軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

菅総理の高笑い?

今朝の産経5面の写真を見てわが目を疑った。菅総理浜岡原発停止要請をした時の顔とは全く違って野田佳彦財務相と「高笑い」しているのである。

≪先日の記者会見で見せた表情≫

≪今朝の産経新聞の表情≫

記事には「何がそんなにおかしいの?」「笑いの理由は不明だが、国会も終盤、心が緩んできたのかも…」というキャプションがついているが、決してそうではなかろう。権力のうまみを知った以上、思い通りに国家解体に突き進んでいく快感から来る高笑いだ、というべきじゃないか?


1面の「転換への挑戦」欄に、中曽根元総理が、浜岡原発停止の件について、
原子力を含むエネルギー問題は手続きを慎重にすべき対象だ」
「…場当たり的な人気取りのエネルギー政策に終始したとの批判は免れないだろう」
「ここにきて菅政権は長期化するとの見方が出ているが、私は続いても2,3か月くらいだろうと思う」
と予想しているが、私が気にするのは、今後の復興に電力は欠かせない。その最重要な電力を提供している原発を、場当たり的に停止していき、この夏の電力不足を後押しするようなやり方に疑問を持つのである。今は被災地の復興が第一、浜岡など原発対処は、とりあえずの処置と点検で済ませ、何よりも復興にかかる電力を十分確保することが第一だろう。

もちろん、それには国家経済の基礎たる重、軽工業の稼働を落としてはならない、という要求もある。
しかし、彼のやり方を見ていると、単なる≪素人政権≫のやり方ではなく、「革新=確信的」「市民活動家的発想」に基づく国家解体施策を遂行中のように見える。
学生時代に勉強そっちのけで、国家権力に反抗したが失敗した恨みを、政権をとった今思い通りに晴らそうというかのような…
中曽根元総理の見積もり通り、2,3か月で交代するならそれに越したことはないが、裏で政権にしがみつき彼を支える“闇の勢力”の活動は決して無視してはなるまい。多分その“協力”に基づく相当な自信を持つ“何か”があったに違いない。


今朝の産経の写真は、そんなこんなで彼は思わず≪高笑い≫したところを“盗撮?”されたのだろう。おそらく彼の心中には、日本の復興、被災者救援のことなど全くないと思われる。


以前、「地球は疲れている」と書いたが、世界中で天変地異が続いているし、乱れた人心が、世界中に異様な「紛争=殺戮」を誘発している。
今や、世界各所で「光と闇の決戦」が始まっていて、時代が大きく転換しつつあり旧勢力は奪った権力を失うまいと、懸命にしがみついているのだが、日本人の果たしてどれだけがそれに気が付いていることか…


“闇の勢力”に組したグループは、“光の勢力”に組したグループの発想を超えた、恐るべき行動力を持つことは何もホラー映画の世界だけに限らない。今、わが国を覆っているのは、まさに「暗黒」、つまり闇の世界である。
それを選んだのが我々有権者なのだから実に情けないが、“彼”の「笑顔」の裏には“それ”を背景にした過信?が垣間見える気がしてならない。

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