軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

実録・自衛隊パイロットたちが遭遇したUFO

 参院選の結果は、有権者の一応の「ノー」が示されただけで、今のところ菅政権に変化はない。落選大臣がシャーシャーと閣議に出る異常さは、とても民主主義のルールを“尊重する?”政党のやることとは思えない。
 ご本人もきっぱり辞退して成田闘争で火炎瓶で焼き殺された警官の慰霊碑参りをすべきだろうが、そんな「人間らしさ」が微塵も感じられない。国民はまだまだ油断できない!


「立ち上がれ日本」から盟友・藤井げんき氏が出馬したのも彼女の法務大臣としての不適格性を有権者に訴えるのが目的だったから、その意味では成果があったといえる。

 満身創痍の民主党の代表選は九月初旬だそうだから、菅代表は結果責任を取るのかどうか、それとも逃げる気か?はたまた小沢前幹事長が何らかの行動に出るのかどうか、民主党員と共に監視したいと思う。
 とにかく政権交代して分かったように、この政権は口からでまかせ、何の準備もしていなかったのだし、権力行使後も「マニュフェスト」は無視する、ばら撒きだけの人気取り、行動も判断力も余りにも幼稚っぽいから世界の笑いものになっているのが情けない。
 前任者は「お育ちの良いルーピイ首相」、今度は「正反対のお育ちのルーピイ首相」だから、同盟国も「敵対国」もお付き合い方法の判断に苦しんでいるらしい。

 いずれ判明するがそれにしても後継者の名前が浮かばないほど人材不足なのが嘆かわしい。「こんな私を選んだあんたが悪いのよ!」とでも開き直られそう!
 九月、再び「吉と出るか凶と出るか?」おのおの方油断めさるな!


 さて今日は自己宣伝をお許し戴こうと思う。

金正日〜」に続いてやっと表題の[実録・自衛隊パイロットが遭遇したUFO]が出版になり、今日午後、ためし刷りが届いた。

[実録・自衛隊パイロットたちが遭遇したUFO:講談社刊=本体¥1700]

 実は講談社の編集者から「UFOを書いてもらえないか?」といわれ、冗談だとばかり思ったのだが、後輩たちの多くが[UFOなら佐藤・・・]といったのだという。
 かって私はUFOに間違えられたことはあるが見たことはない。ただ、退官に際してお礼に配るテレホンカードが間に合わなかったので、名刺代わりに私の中編小説「ストレンジャー」を配布したのだが、それが部下たちの印象にあったらしい。
 沖縄時代、部下の“上がり”で食っていた私は、水彩画や油絵で単身赴任の時間を“調節”していたのだが、沖縄の印象が捨てがたく、沖縄観光案内をかねて「UFO物語」を書いたのだが、まさかこんなことになるとは思わなかった。

 半信半疑でかっての部下たちに体験を聞くと、UFOに遭遇した者が意外に多いことに気がつき、聞き語り風にまとめたものである。

 読者が理解しやすいように、遭遇したパイロットたちが乗っていた戦闘機などの写真を入れるように無理を言ったので、かなり時間がかかったのだが、写真を入れてよかったと思っている。

 
 TVなどで興味本位に騒がれている“UFO”という筋立てではないので、その方に興味がある方には若干物足りなかろうが、24時間日本の空を守っている航空自衛隊パイロットなどの活動振りや、大空の魅力を少しでも感じていただき、真夏の世の夢?を楽しんでいただけたら本望。

 来週早々の20日午後から、都心部の書店から順次店頭に並ぶ由。地方はかなり遅れそうだがお許しあれ!

金正日は日本人だった

金正日は日本人だった

国際軍事関係論―戦闘機パイロットの見つづけた日本の安全

国際軍事関係論―戦闘機パイロットの見つづけた日本の安全

自衛隊エリートパイロット 激動の時代を生きた5人のファイター・パイロット列伝 (ミリタリー選書 22)

自衛隊エリートパイロット 激動の時代を生きた5人のファイター・パイロット列伝 (ミリタリー選書 22)

通訳捜査官―中国人犯罪者との闘い2920日

通訳捜査官―中国人犯罪者との闘い2920日

日本が中国の「自治区」になる

日本が中国の「自治区」になる

お父さんへの千羽鶴

お父さんへの千羽鶴

9番目の戦車

9番目の戦車