軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

北のミサイルに苛立ちと緊張??

まず、気になっていたキジバト夫婦の「住居問題」だが、私の「手造りの巣」は夫には気に入ってもらえたが妻が言うことを聞かず“別居状態”だった。
しかし今朝見ると、妻も同意したらしく、出産態勢に入っていた!
証拠写真を撮っていたら、夫が私の頭の上に来て「お礼の言葉?」をかけてくれた。
まだ隙間が大きいので卵が落ちないか心配だが、今年もかわいらしい雛を見ることが出来そうだ。重苦しい人間界の空気を癒してくれるだけでも彼らに感謝!


≪南側から東側に移設!≫

≪妻もやっと同意?≫

≪北風とカラス除けの“防護壁”≫

≪写真撮影中に夫がお礼?それとも警戒に来た!≫



さて、9日夜は、久しぶりに平河サロンの会合に出席した。山口洋一元ミャンマー大使のミャンマー情勢を聞いたのだが、案の定?国内報道とは違った解説に納得した。
あれほど西欧に“反発”している我がマスメディアが、「軍政下」にあるミャンマーに関しては悪の権化であるかのように伝え、孤軍奮闘?するアウンサンスーチー女史をジャンヌダルク並みに扱っていることに合点がいかなかったのだが、山口大使の解説で氷解した。やがて隠されていた真実が浮かび上がってくることだろう。

≪山口元大使の著書の紹介≫


昨年12月に上梓した「大東亜戦争〜」に書いたことだが、やはり日本人の思考は8月15日以降停止している。特にメディアは、未だに「軍=悪」「帝国陸軍南京大虐殺従軍慰安婦」的図式なのであり、戦後生まれの我々「防大生と自衛隊憲法違反の税金泥棒」的感覚が継続していることを痛感した。


ところが昨日の衆院予算委員会で、日本維新の会中山成彬議員と自民党西川京子議員の質問に対して、安倍首相は「教科書検定見直し」に言及し、「近隣諸国条項撤廃」も視野に入れたと産経は報じているが、聊か遅きに失したものの、いよいよ戦後レジームからの脱却に取り掛かったものと受け止めたい。
更に「日台漁業取り決め」が締結されたことは、尖閣をめぐる日台間の懸案事項が1歩前進したことを意味する。
中国は怒りを示しているが、対北同様何も出来まい。
こうして、安倍首相は今まで「首相=TV芸人」的感覚で国民の人気取りに終始して“惰眠”をむさぼり続けていた歴代“仕事し内閣”のしりぬぐいをしているのだが、その陰ではいい思いをしてきた連中からの抵抗も大きい事だろう。
体調維持に努めて目的に向かってまい進してほしいと思う。



さて、北朝鮮の“若殿様”がいつミサイルを発射なさるのか、世界中が注目しているが、こうなれば彼としてもいい格好せざるを得ないだろう。
平成2年ころ、北がノドンミサイルを開発して配備している!と東京新聞や読売新聞が報じたことがあったが、我が国はちょうど今の様に株の値上がりに我を忘れてバブルに浮かれていた。
そしてやがて大暴落、気が付いたら北ではノドンどころかテポドンや核開発が進んできた。
こんな状態を【アリとキリギリス】というのだが、私は「備えなければ斯くの如し!」と揶揄したことがある。


今朝の産経27面に、標的に挙げられた国内5都市では《挑発にいらだち/緊張いつまで》などといつも通りの表現を並べた。
いらだったり緊張した方々は、ミサイルが飛んでくる!ので、商売を休んだのだろうか?外出を控えたのだろうか?何にいら立っているのだろう?皆さん方本当に緊張しているのだろうか?などと、記事を読んでもとても本気には思えなかったが…
「撃ちたきゃ撃つがいい、しかし撃ったらピョンヤンを徹底的に破滅するぞ!」といえば済むことなのだが、それが出来ないから「いらだったり緊張している」に過ぎないのだ。
新聞はこう書かねば売れないから書くのだが、一般国民は自衛隊など国家機関を信じるほかはない。バタバタしても始まるまい。
もし自衛隊の対処に“抜け”が出たとすれば、それは今まで備えを怠ってきた当然の報いなのだ。
そんないらだちや緊張感から逃れたいのならば、国家防衛策を整えるべきだったのだ。それをしてこなかったから、精神衛生上不愉快になるだけなのだ。これは「身から出たさび」という。
まあ、そうならないよう「祈るだけ??」か。


だが日本よりももっと「いらだっている」国がある。言わずもがなだが中国政府だ。
中国当局が、中国から北朝鮮への観光旅行の取り扱いを一時停止するよう中国国内の旅行各社に指示したことが10日分かった。複数の中国の旅行会社が明らかにした。 (中略)
北朝鮮と国境を接する遼寧省丹東市の旅行会社によると、丹東の当局は9日、地元各社に対し、北朝鮮への観光旅行の手配を全面的に停止するよう通知した。当局は理由については明示しなかったという。
北京にある複数の大手旅行会社も、今月初めから北朝鮮への観光旅行の取り扱いを停止していることを明らかにした。いずれも「上部機関からの通知」を受けた措置と説明している。(共同)≫


旅行者たちは“15日まで”足止めを食らったままだが、そばを戦車部隊や機甲部隊が国境地帯に移動し終結しているそうで、瀋陽軍区から派遣されたものらしいという。
これで中朝国境地帯は軍事的に封鎖された。
人民日報は「我が国の庭先で問題を起こすな」と怒っているが、もともと中朝間は「犬猿の仲」、朱鎔基首相などは、身震いするほど金正日が嫌いだったといわれている。
それは北に何度も裏切られてきたからだというが、さて今度は??


とうとう隣接する「ロシア東部軍管区」も、北朝鮮弾道ミサイルがロシア領内に飛来した場合迎撃して「撃墜する準備」を完了した。
西方には中国軍、東南方には日米韓が布陣した。
東北方にも、西方にも南方にも撃てない…、となると、短距離ミサイルで韓国を狙う気か?いやそれもなかろう。今まで通り「専守防衛」で反撃してこない日本列島の頭越えで撃つしかないが、当の北朝鮮内でもどうしようかと議論になっているのじゃないか?
それでも30歳の“戦いの天才”の神様は、60歳の老練な先輩たちの意見を無視して「発砲」するか?


ところで空中戦闘で一番注意しなければならないことは、前方視界に敵をとらえて撃墜寸前まで追い詰めた時だ。この時、必ず敵の2番機が後方に迫っている…
勿論中国はじめ各国は相当な工作員を潜入させていることだろうから今後の展開が楽しみ!だが、国内の不満分子の動きも無視できなくなってきた。
とするとこの場合は、敵2番機ではなく、味方の2番機に落とされる可能性も出てくるから、案外早く“片が付く”かもしれない…


多分今夜のチャンネル桜の収録でも、井上キャスターから北の問題について突っ込まれるだろうが、こんな推測でも放談するとしよう…

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