軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中国の暗闘と錆びついた北のミサイル!

このところ、次の出版の原稿書きでPCと格闘?していた。
その間に入った面白いニュースを少々。


1、中国の暗闘
 薄キライは脳出血で301病院に入院したが、命に別状はないが再起不能だろうという。夫人の面会は許されたが、6人の武装警官の護衛?つきだったそうだ。
習主席が広東省に住む母親を訪問したが、隣の香港にはいかなかった。それは香港トップを無視している証拠だそうだ。
このところ、中国の経済不況は異常だそうで、≪中国のジニ係数は0・61という驚きを越える不平等社会に転落」、これは≪「世界最悪」でもあり、「史上最悪」でもあり、内乱、革命の前夜の指数≫だという。(宮崎正弘の世界早読みニュース)

ジニ係数」が0・61というのは、
≪中国の冨の61%を特権階級が独占していることを意味し、しかも貧富の格差が拡大しているにもかかわらず、民意を無視し、民衆の抗議を弾圧し、言論を封殺し、独裁を強固にしている。
 そのうえ特権階級は資産を海外へ巧妙に移動し、一族郎党は海外へ秘かに移住したか、あるいは二重国籍を取得した。まさにヒラリー・クリントン国務長官が予測したように「二十年後の中国は世界最貧国に転落している」だろう(同上)≫


いよいよ始まったか。
最近、米国やカナダから大量の食物を輸入したとか、米をベトナムから買い付けたなどと、食糧事情が悪化したことが伝えられているが、それよりも、胡錦濤習近平が≪裏取引≫をして、江沢民一派と激烈な権力闘争をしている、というのが通説らしい。
江沢民はすでにパワーがないのじゃ?と質問すると、江の息子が二人と対立しているそうだ。
友人は言った。「中国は膀胱癌の老人と、膠原病の前主席と、リューマチ持ちの現主席という3人の病人が互いに争っていて、13億の人民のことなどだれも考えてはいない」

私が「日本の政治家も、自分のことしか考えていないから同じだ!」というと、「日本にはまだ食料があるし、男も赤字じゃないから幸福だ」という。「男が赤字?」と聞き返して驚いた。


長年続いた一人っ子政策で、女の赤ちゃんは間引きされたり、育っても人身売買で売り飛ばされたので、「8000万人が不足している」という。
今でも年間10万人に上る、1歳から60歳までの女性が売り飛ばされているというから、日本で「女性の権利を主張する方々」に教えてやってほしいものだ。
そのせいで、15歳から60歳の男性、8000万人に“お嫁さん”がいないのだという。それを≪赤字≫といったのだが、特に体力を持て余している軍人が困っていて、早く尖閣と沖縄に攻め込もう、と息巻いているそうな。占領されたら「米海兵隊員による“事件”程度じゃすまなくなるよ」というからさあ大変!

田舎村では3人兄弟が兄嫁を共有しているというから、これが本当の「人民は皆平等という『共産主義』の成果」なのかもしれない。


習近平はそれもあってか早く尖閣問題にけりをつけ、不人気な人民軍が精強であるところを見せ付けて権力を維持したいらしいが、それには≪尖閣紛争≫を起こす必要がある。
古くなった大型の海軍艦艇を漁業監視船に仕立てて尖閣を取り巻き、隙あらば上陸させたいらしいが、今は軍の実力が劣るので、戦闘機を含めて猛訓練に励んでいるそうな。


上級軍人の中にも、今回の人事で日が当たらなくなった者が、公然と不満を漏らしているそうで、「両劉将軍」などがその代表格だという。唯でさえも文革という「失われた10年」を体験して、世界の常識と人間としての教養に欠ける指導者たちだ。
我が国にとって、最大の「脅威」であることは間違いない。
そのうえ人民解放軍は、人民ばかりいじめるので人民に人気がない。そこで人気取りのためにも≪戦う海軍≫≪戦う空軍≫のイメージ作戦が必要だ。それに最も適しているのが≪尖閣≫だ。

≪この方もその一人≫


そこで「友人」は私にこう忠告してくれた。
「早く自衛隊を軍隊にして強くしないと、尖閣から沖縄まで取られてしまうよ。日本の大臣たち、一体何しているの?」

万一そうなった場合には、最初の一発が非常に大事になる。初一発でギャフンと言わせなければ、カナダから帰国したばかりのKJ君が喜ぶことになる!
もし完膚なきまでに叩き潰せば、人民の期待を裏切る結果になるから「ホレ見たことか。“廃頭メ!”」と逆に人民軍の方が馬鹿にされること請け合いだろう。
そうすればこの国には内乱が起きる。それが人民の幸福につながる…。唯でさえも宮崎氏が言うように、経済的にも急降下し始めているから、火がつくのも早かろう。
機は熟した。隣の虐げられている人民のためにも、もしそうなったら自衛隊は圧勝しなければならない。


「友人」は最後にこういった。「指導者と金持ちは、みんなアメリカに亡命したがっている。大半はすでに息子らを外国に亡命させているが、その証拠にアメリカに『金塊600トン』を預けている。そのうちの80トンが行方不明になっているとニュースに出たからご存じだろう。
ドイツもフランスも米国に金塊を預けているが、敵対している中国もそう。人民は米と中とは狎れ合い関係だ、と非難している。こんなひどい国はどこにもないよ。そんなこと日本の新聞は書かないネ〜」

大紀元時報から≫

どこまで本当か裏は取っていないが、いづれにせよ尖閣で万一の事態が起きた際には、一撃必殺で叩きのめすことが望まれる。

予算削減、給料削減、退職金削減、人員削減、代わりに官舎入居費が2倍に増加されるという苦境に立っている後輩諸君には気の毒だが、百年兵を養うは一日これを用いんがため、という言葉をかみしめ、一層奮闘してほしい。


2、北朝鮮がミサイル発射?

ちょうど今、
≪【ソウル=加藤達也】北朝鮮は12日午前、北西部の「西海衛星発射場」から、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射した。同ミサイルの発射は、失敗に終わった4月に続いて今年2回目
 日本政府は北朝鮮が発射したミサイルは午前10時2分ごろ、沖縄県上空を通過したと発表。フィリピン沖に落下したという≫
とニュースが報じた。

≪産経から≫

本当かな〜。政府が言うのだから信じたいが、今回のミサイルは4月に発射した分の「予備機」だったはず。
アナログ式のミサイルで、保管が悪く錆びついて?いただろうに、無事に発射できたのかな〜と疑問符が付く。


まあ、国際的忠告などは無視する国がら、いちいち振り回されている方がおかしい。まず、我が国が独立国として、やるべきことをしっかりやって備えることが最優先だろう。

今度の選挙で「国防を軽視していた政党」にとっては「想定外」だったろうから、その意味では、選挙結果が楽しみである…

自国の安全保障を無視して【生活が大事】などとノー天気なことを言ってきた政治屋たちへの「覚醒」を促すための金ジョンウン様からの「贈り物」だったと受け止めたい。

皆さん方、少しは目が覚めましたか?

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