軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中国共産党の危機

3月に上梓した「日本を守るには何が必要か」の最終章で、中国の学者が「中国の経済発展は、世界の経済発展に一時的に貢献したものの、この引き換えにもたらされた多大な負の遺産はより甚大で長期的であり、かつ多元的に世界文明の発展に悪影響を与えている」と分析しているが、「問題はこのような内部情報よりも世界の政治家たちが“一般的報道”に影響されていて、深刻なチャイナリスクを明確に認識していないということだ」と書いたが、今朝の産経の「研究者ら相次ぎ消息不明 日本寄り中国人に圧力 指導部揺さぶりの見方も」という記事を読んで思わず噴き出した。


≪日本を拠点に活動する中国人研究者らが帰国後に連絡が取れなくなるケースが相次いでいる。中国の習近平指導部が日本寄りの人物への圧力を強めることで日本側に揺さぶりを掛けている可能性もある。日中で活躍する中国人学者、朱建栄・東洋学園大教授は7月に上海市を訪問後、スパイ容疑で中国当局の取り調べを受けており、連絡が途絶えている。
複数の日本在住中国人によると、日本で発行されている中国語新聞「新華時報」の編集長、蘇霊氏は5月に北京に出張して以降、消息が分からなくなっている。蘇氏は日中友好に向けた活動に積極的に参加していた。春ごろには沖縄県尖閣諸島をめぐる日中の対立を回避するよう呼び掛ける署名運動を実施していたという。「日中双方に情報を提供しており、スパイの疑いがかけられている」との情報もある。(共同)≫

共同通信は北京に記者を常駐させているはずだが、PM2・5に影響されて行動力が鈍ったのかな〜

蘇霊編集長の拘束事件は5月に起きていたのだが、誰もつかんでいなかった。
表に出たのは7月の“朱建栄教授”拘束事件で、これも夫人が大学に尋ねたことが発端だったはずだ。
なんとなく「盧溝橋事変」時代のわがマスコミの動きに似ている気がするのだが…

それはともかく、わが国に“駐在?”する彼らは支那のスパイであることは当然だが、長期になると自然に自由な我が国の風土に慣れ親しんで、共産党から言わせれば“二重スパイ”になり始めていることがよくわかっただろう。
彼ももちろんその一人で、「華人参政支援協会のメンバー」の一人であり、民主党政権時代に仙谷長官らの手で「外国人参政権」が進んでいた時、 日本各地を回って「十年かかっても、二十年かかっても私たちの代表を国会に送り込みたい」と訴えていた来日21年の53歳である。
じつは尖閣紛争で仙石氏の手で船長が帰国すると大いに自信を持ったらしいが、その後国有化され、民主党政権が崩壊し、尖閣に対するシナの横暴に対する日本人の怒りをまともに見聞きしている彼らは、彼らの国の共産党がやるように、今度は安倍政権から強制退去、または全財産を没収されるのではないか?と気が気ではなくなった。
在日シナ人は不法滞在を含めて100万といわれているが、少なくともその3分の一は稼ぎまくっていて大金持ちであり、日本国内に何軒もの高級マンションを持っている。彼らは、民主党政権がよもや倒れはしまい、と思っていたのに、あっけなく崩壊したから危機感を持ち始めた。
尖閣をめぐる“母国”の違法活動に対して、おとなしい日本人が本気になって怒り始めていることを察知し、日本国内に築いた自分たちの豊かな生活が≪破壊≫されるかもしれない、と身の危険を感じ疑心暗鬼になったのだ。
つまり、第2次シナ事変が勃発したら、自分らの財産は没収され、強制退去させられるのではないか?と心配になり、安倍政権の“要人”らに伺いを立てた。
どうも情報によると、与党の大物議員の手紙を中国大使館に持ち込んだらしいが、所詮は「公務員」である大使館員も困り果てた。こんな“爆発物”を持っていたら自分らの身が危ないから受け取らなかったらしい。
多分それは≪尖閣問題から手を引くように≫とでもいう内容だったのではないか?
ところがその手紙を大使館の郵便受けに入れて帰ったから、大使館は不愉快極まりなく、この動きで“2重スパイ”という話をでっち上げ、先手を打って身の安全を図ろうとしたようだ。
それに引っかかったのが蘇霊氏で、彼は大使館の助言?で自らこの春に北京に向かい、日本側要人からの手紙を直接習主席に手渡したらしい。
それ以降彼は行方不明になったのだが、一説では2〜3月のことらしい。
そんな重要な動きを察知できない日本の通信社は北京で何をしているの?とウォッチャーが言ったので、多分“ホルモン漬け北京ダック”で食中毒になって寝込んでいたのじゃ?とごまかしておいた。
表面上はこの程度の記事に過ぎないが、日本国内に住むシナ人の間では“激震”が走っているという。当然だろう。本国のシナ共産党の理不尽な侵略行為で、日本人が堪忍袋の緒を切った時には、脛に傷持つ自分たちは日本官憲によって一網打尽になる恐れがあるから、その前に帰化しておくべきか、と。


