軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

習近平、入院か?

先月末、キジバト夫妻が飛んできて、バーゴラに止まって私に向かって鳴いたから、「鳩の恩返しか?」と家内に言ったのだが、何と今日は卵を抱いている!今年3度目、よほど居心地がいいのだろうが。しかし、孵化するころは寒くなるから心配だ。
それにしてもこの夫婦は仲がいい!!


今朝の産経は、尖閣を地主が国に売ったとかで、各方面の話題になっているが、一番頭に来たのが中国報道官らしく「必要な措置をとる」と意気盛ん、これを盗人猛々しいという。取りたきゃとればいい。


そんなことより、久々にわが友・河添恵子女史が中国の内情を書いているが、昔も今も彼女に比べて大手メディアの情報収集力の欠如を思い知る。折角だから全文ご紹介しておく。


≪「40×40」   「河添恵子 崩壊する隣国に警戒せよ」
 抗議船の尖閣上陸、「打倒小日本」などと叫びながら暴徒化する反日デモ、日本大使車襲撃事件…と連日連夜、中国による蛮行が報じられている。が、報道の視点は「(国旗持ち去りの)犯人は?目的は?」などと矮小化され、評論家は当たり障りない持論を披露…。ゲンナリだ。

 それよりこの機会に、メディアは中国の“不都合すぎる真実”を国民に懇切丁寧に伝え、警戒を呼び掛けるべきでは? 隣国は、各地でガラガラ音を立てながら崩壊しているのだから。

 まず、道路(高速道路含む)の陥没による大小事故が、北京、上海、杭州、広州、瀋陽など日本人も多い大都市で頻発している。車がスッポリ埋まりそうな巨大な穴が開いた例もある。また、橋の崩壊事故も多発。先日も黒竜江省ハルビン市の高架橋崩落事故で死傷者が出ている。
 そして、7月に北京を襲った豪雨では数千人が死亡、被災者は数百万人とされ(情報隠蔽により正確な数字は不明)、北京市長と副市長は早々に辞任、失脚した。

 これら災禍の大部分は、共産党幹部が牛耳る人命無視のおから工事&技術不足が要因だ。党幹部の権力闘争が熾烈化し、粛清も強まる中、お次は「裸官(裸の国家&地方官僚)」の“海外逃亡ラッシュ”。妻子らは海外暮らし、ウン億元の不正蓄財も海外へ移し、自身は国内で職権乱用&汚職三昧を続けてきた官僚=裸官が、「逃げるが勝ち」レースに出ている。
 先月末には奇怪な事件−中国国際航空の北京発ニューヨーク行き便が、出発から7時間後に北京空港へ引き返す−が起きた。「機長が『脅迫の情報を受けた』と乗客に説明」「米当局が『危険物が載っている恐れ』を寄せた」など報道はおおむね不可解だが、「米国亡命を試みた党幹部3人が搭乗、その阻止のため」と報じた反共産党紙もある。なお、深セン航空の国内便が離陸後の脅迫電話で、近くの空港に緊急着陸した事件も同時期に発生した≫


その他、中国の石油王も行方不明になっているとか。上も下も国外逃亡で大騒ぎになってきた。
この国の政権争奪戦はすさまじく、国内闘争が抜き差しならぬ段階に来た証拠だが、国というには程遠い匪賊の集合体の伝統があるところだから当然の結末だろう。
いや「匪賊」は失礼、「群雄割拠のお国柄」と言い換えよう。


シナ事変でも、蒋介石の国民政府を「主権を持つ国」とみて近衛首相は交渉したが、何のなんの、張作霖毛沢東も、南京政府を樹立した汪兆銘も、この国には≪おれが俺が≫と主席だか総統だか知らないが群雄割拠していたから、正式な停戦交渉などできるわけがなかった。近衛はとうとう「国民政府を対手とせず」といい、泥沼にはまり込んだ…(なんとなくわが政党もそれに似てきたが…)

