これじゃ悪人の種は尽きない！ - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

「超科学現象」の出版を終えて一段落したところだが、ぼちぼち感想が届き始め、結構体験者が多いことが分かった。前回の「ＵＦＯ〜」の時も、多くの方々から”目撃談”が届き驚いたものである。
世の中には不思議なことがあるもので、自分勝手に決めつけてはならないと考えさせられる。

昨日、注文しておいたＤＶＤ【深夜食堂２】が届き、早速家内と鑑賞、相変わらず庶民の気持ちをうまく表現していて感心させられる。
今回は、我が家近郊の「缶詰＝絹の道」物語が興味深く、暖かくなったら早速“散策”することにした！
超常現象を体験するかもしれないから大いに楽しみである…

さて、世の中は何とも騒々しい。何か異常電波？で脳を侵されたかのような青年たちが、ボ〜としていたとかの理由で、幼い子供たちや若いお母さん方を車でなぎ倒して死亡させる、悲惨で許し難い事故が各地で相次いでいる。

≪京都と千葉の事故＝産経から≫

京都の１８歳“馬鹿者”は、無免許のうえ、睡眠もとらずに遊びほうけていて、何とも悲惨な事故を起こしたが、未成年だそうで、法の縛りで極刑にできないという。これじゃ未成年のうちに極悪非道をやっておこう！という異常者が出ることは防げまい。「法治国家」とは名ばかり、戦後の日本は本当は「放置国家」なのだ。

親も親だ。バカ息子を放置しておいて今更謝罪？

昔、浪花節に≪馬鹿は死ななきゃ治らない〜≫という一説があった。
ところがそれに輪をかけた教頭先生と警察官がいたからあきれてものも言えない。彼らは学校で何を習ったのだろう？
そうか、ばかげたイデオロギー教育とスケベな性教育しか受けていなかったのだ！

真面目に生きているものが被害者となり、ふしだらな連中が生き残る…だけじゃなく、轢き殺す。犯人が「保護・隠ぺい」されて、被害者が「一族公開」される。
これじゃ時がたつにつれて悪がはびこり人類は劣化する。

世の中愈々末世か？と思っていたら、数々の“話題提供者”である小沢議員が、無罪だとか。
わが国の法律専門家たちは、善悪、正義など、世のしきたりとは別に、法律用語の世界に閉じこもっているから、地方裁判所の関係者には判断できなかったということらしい。「遠山の金さん」が懐かしい！

２７日の産経新聞２７面には≪…一方、東京地裁の裁判長はくだんの土地購入原資となった小沢代表個人の４億円についても、公表しないという認識で秘書たちと一致していたと指摘。小沢元代表自身にそうした意図を持っていたとした。
また、指定弁護士側の主張も数多く取り入れた。４億円の不記載について、秘書の独断でできることではない、との指摘もあった。
半面、それでなお無罪としたのは、大まかな報告・了承はあるが、具体的な犯行について知らせていない可能性が残るという消極的な理由だ。あくまで推定無罪の原則にのっとった判断だといえる≫とある。

≪小沢議員と石川議員＝産経から≫

こんな足して２で割るような、あやふやな判断をするようでは、いずれ裁判所も無用の長物、「国鉄」「郵便局」に次いで民営化されるかもしれない。
「深夜食堂」登場人物らの庶民感覚の方が、国民にはずっと受け入れやすいからである。

≪石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ≫と石川五右衛門は、かまゆでになる前、辞世の句を詠んだ。

この句は、小沢議員の親密な３人の部下で有罪になった中の「石川さん」には無関係だが、こんな政治色が強い裁判や、未成年法に縛られる刑法じゃ凶悪犯罪はなくなるまい。
自分の身は自分で守る。家族の恨みは家族が晴らす…。そんな昔の「国家権力と法」に頼らない“戦国時代”がよみがえってきそうな雰囲気になってきた。

温かくなってきたので素振りを開始し、自らに降りかかる火の粉は自ら払う鍛錬をしようっと！　年寄りの冷や水…と言われない範囲で…

届いた書籍のご紹介
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１、「アメリカの鏡・日本」
（ヘレン・ミアーズ著：伊藤延司訳＝角川学芸出版￥２０９５＋税）

　史料調査会の講演会で知ったもの。近代化した日本が戦争のできる国に成長した裏を克明に探った名著。改めて目から鱗だった。

２、「宇宙のパワーを呼びこむ生き方」
（錦城ひかり著＝本心庵￥１４００＋税）

　「超科学現象〜」を読まれた一読者（医者）から、送られてきたもの。１０５歳まで活躍した塩谷信男氏の体験をつづったもの。呼吸法の解説書だが、超科学的な話も面白く読める。

３、「幻の黄金時代」
（西村幸佑書＝祥伝社￥１６００＋税）
西村幸佑氏の新刊。なぜ日本の「黄金時代」は≪幻≫で終わったのか？と追及したもので、現在日本の閉塞状況が理解できる。代議士さんは読まないだろうな〜と読後に思った。