軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

深夜食堂

息子が録画してきた【深夜食堂】を見て、一家中“ハマって”しまった。
早速DVDを購入して鑑賞したのだが、コミックス(小学館)をもとに製作されたオムニバス映画で、イントロに流れる新宿界隈風景とそのバックミュージックが秀逸である。

深夜食堂DVD用冊子≫


舞台となる「めしや」は、ゴールデン街の一角にあるという想定だが、食堂の場の設定はもちろん、特にマスター・小林薫の存在が全編のカギになっている。
出演者もそれぞれ個性が生かされていて、実にうまく「下町の良い味」を出していて見ていて飽きない。


最近は地上波TVではほとんど見るものがないから、夕食後は家内と二人でこれを見ることにして、すでに5〜6回繰り返し見ている。
すると、一回限りでは感じなかったセリフの重みと役者の動きがくっきりと浮かんできて、これまた実に新鮮な感動を呼ぶ。案外見落としってあるものだと気が付く。
中でも特に気に入ったのは【ソース焼そば】で、「でんでん」演じる「ホームレスの茂樹」が秀逸だ。
この週末、私が「ソース焼そば、目玉焼き載せて」と息子に言うと、息子が「あいよ!」と言って本当に作ってくれるまでになった!飽きずに見ている我々に合わせたのである!


【バターライス】の料理研究家・戸山の姉と流しのゴローさんの純愛にもほろりとさせられる。“これ”は作るのが手っ取り早いから、昼食時にすでに3食以上真似して楽しんだが、【ラーメン】も、すでに『絶滅寸前』のわが国文化?任侠道を思い出させてくれる。
猫まんま】は、地方から華やかな演歌の世界にあこがれて出てきた女性の姿を描いていて、ラストシーンにはジーンとくる。
【卵サンド】は、新聞配達する潔癖な苦学学生の失恋でやや重いが、【アジの開き】と【ポテトサラダ】はDVDを“早送り”!
勿論出演者の演技は見事だが、私の時代にはなじまない?

とにかく、久しぶりに「人間臭さ」を思い出させてくれるDVDにお目にかかって楽しいひと時を過ごさせてもらった。


そんな時、息子が世田谷時代の蕎麦処「ほていやさん」に立ち寄ったらしい。
ところがたまたま2010年12月11日のこのブログ、「二丁目の“太陽”」を読んだご夫妻が来店していたらしく、同席したら話が大いに盛り上がった!とご機嫌で帰ってきた。
この時の「2丁目の“太陽”」には、「帰り際我々夫婦は一家総出のお見送りを受けたが、大女将も大黒柱の49日が終わったら、いつもと変わらず笑顔で店を取り仕切ることだろう。それを多くのお客さんたちが期待している」と書いたのだが、大女将はお元気になって店を取り仕切っていて、帰り際にそば三束と「名物の蕎麦湯」をいただいてきたから、翌日は久しぶりに≪焼酎の蕎麦湯割≫でいい気分になった!


日本の政界は相も変わらず「末期症状」を呈しているが、庶民の生活はたくましく健全である!

深夜食堂の片隅に居座る謎の男・オダギリジョーではないが、国民無視の愚か者どもが演じている“醜態”に対して、「国民をなめんなよ〜」と大声で言いたくなる。


書籍紹介
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古森義久著:小学館新書:¥720+税≫
古森義久氏の新著である。今年秋、中国共産党の18全を控えたこの国では権力争いが始まっているが、その実態を知る上でも最適の書だと思う。是非ご一読を!

深夜食堂 (1) (ビッグコミックススペシャル)

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「ALWAYS 三丁目の夕日」Blu-ray

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「ALWAYS 続・三丁目の夕日」Blu-ray

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