軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

全閣僚、靖国参拝せず

 今朝の産経はこう見出しに書き、「民主党政権下異例の8・15」とも書いた。
 私は炎天下の2時半から3時まで、じっと列に並んで参拝したが、子供連れ、孫連れの方々も、汗を拭き吹き、扇子で扇ぎながら、粛々と並んでいた。


 昭和64年1月7日、昭和天皇崩御されたとき、悲しみにくれる10万人の国民が皇居前広場に並んだが、あの時は雨がひどかった。しかし、誰も声を出すものもなく、ただひたすら立ち尽くして記帳台に並ぶ順番を待ち続けたから、外国メディアは驚嘆の声を上げて取材していた。日本人の真の姿が不気味に、異様に見えたのかもしれない。わたしも列中にいて濡れ鼠だったが、日本人の天皇に対する忠誠心を肌で感じたものであった。
 65年前の15日、玉音放送を聴いた多くの国民が皇居前広場で悲しみをこらえた。自決する者も後を絶たなかった。今多くの心ある国民は、静かに靖国に参拝して英霊に感謝している。これが日本人の生き様だと思う。

 昨日15日の参拝客は16万6千人だとある。老いも若きも猛暑に耐えて、ひたすら並んで英霊に感謝の誠をささげた。


 産経は民主党政権の英霊に対する侮辱的行為を「どこの国の閣僚か」などと非難したが、魂を売った彼らは日本人ではないことを仙谷、モトイ!先刻ご承知だろうに・・・


 全国戦没者追悼式典で菅首相は、「・・・ご冥福をお祈りいたします」とお決まりの文句を並べたあと、畏れ多くも両陛下の御前で、『先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省するとともに、犠牲となられた方々のご遺族に対し、謹んで哀悼の意を表します』と臆面もなく言い放った。

 1946年10月10日生れの菅直人氏は、生まれる前の国家の実情をどこで知った?

 多くの将兵たちが、国家存亡をかけて国難に立ち向かって戦った行為を侮辱して、「多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました」と実証的に言う根拠を持っているのか?あれば是非伺いたい。


 当時皇太子であらせられた天皇陛下のお前で、多くの肉親を国家にささげたご遺族の面前で、よくも抜けシャーシャーと先人を誹謗する言葉が吐けたものだ。戦後生まれの弱卒が先人の行為を「根拠もなく」誤った行為だったという資格がどこにあるか!思い上がりもはなはだしい。
 菅首相の「犠牲となられた方々のご遺族」とは、会場を埋めている6000人のご遺族ではなく、かっての敵国である、中国人に対する発言ではないか!


 韓国がすぐに反応して「評価した」様だが、韓国・朝鮮半島は日本の施政下にあった。つまり日本国だったのだから、彼らも共に日本国民として戦った戦友であった。わが国が一方的にいつどこで今次大戦で彼らに「多大の損害と苦痛を与えた」のか教えてほしい。不勉強もはなはだしい。それで首相が勤まるとお思いか?
 日本が100年前に併合したこととは別次元の問題だろう。それさえわかっていない。
 更に「日本人を虐殺し、国共内戦に日本をうまく誘い込んだ」支那に対して、「謹んで哀悼の意」を表する理由はどこにあるのか?

 昨日の式辞は 天皇と我が同胞に対する限りない侮辱の言葉であり、このような言葉が吐けるのは「日本人ではない証拠」だといえる。彼らは、日本人が憎くてたまらない旧敵国人だという証明以外の何物でもあるまい。村山、菅、どちらも日本史に無知蒙昧な首相の代表として名が残ることだろう。


 だから産経が「全閣僚、靖国参拝せず」と怒るのは大きな間違いなのである。彼らは、英霊の面前に出る資格が全くない上、出れば英霊の怒りをまともに受けるからである。

「参拝せず」ではなく、「出来ない」のであり「させてはならない」存在だということを産経にはしっかり認識してほしい。


 もしも「参拝する」と言い出したら、その方が大問題、これは全力で阻止すべきなのである。英霊に対する哀悼の意など彼らには微塵もない。あるのは「票」を意識した人気取りだけだからである。そんな敵対国人が、神聖な靖国に顔を出すことは絶対に許されない。


 昨年8月11日に、土足で靖国神社の拝殿に乱入した台湾原住民で立法委員(国会議員)の高金素梅と同列の汚らわしい連中なのである。
 だから、菅内閣閣僚が、靖国の聖地に現れなかったことこそ喜ぶべきことなのである。靖国を汚した高金素梅の二の舞を防ぐことが出来たことを、英霊とともに喜ぶべきだろう。

 やがてこの秋、彼らは追い詰められ、進退窮まるだろう。英霊の怒りは頂点に達しつつある。静観しておこうと思う。

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