G20で安倍総理と「立ち話」をした周主席の表情は、写真で見る限りうつろだったが、おそらく本国内で進行している激烈な政争と、日本に送り込んでいるスパイらの弱気な?動きが気になっていたに違いない。

≪なんとなく気もそぞろに見えるが…=産経から≫

≪ロシアで5日に開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合で、安倍首相に声をかけられた習氏は、握手には応じたものの「まるでロボットみたいに」(関係者)じっと固まってしまい、なかなか言葉が出なかった。

 虚を突かれたという部分もあろうが、そもそも中国側には日本と関係改善を話し合う十分な準備も心の余裕もなかったのかもしれない。これは韓国も同じだ≫と阿比留記者は【阿比留瑠比の極言御免】に書いている。

≪こちらは元気いっぱい!…=産経から≫


ところでその習主席だが、11月初めの3中全で3つの改革案を示すらしい。
1、政府要人の給料を半分にカットする。
2、共産党保有するすべての財産を公表する。
3、共産党が嫌いな党員には「退党勧告」する。
というものらしいが、確か劉雲山中央書記処常務書記が以前、党員の4500万は不適格だ!と発言したことがあった筈だ。
となると習主席は党員は現状の半分でいいと思っているのだろう…
いよいよ中国共産党の崩壊が始まったか?


そこで11月以降は、民主化が進むのかな〜と思ったら9月10日に≪中国最高人民法院最高裁)と最高人民検察院最高検)は9日、インターネットに絡む犯罪に関する「刑法解釈」を公布、第三者に対する誹謗中傷や社会秩序の混乱を招いたり、国家利益を損なったりする書き込みをした場合、刑事罰を科すと発表した≫と新華社が報じたという。
やはり共産党の“主敵”はインターネットだということがわかる。

なんとなく支離滅裂な国内情勢、ということは政治はもとより、経済も軍事も限りなく混乱が深まっている事を示しているように思う。

そんな中、今一番人気の薄キライが≪一番尊敬する人≫と聞かれて関??という93歳の女性教師の名前を挙げ「彼女は恩人だ」と語ったらしいが、彼女は1978年に入党した満州人、つまり日本教育を受けた人物だという。
金正日も日本人を尊敬しているという“噂”があったが、薄キライまでも…となると、事実は小説より奇なり。なんとなく大陸は風雲急を告げ始めた、とみるのは考えすぎか?


そんなところへ黄文雄氏の著書が届いた。

「もしもの近代史」(黄文雄著:扶桑社¥1300+税)
「第4章 満州」に、「もしも満州国が今でも残っていたら」という項目がある。私も本当にそう思う。
ロシアのプーチン大統領に働きかけて、日ロ共同で「満州国」を復活させたらどうだろう??
半島も大陸も、アジア全体が大きく動くだろうな〜と思った次第。

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