そんな歴史的事実をわがマスコミは全くつたえないが、それは不勉強だからか、あるいは尾崎秀美を見習っているのだろう。


ところで今日は注目すべき記事がある。それは北京の川越一記者による、「背中にケガ? クリントン長官との会談中止で飛び交う憶測 中国副主席」という次の記事である。

≪中国の習近平国家副主席は5日、訪中しているクリントン国務長官らとの会談を急遽キャンセルした。今秋の共産党大会で胡錦濤総書記(国家主席)の後を継いで最高指導者となる人物とあって、異例の事態にインターネット上では臆測が飛び交い、中国側は火消しに躍起となった。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は米政府当局者の話として、会談中止は副主席の「背中のケガ」が原因だと伝えた。負傷理由や程度は不明。フランス通信(AFP)は、シンガポールのリー・シェンロン首相やロシア高官との会談も中止したと伝えた。

 中国版ツイッター「微博」などでは、「日本政府の尖閣諸島購入と何か関係があるようにみえる」「軍事作戦でも準備しているのか?」といった書き込みがあったという。また、背後から刺されたことの比喩ととらえ、「政変ではないか」との見方も広がった。

 AFPによると、中国側がクリントン長官との会談中止を申し入れたのは4日深夜だったという。楊潔篪外相は5日、「不必要な臆測はしないよう望む」と述べたほか、外務省報道官も通常の「日程調整」だと強調し、火消しに走った≫


推測だが、けがを理由に面会を断るとは不可解である。いま米国の国務長官と会っても、ぼろを出すだけ…と考えたか?
あるいは米中間にそれほど緊要な話題はない。むしろ尖閣で馬脚を現してはいけない、と考えたか?
それとも他に何かがあるのか?


河添女史が書いたように、7月に北京を襲った豪雨では、中南海も大被害を受け、国家指導者の事務所も冠水し、一部には地下にあった北京軍区のコンピューターが使用不能状態になっているともいう。
習近平事務所も大きな被害があったため、資料がなくなったのか?

ところが今、プールで水泳中にけがしたという情報が入って、301病院に入院するという。「プールでどんな怪我??」
暗殺犯が「ワニ」でも入れていたのかな〜〜

インターネット上からは「習近平関連情報」が一斉に消されたともいう。
とすれば、後継者争いで何かがあったのだとみるべきである。


情報によれば、6月末から7月初めにかけて、胡錦濤主席は香港の式典に参加した。この留守を狙って、次期主席予定の習近平が、軍事主席会議を個人的に自宅と“事務所”で2回にわたって開催し、軍人を手名づけたという。

習近平次期主席=産経から≫


ところがこの事実を胡錦濤に報告しなかったから、胡錦濤は激怒したらしい。
胡錦濤は、江沢民にしばしばこの手で騙され、その昔、江沢民派の軍人から暗殺されそうになった経緯もある。


ところが今回は、江沢民さえもこの独断専行に不快感を示しているというという。「奴は一体何を考えているのか?」と。
トウ小平に世話になった江沢民は、常に彼に仔細な報告を忘れなかった。これで政権を維持できたのだが、太子党というボンボンの集まりは、そんな基本的なこともわきまえていない!というのだから面白い。

≪案外こうなったりして…=産経から≫


そんな身勝手な行為がばれて、胡錦濤江沢民ににらまれ身動きできないから、クリントン長官との会談もドタキャンした?と推察すると、河添女史が言ったように、この国は崩壊に向かってまっしぐらといっても過言ではなさそうである。


尖閣問題はそんな渦中にある。中南海の血みどろな闘争から人民、特に若者たちの目を背けるには絶好の話題。近づく918には大掛かりなデモか何かを指導して≪やらせる≫だろう。煙幕として…


ところがそれを受けて立つ我が国も、今やそれ以上に程度の低い政権争いで、各自リストラされまいと必死の形相。外交・防衛・拉致解決、震災復旧など、“国民の生活”ははそっちのけのあさましい闘争劇。
そんな最中なのに、あきれたことに産経27面には≪ヘリ開発談合疑い≫という記事があり、陸自の次期ヘリ開発をめぐって、談合があったとして特捜部が防衛省を家宅捜索したという。

時期が時期だけに何とも異常さを感じるが、シビル・アンコントロールは極まれり!
現場を担当している後輩たちには、“多忙な防衛省”は動けまいから「いざとなれば超法規処置」も視野に入れて厳戒態勢を敷いてほしいもの。頼るのは実力部隊以外にはない。

私はキジバト夫婦の「掩護」に万全を期するのであとはよろしく!

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