軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

国内外情勢の急変に備えよ

靖国での講演は、若い方にインパクトがあったようで嬉しかった。特攻隊員たちの出撃風景(写真)を見て、身が引き締まった、という感想をいただいた。
私はいつも眺めているから感じないが、今の若人たちは、オタク以外は初めて見る姿なのだろうか?
関大尉以下23〜19歳の若人たちの姿は、今のヒーロー、ヒロインの真央さんから弓弦君の世代である。


ところで一気に春めいてきて、梅の花はすでに満開だ。都心では春一番が吹いたらしいが、大陸からPM2・5や人糞交じりの毒物が流れてくる季節になったことは憂鬱だ。
そのシナ大陸では、以前ここでもお伝えしていた「習近平暗殺問題」が大きく取り上げられた。

夕刊フジ

≪…冗談でなく、わが国固有の領土・尖閣諸島沖縄県)が狙われている。そして、日本国内に潜む、数千、数万ともいわれる中国人工作員の動きに厳重な警戒が必要だ≫
と記事は締めくくったが、軍学校であるべき防衛大にはすでに相当数のシナ人(帰化した者、妻がシナ人など)が潜入していることは存外知られていない。昨年の「新潮45・11月号」にノンフィクション・ライター 君島文隆氏が少し書いているが…それによると、

≪ある自衛隊の幹部は、
自衛隊内に驚くほどの数の外国人妻がいるという事実は、あまり知られてない」とその数字を挙げる。
陸上自衛隊  約500名
海上自衛隊  約150名
航空自衛隊  約150名
総勢およそ800名で、内訳は70%が中国人≫となっている。


ところで崩壊寸前のシナについて、今朝の宮崎正弘の世界早読みニュースには、
≪香港の英字紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』(2014年3月19日)が衝撃のニュースをすっぱ抜いた。
 ミャンマー化学兵器工場で中国人が毒ガス兵器の製造を指導していた、というのである。首都ネーピードから北西へ300キロの山岳地帯に、化学兵器工場(およそ3000ヘクタール)があり、中国人の出入りが確認された。

少数民族との戦闘で、ミャンマー政府軍はしばしば毒ガス兵器を使用しているとする噂は前からあった。げんにミッチーナ周辺はいまも外国人の立ち入りが禁止されている。
 ちなみにミャンマー化学兵器禁止条約に署名しているが批准していない≫とある。


Newsweek:3月25日号」は、「中国軍は強いのか、弱いのか=中国軍の虚像」を特集したが、「軍事費を膨張させ、新兵器を増強しても戦闘力やモラルに問題あり?」「中国政府は軍隊の現代化計画を派手にぶち上げているが、その装備は驚くほど貧弱だ」「弱いがゆえに危険な中国軍」「甘やかされた≪小皇帝≫ばかりの軍隊は戦場どころか訓練でも悲鳴を上げている=一人っ子兵という驚異」「膨張する中国海軍は張子の虎か」「ロシア最新機を買いたい理由」「中国は超大国と張り合わず」などなど、読み飽きない記事が満載だ。

≪ニューズウイーク≫


いずれにせよ、文化大革命という“失われた10年間”を体験してきた当時の紅衛兵上がりが、政権を握っているという事実を、想定不可能な事態が起きる可能性がある脅威として対策を講じておくべきだろう。


【正論4月号】は「激化する歴史戦争に立ち向かえ『共産主義と冷戦』の罪を問わぬ不道徳が招いた災厄」と題して、京都大学名誉教授の中西輝政氏が「中韓の歴史攻撃を招いてきた日本人の過ちと効果的反撃への戦略論」を書いている。
今クリミア、ウクライナで、強大な共産主義復活を目指すプーチンの実験が始まっている。ソチ五輪で浮かれている西側諸国をしり目に、準備万端整えて軍を配備し、「自警団」という軍事組織を展開してウクライナを包囲した。
そして五輪が終わって、EU諸国がハタと気が付いたら、クリミア半島はロシアの手に“合法的に”併合された。これが共産主義国の取る常套手段だが、共産主義国に併合されて、幸福になった人民がいないことも歴史が証明している事実である。

