軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

江沢民前主席“脳死状態”か

今入った情報によると、先日301病院に入院した“大物”は、江沢民前主席であり、脳死状態だという。
「北京で1日に行われた中国共産党創立90周年の祝賀式典に、江沢民国家主席(84)が欠席したことから、同氏の重病説が流れている。香港紙・蘋果日報(アップルデイリー)が伝えた」というので調べたのだが、やはり緊急入院したのは彼だったらしい。

≪VIP専用軍病院≫


共産党創設90周年の今、おいそれとは公表できまい。さあ北京政府はどう始末するか?

他方、≪中国共産党中央政治局委員で、重慶トップの党同市委員会書記を務める薄熙来氏は共産党の風紀について強い危機感を示し、腐敗問題を「致命傷」、士気の低下を「慢性病」にたとえ、「このままでは『病膏肓に入る』ことになり、死にいたる」と述べた≫という。
重慶市は、2007年に薄熙来氏が共産党委員会書記に就任して以来、組織犯罪や党・政府の腐敗問題への取り組みに力を入れてきた。2009年1−9月には汚職や犯罪組織との関係で、市政府局長以上の幹部19人を摘発した≫ところで、それが評価され、人気も高いことから、北京市書記に推戴されるらしいが、それを後押ししているのが次期主席の習近平氏だという。やがて近=薄体制創設か?

共産党創設90周年、建党の本義から逸脱して、農民や人民をないがしろにする政権の先が見えてきたようだ。何が「人民…」か!


ところで面白い記事がある。さすが一心同体である!

≪6月28日、ベルリンでの共同記者会見で、しきりにイヤホンを「調整」する温家宝首相(左)と、それを見るメルケル独首相(AFP)≫


≪なんだか見たことあるシーン…中国要人のイヤホンは都合が悪くなると調子が悪くなる?≫


どうも自分に都合が悪くなると、“たまたま”レシーバーや同時通訳が不調になるらしい。ワシントンでの胡錦濤主席、そして今回のドイツでの温家宝首相…
レシーバーは双方とも、“たまたま”「メイド・イン・○○」じゃないのかな〜


他国に対する工作では、やることも同じだという事を示す記事もある。
「【大紀元日本7月1日】台湾の元総統・李登輝氏は30日、779万ドルの台湾国家安全局の資金を横領した容疑で、台湾検察に起訴された。台湾元総統が起訴されるは、李氏の後継である陳水扁氏についで2人目となる」

台湾最高検は30日、李登輝元総統(88)が在任中に公金横領などに関与したとして、側近だった劉泰英氏(75)とともに起訴した。李氏側は全面的に争う構え。来年1月の総統選挙に微妙な影響を与えそうだ」という。だが李氏の弁護士、顧立雄氏は「予算の割り当ては総統の同意が必要だが、その後の執行に総統は介入しない」と反論。李氏の事務所によると李氏は「司法を信じ、身の潔白を守る」と話している(朝日)という。

李登輝氏は、台湾の野党第一党である民進党蔡英文主席の顧問である。
蔡英文主席は次期総統選に立候補している。蔡主席は「馬英九政権の3年間で『失業、財政悪化、貧富格差の拡大などの問題が深刻化した』『若者に希望を与えられる国家造りをめざす』と語っているが、今朝の産経5面下に、馬英九氏が国民党から立候補し、「あと4年あれば、生活はさらによくなる」と述べ、李登輝氏に対するコメントはなかったものの、『与野党の別なく汚職には厳しい姿勢で臨んできた。陳水扁前総統も収監されている』と話したらしい。
4年前の総統選挙で陳水扁候補の政策顧問だった許文龍氏も、大陸側と連携した国民党のこの手でからめ捕られ、顧問を辞職させられたことを想起すべきだろう。いわば公的な?選挙妨害、総統選の前哨戦は水面下で急進行しているのである。台湾が陥落したらアジアに安定はない!


退官後10年余、ずっと台湾を応援してきたが、いよいよ剣ヶ峰に差し掛かった感がある。ところが想定外だったのは、台湾よりも先に我が国の方が水没しかかっていることである。台湾の安定は台湾人自身が決めるもの、日本の安定は“日本人自身”が決めるべきだろうが…さて。


大陸ではモンゴル始め周辺自治区に渦巻いている中国共産党に対する不信感と憤り、大陸の混乱は目前のように思えるが、5日はウイグルで大虐殺抗議集会が予定されているという。

半島情勢も、金正日総書記の言動がおかしいという。訪露をドタキャンしたというが、何をそんなに恐れているのか?
それに加えて拉致問題では民主党錚々たる方々が陰で応援していたことが表面化し始めた。あのはとぽっぽ様も!いやはや…

周辺情勢は急激に変化しようとしているのに、永田町はいったい何をしているのか???。


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【頂いた書籍のご紹介】
1、「国家理性」考――国家額の精神史的側面
   小堀桂一郎著:錦正社(¥2500+税)
 第7章の「統帥権文民統制原理……天皇と軍隊・過去の理念型と将来の難問」は自衛官必読の章である。


2、「日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか」
   黄文雄著:徳間書店(¥952+税)
 今の政情を見ていると何とも面はゆいが、日本人自身が再考してみるいい機会ではないかと思う。


その他興味ある出版物として、次の「正論」をお勧めする。
 
 
「月刊正論」に「イージス艦衝突事件元艦長独占手記」が出ている。
やっと自衛官(OB?)にも言論の自由が与えられて、真実が公表できるようになった。雫石事件当時を懐かしく思い出す…


「別冊正論」の「中国共産党:野望と謀略の90年」は読ませる。
今や謀略の国らしく、各大学に「謀略学科」を設けてスパイ養成中だというが、これはこの特集とは無関係な情報…

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暗黒大陸 中国の真実

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