キジバトのひなが無事巣立ったので、遅れていた藤棚の手入れがしたいのだが、梅雨に入ってしまった。
うっとうしい毎日、読者の皆様も、心にカビが生えないよう健康には十分ご注意あれ!
5月末に郷里の東北を旅した時、峠の茶屋で山菜取りの二組のご夫婦に、薬草の知恵をうかがったが、先日、不注意で舌をかみアフテン(口内炎)になりかかったので、さっそく教えられた「キハダ」をかんだら、たちまちよくなり、先人の知恵の偉大さを身をもって体験した!
今まではプロポリスを綿棒で塗っていたのだが、今回はキハダの小さな木片をガムのように噛み続けると唾液とキハダの液とが患部を潤すのできわめて効果的である。
良薬は口に苦い!から、子供は嫌がるだろうが、大人はお試しあれ。
時々、疲れると家内とともに奥多摩の温泉に出かけ、露天風呂を楽しんだ後、隠れ家的古民家の喫茶店でコーヒーを楽しむ。
静寂そのもので、BGMのクラシックがよく合う美人母娘のお店だが、娘さん手作りのケーキが実に美味で、夫人の好みの和風食器類を使ったコーヒーがまた感性豊かで格別である。
都心ではとても手に入らない「贅沢で貴重な空間と時間」だが、この一帯の大地主であるため、リンゴ畑はじめ山野の草刈りが大変だと夫人はいう。
ところが彼女は、毎年苦労している一面のスギナ等の“雑草”刈りで手を休めた時、「ご先祖様が子孫に対してこんな苦労をさせるはずがない」と思いつき、スギナの効用を調べたところ、人体の組織を復元する効用があると書いてあったという。たまたまご主人が体調を崩していたので、これはご先祖様からのメッセージだ!と気が付き、スギナを干してお茶代わりに飲用しているというのである。
もちろん無農薬、ご先祖様からの贈り物だ。
つくしは、「アルカロイド、無機ケイ素などを含むため、多量の摂取は推奨されない。栄養茎の全草を乾燥させたものは生薬名を問荊(もんけい)といい利尿作用がある」とされ食用にするが、スギナは農家にとってはなかなかしつこい“雑草”である。
≪スギナ:インターネット写真≫
「スギナという和名は、姿をスギの葉に例えたものである。植物体には珪酸をたくさん含んでおり、植物体にふれるとシャリシャリ感がある。スギナの群落を鎌で草刈りすると、すぐに鎌が切れなくなる。同じ属であるトクサも珪酸をたくさん含んでおり、サンドペーパのように研磨する材料として使用した。歯磨きにも利用したという」とされていてるから畑一面にはびこるスギナは、間違いなく農家の邪魔者である。しかし、彼女はそんな“邪魔者”をご先祖様が子孫に残すはずがない、と考えたというのだからその発想が素晴らしい。
日本古来からの薬草類とその効果についていろいろ教えられ関心を持っている私は、一夜漬けの「峠の茶屋情報」で彼女との話をつないだのだが、東北でもスギナ茶として愛飲しているという。ただし、煎茶のようにお茶出しで飲み、ペットボトルで冷蔵庫に保管する≪麦茶方式≫はだめだという。変質するので逆に毒なのだろう。
古くから伝わる民間療法に“スギナい”が、現代医療システムの発展に伴い、高額療法など、庶民の手から遠ざかっていく薬事の世界を反省するきっかけにはなりそうだ。
そんなこんなで、どうも現代日本人は、ご先祖様からの知恵を忘れ、何事につけ本来の日本精神を見失っているような気がしてきた。
この喫茶「里舎」は、我々夫婦の“隠れ家”なので、積極的にPRしたくない!のだが、癒しを求める方、ご関心ある方はつぎのHPをご覧あれ。
さて、今日の都議会は面白そうである。石原都知事の憲法論争が大いに期待できる。
日本精神を失わせ、見苦しい成金精神?が支配する社会を招いた、諸悪の根源は「占領憲法」にあるのに、歴代政府はその改正、または破棄を怠ってきた。その結果が今の知的怠惰な日本だと私は思っているが、34年間の防空任務を終え、退官後の自由な“民間人生活”も15年過ぎ、民間憲法臨調などで憲法問題を勉強したものの、さっぱり改善に結びつかなかったので、今では全く期待していない。
≪10年前の今日(4月):産経から≫
なぜだめになったのかという根拠として、戦後をほぼ支配してきた自民党政府が、憲法改正という党是を忘れてもたもたしている間に、党内はもとより政界に「第3国人が浸透」し、今や政界のほとんどを占拠されているからだという、仲間からの「政界人出自名簿」が届いているのだが、真偽はさておき、事実だとすれば実に恐ろしい国家崩壊が始まっていることになる。
確かに中国に派遣された“国賊大使”などの言動を見るにつけ、この情報は正しい、と思わざるを得なくなってくる。
≪この大使の出自は?:産経から≫
マ、しかし、日本精神を取り戻そうという活動も、やっと盛んになってきつつあるから、静かに見守りたいと思う。
≪尖閣諸島の周辺海域で、民間団体による集団漁業活動イベントが一般参加者や国会議員、地元漁師ら約120人が参加して行われた。魚釣島近くで活動する船団=10日午前、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺海域(松本健吾撮影)≫
新書など紹介(来月、私も上梓する。こうご期待!)
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1、「帰ってきた蛍=再上演」
ご紹介が遅れたが、ご好評につき「帰ってきた蛍」が再上演されている。16日まで東京≪前進座≫で、7月4日からは、長岡市立劇場大ホールで公演されるのでお近くの方は、ハンケチ2枚ご持参でご覧になっていただきたい!
2、「中国と中国人は、この5文字で理解できる」(黄文雄著:WAC・¥895+税)
「いつわる」「ぬすむ」「あらそう」「オレが」「けがす」の5文字で、厄介な国中国と中国人がわかるというものだが、日本の?中国大使に献本したいものだ。
私はさらに「騒(うるさい)」「守銭奴(けちんぼう)」を付け加えたい。もちろん14億人の中には例外もいるが総じて…の話。
中国人民解放軍知られたくない真実―変貌する「共産党の軍隊」の実像
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