リビアはジャスミン革命の影響で西のトリポリ、東のベンガジ・トブルク間で内乱になった。
リビアに駐在する外国大使館員らも避難している。オバマ政権は外交官や他の米国人がリビアから退避したことを確認しトリポリの米国大使館を一時閉鎖した。
トリポリでは「政府側がデモに対して実弾発砲し、多数の死者が出たことで、状況がさらに悪化。さらにカダフィ大佐が国営テレビで『どんな敵をも打ち砕く』と反体制派との徹底抗戦を強調した後、リビヤ国民や外国人の出国者は大幅に増加した」という。
第2次世界大戦中の1941年2月、トリポリに上陸したドイツ軍のロンメル将軍は、機械化師団を率いてエジプトへ進撃、トブルクを突破し、西エジプトのサムールに迫った。そしてスエズ運河を目指してエル・アラメインに進撃、激しい戦いになる。
イギリスはモントゴメリーを送り込み、有名なエル・アラメイン、アラム・ハルファでの戦闘が行われ、1942年11月にロンメルはエル・アラメインから退却を始める。この地域はそんな激闘が繰り広げられた“ヨーロッパの柔らかい下腹”地域である。
リビアでは、カダフィ大佐側が率いる外国人傭兵らが、抗議者に対して弾圧行為を加えているため、チェニジア人など外国人労働者ら5万人以上が陸海空路でリビアから脱出しているという。
チュニジアの国境地区保安担当者は20日、リビアとの国境に近いチュニジアの都市にはすでに3万8千人以上が国境を越えたが、その多くは建設・石油関連の作業員だという。内訳はチュニジア人が1万8千、中国人が1万6千、エジプト人が1万5千で、ほか何百人もの外国人が混沌するリビヤから脱出した。
「英国はリビヤに軍用機を派遣し150人を避難させ、中国は軍艦やフェリーなどで2500人を地中海のマルタ島へ送っている。中国政府はリビアにいた3万3千人の中国人のうち、これまでに1万6千人が出国した」がさらに中国は「中国人救出のため、空軍機イリューシン78を4機派遣し、5000人を帰国させると報道されている。
いかにアフリカに中国人がかくも多く“進出”しているかをはしなくも暴露した形だが、わが国では、ニュージランド地震で犠牲になっている邦人救出のため、政府専用機(自衛隊機)で緊急援助隊を派遣したものの、大臣は「家族も同乗させる」と発言したが、外務・防衛両省間の調整が悪く空手形になったらしい。緊急事態、不測事態など軍事行動を伴う決断が、いかに今の政府には不適であるか、いや、官庁間がズタズタになっていることが透けて見える。これじゃ尖閣初め有事がおぼつかない。
政権にしがみつく民主党では、強制起訴された小沢氏は今のところ静か?だが、“民主丸”の他の二人の船長は「自沈」に向かって舵を取っている。いやはや、国の格付けが下がるはずだ。
≪夕刊フジの取材に『賞味期限切れ』と言ったのだが・・≫
ところで雑誌「正論」4月号が、「これが日本再生の救国内閣だ!」という面白い特集を組んだ。50人の保守派論客にアンケート調査したものだが、なぜか単なる元戦闘機のりの私にも調査が来たから、
内閣総理大臣 ・・・・ 石原慎太郎
外務大臣 ・・・・ 城内 実
財務大臣 ・・・・ 園田博之
防衛大臣 ・・・・ 田母神俊雄
文科大臣 ・・・・ 山谷えり子
総務大臣 ・・・・ 下村博文
法務大臣 ・・・・ 稲田朋美
厚生労働大臣 ・・・・ 有村治子
国土交通大臣 ・・・・ 西村真悟
内閣官房長官 ・・・・ 桜井よしこ
を挙げ、コメントに「ぶれない総理の元、芯のある閣僚、実行力と知力に長ける“女性パワー”で敗戦意識を捨て愛国心を高揚する」と書いて提出したのだが、他の方々の提言を読んでみると実に面白い。ご一読あれ。
尊敬する門脇翁から『あけぼの』が届いた。97歳(やや耳は遠くなられたが)になられた今も、日台間の真の友好に尽力されている。写真の中央が門脇翁
たまたま、渡辺昇一先生監修の「中国が攻めてくる!日本は憲法で滅ぶ」という新刊本も届いたので紹介する。
世界は激動している。永田町で内輪もめしている方々の気がしれない!
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