表」が間に合うはずはない。初めから「刷りかえる気はなかった」のだろう。
国技であろうとなかろうと、暴力団を含めてこれで食っている人にとっては中止されては困る。すべてこの世は金次第・・・、子供たちにどんな悪影響を与えるか、大人たちはそんなことより懐計算か!これじゃ全うな若者が育つはずはない。
民営化、いや国営に戻すと、喧しい郵政グループも、宅配の「ゆうパック」に32万個もの遅配が生じた。やはりこの会社は「親方日の丸」気分が抜けてはいない。
会社統合の無理だとか、甘さだとか言われているが、所詮現場を知らない経営者たちの机上の計算だろう。お中元の季節とお歳暮の季節が宅配便の勝負どころだが、それには熟練した社員の“滅私奉公”の取り組みが必要なのだが、日本郵政幹部らの判断は甘かったというほかはない。インパール作戦を彷彿とするが、こんな指揮官じゃ部下はついていけない!
百貨店は直ちに発送業務を切り替えて対応した。顧客を大事にする姿勢はさすがである。
やっと米国でのリコール問題の危機を脱したかと思ったら、トヨタ自動車で高級車の「レクサス」など9万台にまたまたリコールが出て回収修理だという。
問題は2年前に認識していたにもかかわらず、決断できずにずるずる延長してやっと踏みきったというところで、この企業の幹部らの判断力と決断力の低下は嘆かわしい。
これが一時期「改善」「看板方式」で世界を席巻した企業だろうか?
リコールの原因は「エンジンの吸排気弁の動きを助けるバルブスプリングというばね」に製造過程で発生する異物を十分取り除かなかったため、ばねに亀裂が生じてエンジンが停止する恐れがあるというのだから何をかいわんやである。
空自でも過去にわずかな製品の傷が原因で、パイロットが4人殉職している。原因は「ピトーチューブの静圧孔」に製造過程で出来た「バリ」が原因だった。
民間機でも、洗機時に水が入らないように貼ったテープを除去するのを、整備員とパイロットが共に忘れて離陸し、大事故を招いた例もある。ピトーチューブはパイロットの命にかかわる装備品だが、今や車のエンジンは心臓、止まればステアリングが効かなくなるから事故は避けられない。この部品の製造元はどこだろう?メイドイン“C”だったりして。
信頼性を誇った「日本製」も、国際化が拡大するにしたがって信用性が失われ、企業幹部もだらしなくなりつつあるが、今日の産経記事によると製品だけではなく「日本人」自体もだらしなくなった様で実に恥ずかしい。
22面下に「中国で麻薬犯罪邦人4人を拘束」とある。中国遼寧省瀋陽市内のホテルで日本人の男4人が麻薬犯罪にかかわっていた疑いで中国当局に拘束された」というのである。真偽は定かではないが、またまた銃殺になるのか?
そのすぐ左の23面には「早食い小林さんNYで逮捕」とある。NYで開かれた米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会で、同大会6連覇の記録を持ちながら契約上のトラブルで今回参加を見送っていた小林尊さん(32)が「試合終了後にステージに上がろうとして警察官に制止され、逮捕された」というのである。
この事件はBBCかCNNだったかで報道されていたから情けなく思ったが、32歳の青年が「早食い」に挑むこと自体私には理解できない。しかし彼は本格的に米国進出を伺っているというからホットドッグ屋でも起業するのだろうか?そのPRだったのかもしれないが、サッカーの「ブルー侍」に比較して、なんとも「ちまちました」行動で情けない。
いやはやなんとなく寂しい気分でこの記事を読んだのだが、この面のトップは参院選特集で、「うごめく教組」「厳しい目に警戒も」という日教組出身民主党候補者の選挙戦模様を報じている。
北教組の小林千代美・元民主党衆院議員にまつわる違法献金事件は記憶に新しいから、「先生方」というべきか「労働組合員」というべきか、さすがに彼らは勤務時間中に子供らを放り出して堂々と選挙活動はできないらしい。しかし水面下ではあの手この手の活動が続けられているようだから、これじゃ中国で捕まった「麻薬日本人」や、NYで捕まった「ホットドッグ青年」が生まれるわけである。どう見ても今の日本は「教育の根本」が狂っているとしか思えない。
今回の選挙でどの程度それが払拭できるか見ものである。有権者の目は“冷静だ”と信じたい。
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