軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

鳩山発言が危機を招く

【鳩山氏がまた問題発言 尖閣めぐり「棚上げで合意」と中国に理解(産経27日)】
≪中国を訪問中の鳩山由紀夫元首相は27日、北京で記者団に対し、尖閣諸島沖縄県石垣市)の問題に関し「40年前に棚上げすると(日中両国で)決めたのだから、メディアも理解しないといけない」と述べ、棚上げの合意があったとの認識を示した。日本政府は棚上げ合意を否定している。

 鳩山氏はこれに先立ち清華大主催の世界平和フォーラムで講演し「領土問題に関してはそれぞれの国の言い分がある。中国側としては当然、カイロ宣言(の中の日本が盗んだ島)に入ると考えることはあるだろう」と述べ、中国政府にあらためて理解を示した。

 安倍政権に関しては「国会議員が大挙して靖国神社に参拝したり、安倍晋三首相自らが(先の大戦での)侵略を認めることを拒否したりした。価値観外交で中国を包囲しようとしているが、中国を孤立化させることはできない」と述べた。(共同)≫


≪中国に“トラスト・ミー?”=遂に正体を現した現代の尾崎秀美=産経から≫


このところ、鳩山由紀夫というルーピー元首相は、狂ったように訪中しては異常な発言を繰り返しているが、その陰には大きな危険が潜んでいる。

≪南京抗日記念館で最敬礼!〇〇につける薬はない!=産経から≫


中国海洋局は、この鳩山発言を受けて大いに元気づき、「我々は、我々の領土である釣魚島を全力で守る。そのためには、領海を侵犯した日本漁船はもとより、日本の艦船も“侵犯の証拠”として拿捕し、世界中に日本の悪行を示す」と息巻いているという。


≪出世がかかっている連中は本気らしい…産経から≫


我が海上保安庁は厳重な警戒と覚悟を固めるべきだが、その前に、わが政府は、事態発生に備えたマニュアルを整備し、戦う準備を怠りなく進めてほしい。


いまシナ大陸を覆っているのは、際限ない国内の混乱である。
26日に新疆ウィグル自治区で27人死亡の暴動が発生したにも関わらず中国のメディアは事件を取り上げない。
共産党機関紙人民日報傘下の環球時報は27日付の社説で襲撃グループを暴徒と断じ、『ウィグル族の敵』と激しく糾弾した。一方、米政府報道官は「情勢を注視している」と関心を払っている姿勢を示した(大紀元日本)」という。
この様に多発する各種暴動はおろか、金融危機が目前に迫っている。今日も急降下、上海株は底値を切った。


そんな最中においても、習近平主席にとっては、江派や胡錦濤派などとの戦いが最優先であり、とても総身に知恵が回りかねない状況下にある。


4日間続いた政治会議では、団結して腐敗と戦おう!と説く習主席の言うことに局長級はいっさい従わず、胡耀邦の息子・胡徳平なども耳を貸さないらしい。
劉雲山中国共産党中央政治局常務委員などは、明らかに習主席に反発しているというから、いわばシナ大陸の現状は、大乱の前夜ともいうべき状態だといってもよかろう。


そうだと仮定すれば、「外に敵を求める」のがこの国が取る常套手段である。
ところが我が国内では、7月の参院選を前に政界再編のムードなど、選挙一色の感があるが、都議選で与党が大勝したとはいえ、まだまだ油断大敵、安倍首相は、勝って兜の緒を締めつつ、国内環境整備とともに、周辺情勢の監視、特にシナの侵略に備えておいてほしい。

今日は大陸から届いた“危険”情報の伝達まで。

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