現れるか「なでしこ宰相」！？ - 軍事評論家=佐藤守のブログ日記

家内が丹精込めて育てたバラが満開になった。キジバト夫婦が、巣作りしようと狙ったバーゴラから排除され、私の藤棚に作ってしまったから、手入れができない。来年も藤に花芽はつかなそうである。

≪満開を迎えたバラ・香りが素晴らしい！≫

≪バーゴラに新築しようとしたキジバト君≫

≪あきらめて？藤棚に“愛の巣”を設置！≫

バラの花々もそうだが、キジバト夫婦の行動を観察していると、自然界の偉大な摂理に感動させられる。オスがメスを守るし、巣作りをするのである。そして交替で卵を温める…
この夫婦から、昨年この巣で２羽孵化して無事に旅立った。私は今年もカラスからキジバト夫婦を≪防衛≫してやることにする。

今日、ありむら治子議員から本が届いた。「女性宰相待望論（自由社：￥１５００+税）」という時事通信解説委員長、加藤清隆氏と９人の女性議員たちとの対談集である。
安部晋三元総理に言わせれば、「わが国初の女性宰相は必ずこの９人の中から出る」そうだ。男性である元総理がそう断言するのだから、やはり現代日本男性は「ダメ男」だらけなのだろう。

いつだったか忘れたが、雑誌「正論」に「閣僚名簿案」を求められて、次のような案を提出したことがある。

　　　　　　　　
内閣総理大臣　・・・・　　石原慎太郎
 外務大臣　　　・・・・　　城内　実
財務大臣　　　・・・・　　園田博之　　
 防衛大臣　　　・・・・　　田母神俊雄
文科大臣　　　・・・・　　山谷えり子
 総務大臣　　　・・・・　　下村博文
 法務大臣　　　・・・・　　稲田朋美
 厚生労働大臣　・・・・　　有村治子
 国土交通大臣　・・・・　　西村真悟
 内閣官房長官　・・・・　　桜井よしこ

コメント
「ぶれない総理の元、芯のある閣僚、実行力と知力に長ける“女性パワー”で敗戦意識を捨て愛国心を高揚する」

有村議員はこれを覚えていて、本を送ってくれたのだろうが、私も当時は「女性パワー」に期待した。いや、今でもこと政治に関しては、女性の判断のほうが、意気地なしの男どもより的確だ、と思っている。
４月２日の産経新聞一面に、「The リーダー」という連載が出たが、その時にも「現れるか『ナデシコ宰相』」として、世界の主な女性政治指導者が紹介されていた。

≪産経から≫

日本だけではなく、世界中に「女性パワー」が広がっているようだ…

良し悪しはわからないが、少なくとも国内を見ていれば、男どもが実に頼りなくなったとは言える。「草食系…」とかいうらしいが、もともと日本人は農耕民族、肉（四足の獣）を食いだしたのは明治以降じゃなかったか？
昔の男は「草食系でも頼もしかった…」となると、食い物が原因でもなさそうそうだ。

私が気にするのは、そんな奴に限って≪自己防衛用≫とか言ってサバイバルナイフを持ち歩き、弱者だとみると切りつけることだ。どこかの近隣諸国なみに、相手が弱いとなればかさにかかって襲い掛かる。
そんな連中は、強い奴には絶対に立ち向かわない卑怯者である。

どこかの中学生が、学校帰りに小学生に因縁をつけていじめ、それをＵチューブで公開して大騒ぎになり、謝罪したらしいが、今の世情を映しているように思う。
何とも≪人生を無駄に生きている≫男たちが多くなった。大人の責任なのだが、その大人に≪大人がいない≫

こうなったのは“戦争を放棄”したと思い込まされた時点にあり、我が国の男どもはそれ以来“玉抜き”になったように思う。
古今東西、いつの時代も、外敵の攻撃を受けて戦争になれば、男どもが戦場に出征して体を張って国と女子供を守ったものであり、それが男の大切な務めでもあったのだが、今や日本の男どもは「平和憲法」と念仏を唱えていれば、弾に当たることもない、と思い込んでいる。
あのロシアでさえも、「夜霧のかなたに別れを告げて、雄々しきますらお」たちは戦場に向かった…。

「深夜食堂」というＤＶＤが気に入った、と以前書いたが、第２集のトップに「再び赤いウインナー」という劇がある。

≪深夜食堂のパンフから≫

地回りヤクザの竜ちゃんは、元高校野球選手という設定で、当時の女性マネージャーが作ってくれた≪赤いウインナー≫が忘れられない。
第２集ではその思いを寄せていたマネージャーが癌で死ぬのだが、同級生だった刑事の引き合わせで病床を見舞う…。
福岡出身という設定だから、博多弁が飛び交って、ついつい私も高校剣道部時代を思い出した。
「竜ちゃん」こそ男バイ！
漂う男の友情とペーソスにぐらぐらくるケン、一度ミンシャい！！
こげな男が滅多にオランごとなってしもうた…
おなごもヨカが、この世は男がしっかりセントいかんとバイ！

ホンに、情けナカ国になってシモウタバイ！！