今週は何かと多忙だったが、中でも私が担当する17日土曜日の「国防講座」は、氷雨降る中、靖国会館に40名以上の方々が集まってくださり、中には富士市から駆け付けられた主婦もいて恐縮した。
境内には、雨の中若者たちが参拝していて嬉しくなったが、この日は硫黄島の戦闘で栗林中将が大本営に宛てて決別電報をうった日である。戦闘はその後も続いて、実際に中将以下400名の突撃が敢行されたのは27日だった。参拝者が目立ったのはそのせいだったのかもしれない。
この日の私の話は沖縄米軍基地問題、特に普天間返還の裏話だったのだが、15年前の資料がまだ生きている不思議さにはあきれて?しまう。講演後沖縄の方が、その後の実態を補足してくれたのはありがたかったが、こんな政府指導の体たらくは、早く終わりにしてほしいものである。
ところで18日の防大の卒業式で、野田佳彦首相は原稿を持たずに訓示し、≪「核・ミサイル問題を含む北朝鮮の動き、軍事力を増強し、周辺海域で活発な活動を続ける中国」と両国を名指しし「わが国周辺の安全保障環境は厳しさを増し、不透明感が漂っている」と強い懸念を表明≫し、≪その上で「このような新たな事態でも国を守り、国民を守らなければならない。自衛隊の役割はますます大きくなっている」と強調。「私は国民が日本に生まれてよかったと誇りを持てる国を造りたい。祖国が侵され、家族、隣人、同胞が危機に陥った時に困難に敢然と立ち向かう意欲と能力があるか。みなさんが大きな責任を果たすことになる」と鼓舞した(産経)≫という。
≪訓示するのだ総理=産経から≫
≪これはご愛嬌!=防大を幼稚園と間違えた母親?=産経から≫
そして≪今年の卒業生は留学生を含め384人(うち女子32人)。任官辞退は4人で、昭和48年以降最少となった≫とあるが、留学生の中には、中華人民共和国人もいたのではないか?もしそうだとしたら反応を見たかった…。
≪恒例の帽子投げ。日本人はおつむに頂く帽子を粗末には扱わなかったのだが…産経から≫
夕刊フジから、日中安保対話で激論をかわした中国軍事科学院世界軍事研究部副部長だった羅援陸軍少将が、尖閣周辺で軍事演習を行う必要があると断言している事についてのコメントを求められた。数日前にこのブログで警告しておいたのだが、彼は今、軍事科学学会常務理事で副秘書長だから、政府を代弁した発言だといえる。
≪16日の夕刊フジ≫
今中南海は、陰湿な政権争いが続いていて、第一段階の江沢民派一掃作戦?が遂行中である。この秋までに、どんな醜い闘争が続けられるか、私は実は内部分裂が起きることを期待し楽しみにしているのだが、そこから目をそらす目的で、尖閣に出てくることは10年以上も前から警告していた。
しかしながら、この国の指導者たちには一向に通じなかった。そしてとうとう来るところまで来てしまった…
だが、野田総理だけは若干なりとも意識しているらしい。「言うだけ何とか」にならぬよう期待したい。
≪俺のものは俺のもの、人のものも俺のもの…産経から≫
ついでと言ってはなんだが、昨日届いた「隊友」紙に、こんな写真が出ていた。
「東アジア地勢図」の広告なのだが、印刷の加減でこの図を見ていると、異様な動物たちの姿に見えてくる…
≪「天狗になった中国」に睨まれてのけぞっているアヒル(半島)、そのアヒルのお尻にはロシアのガマガエルがかみついていて、それを見て飛び上がって(足が北海道)いるのが尺取虫の日本…
さて、「天狗」の後方に控えている「海坊主」がどう出るか…
そんなおとぎ話は別にして、ものの見かたという点ではこの地勢図は大いに役に立つから下記からお求めあれ!
≪上も「隊友」から≫
著書紹介
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