≪正論壁新聞には田母神元空幕長が「都知事選かく戦ヘリ」と選挙活動を総括している≫


米欧は制裁“ソチ”を発動したが、いつまでもつのか…
五輪期間中にプーチン米国債を大量に売却したとのうわさがあるが、事実だとすればすでに米国の資産凍結を予期して行動していたということだろう。ロシアの方が1枚も2枚も役者が上だ。
日米開戦前夜に「対日資産凍結」をして、当時のルーズベルトはついに日本の攻撃を招いたのだったが、これは彼の“罠”だった。しかし当時の日本は気が付かず戦争にのめり込んでいった。
おそらくプーチンは戦訓?に学んでいたのだろう。オバマが次に打つ手として何が残っているか見ものだ…


プーチン演説は「帝政ロシアがかつて支配したクリミアの歴史を説き起こし、1954年にロシア共和国からウクライナに帰属を変更したフルシチョフソ連共産党第1書記を批判。さらに矛先はロシア制裁を発動した欧米へ。「ヒステリーはやめてほしい。冷戦時代の言い回しもたくさんだ」「ロシアは独立国家だ。守らねばならない独自の利益がある」。既に主要国(G8)での孤立を見越してか、次々に激しい言葉を連ねた。

 何度も立ち上がって大統領を拍手でたたえる聴衆。そのたびに演説は中断した。テレビ画面には、感激し涙する女性の姿が。「歴史的瞬間」を演出する政府系メディアの手腕がさえ渡った。(共同)」という。


日本政府もこれを受けて「北方4島(樺太も含む)は歴史的にわが固有の領土だ。日本は独立国家だ。守らねばならない独自の利益がある」と強硬に“物言い”をつけたらどうだ? そんな勇気はないか・・・・


見事に先を読まれたオバマ大統領は、同盟国・日本を差し置いて、反日国・中国と手を結ぼうとしているやに見える。
まるで蒋介石と手を組んだルーズベルトに似ている。米国のアジアに関する認識、特に民主党政権はいつもこの通りなのだ。
日本の政府関係者は「頭越えで」取引されながら、アジアの大国?として悔しくはないのか!ニクソンキッシンジャーが頭越えで北京と手を結ぶと聞いて、田中角栄は勇猛果敢、支離滅裂な行動をしたが、結果は問題があったにせよ、日本としての矜持を見せた…


さて、昨日「新潮45」を買って特集「政治家たちの耐えられない軽さ」を読んだが、「日本政治を覆う≪反知性主義≫」「真に知的だった前尾繁三郎大平正芳、庶民派・田中角栄も「読書は無性に好き」だった。なぜ現代の保守政治家に「自省」をもたらす教養や知性が失われてしまったのか?」と竹内洋氏は嘆く。そう、松原正早大教授は常々日本人指導者の「知的怠惰」を警告していた。あれからすでに30年、今や議員たちも“ガキ”と変わらぬ≪スマホ人種≫なのだ。


神山仁吾氏は、「鏡に映るわが顔に盃を」と題して、政治家の“悪相”を挙げ、「卑しい相、諛う相」を解説し、「マックス・ウエーバーがいうように、国民は自らの民度にふさわしい政府しか持つことができない。われわれは自らの民度にふさわしい顔の議員を選んだ。彼らの顔は我々の顔なのである。鏡に映る不細工なわが顔を見つめ。むなしく盃を上げるのみである」と締めくくった。道理で最近鏡に映る私の顔にも“品性”が無くなった気がする…・


大江舜氏は、マスゾエ先生に焦点を当てて論述しているが、ここでは省略、ご一読をお勧めする。


今新聞記事にも「軽さ」が目立っているが、総合雑誌には“歯に衣着せない”論文が目立つようになってきて面白くなってきた。
世界情勢が急変しつつある時、国民の知る権利を標榜するメディアには、情勢急変に対処できるような報道をお願いしたい!

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