軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

大陸騒乱の行方

*大陸騒乱の行方
漸く「お国のために=特攻隊の英霊に深謝す」が書店に並び始めた。
靖国神社の御霊祭りに間に合ってよかった。同じ操縦かんを握った私からの、若き特攻隊員たちと、一身に責めを負って自決した大西提督への鎮魂の書である。



≪渋谷の書店店頭にて≫


次は34年間にわたる自身のパイロット体験談を上梓する予定。これで少しは身が軽くなるので、三途の川でおぼれずに済みそうだ!


ところで世界情勢は別にして、国内情勢も混とんとしている。特に道徳心の欠如は、大陸内の政争と同じくらい危険水域に達しているように感じる。
なぜそうなったかについては、日教組教育などいろいろ取りざたされているが、結果として日本人であるという自覚が欠如したことにあると私は見ている。

「国際人…」とか何とか目新しいことを言って、国民からアイデンティティを奪ってしまった政府の責任は重大だと思う。それは「国籍無き浮遊人」を生み出した元凶だからである。
70億を超える「国際人」の目から見れば、あくまでも我々は東洋の一小島に住む“一人種”に過ぎない。しかも「困ったことに」彼らには周辺の人種と区別できないから、中には「擬寿司」「擬和食」で儲けて日本人面している連中さえ日本人だと思い込んでいて評判を落としている。
もちろん国内にもまぎれて日本名を使って得している連中もいるのだが、本来の“日本人”が、伝統とすべき礼儀作法を失いつつあるのだから、外国人観光客には区別がつかないことだろう。
「号泣議員」として有名になった男もどうやらその種らしいが、こうして日本人は先祖伝来の宝物を失い続けている気がしてならない。


偏向マスコミだって、調べてみれば取り仕切っているのはその種の人種じゃないか?≪反日日本人≫の中のほとんどは「成りすましだ」という情報もある。
だから「差別はいけない」「個人情報は秘匿されねばならない」と彼らに有利になるように政府が社会の仕組みを変えてきたことが間違いなのだが、お人よし日本人はその危険性に気づいていないようだ。


ところで、報道の自由が確保されている我が国に、騒乱に明け暮れている隣国人がはびこり、東京都内だけでも中国系出版物が40種類以上出版されている。今シナでは政府刊行物である「人民日報」と、“築地”にある「新華社通信」間で、ドロドロした主導権争いが始まっていることに気が付く日本人は少ないのではないか?

池袋の交通事故で、中国人女性が亡くなると、某新聞は哀悼を表したが、薬を持ち込んだのは同国人だろう。
防大に中国人女子学生が入校して、市内の下宿で奇妙な集まりを開いていることは週刊新潮がすっぱ抜いたが、主として都内で行われている中国人出版業界の争いも、実はこの2大出版社の争いを背景にしているのであり、いかにも大陸内での争いごとを報じているようだが、彼らは“有事”には一致団結して日本人を排除しようと企んでいるのだ、と言われている。


2社の主導権争いは、6月30日に新華社が18全大会後に省長や高級官僚ら35人を逮捕したというスクープを報じたことに対し、後れを取った人民日報が、7月12日に習近平主席のやり方を批判したことに表れているという。
勿論わが国内で活動している中国系出版情報出版物は、自国内では禁じられているから、自由な日本で出版活動をしているのだ、と開き直っているらしいが、自国でやってこそ意義があるというべきじゃないか?有難迷惑だ!
文京区の某ビルで200冊以上売り上げた背景には、日本人評論家?らの支援もあるらしいが、内容は中国政府の代弁であり、情報も資金も人民日報社と大使館から提供されているというからインチキだろう。このような催しの「主催者」が誰であるか、非常に興味がある。

米国で、成金“篤志家”がNYTを買収しようとして顰蹙を買っているようだが、拝金主義の彼らの活動にはモラルのかけらもない。

まるで革命に失敗した孫文が日本に亡命してきて、日本人篤志家らの支援を受けつつ活動した事例に似ているが、警戒すべきは相手は共産党独裁国家だということである。
しかも当時の日本人は武士の心構えがあったから、毅然と対応していたが、今や金だけが頼りの商人風情だ。なぜ彼らが日本国内でシナ大陸の騒動に加担する行為ができるのか? しかも反日行動を“政府に”確約しつつ…
我が国の公安など、関係部署の奮起を期待しておきたい。


さて、国内のモラルの頽廃は極限に達しつつあるが、脱法ハーブとかいう麻薬常用者が、高価な車でまともな市民を虐殺したり、ろくに働きもしない「遊び人」風の“不良ども”が、これまた市民を虐殺している。

被害者家族はこの連中を殺してやりたい気持ちだろう。こんな人間失格野郎どもに、貴重な税金を使って、これ見よがしの「裁判ゴッコ」をするなど、茶番もいいところじゃないか? ただちに『遠島島流し』、又は北朝鮮のように処刑したらどうだ?と言ったら人権派弁護士から「それでも死刑はいけない。悔悛の望みがある』といわれるのだろうが、代案はあるか?

脳みそで判断できなくなった現代日本人の欠陥が浮き彫りになっていると思うのだが、今朝の産経に曽野綾子女史が実にいいことを書いていたからご紹介しておこう。



要するに、「常識を無視した形式主義」と友人は戦っているというのだが、それさえ気づいていない日本人が増えているのは確実だ。
「近年の日本人は、常識という判断力を失った」と曽野さんは言う。その最たるものが中央、地方を問わず議員諸侯だと私は思っているのだが、「常識が欠けると漫画になる」は良い!

「号泣議員」記者会見も、議会での「ヤジ合戦」も、実はその通り漫画そのものなのであって、そう思わない“非常識人”が増えていることが「国難」だと思う。


国家危機存亡の折、250kg爆弾を抱えて出撃していった多くの若者たちは、この見苦しい日本国の現状を眺めつつ、きっと嘆いておられることだろう。

≪突入寸前に被弾した特攻機=無念だっただろう(合掌)≫

≪胴体下には250kg爆弾。先端には信管用風車が見える。突入前に操縦席のワイヤーを引くと解除されるが、その後は再び戻れない。彼は見送る同僚に、笑顔で手を振って別れを告げている…(合掌)=ドラッグや酒に酔いしれる同年代の怠け者連中には、その凛とした精神は伝わらないことだろう…今回の書の表紙に採用した≫


昨夜、インターネットを検索していたら、大紀元日本に「半世紀虐待された象、救出の瞬間に涙溢れる」という次のような記事があった。
キジバトやひよどり、猫などの小動物と“会話?”を試みている私にとっては衝撃の記事だった。皆様はどうお感じになるだろうか?
人間は、万物の霊長などとおごり高ぶっているが、今や動物以下の精神性しか持たず、知的怠惰は極まっていて、地球破壊の担い手に落ちぶれているとしか思えない。地球は人類の独占物ではない。近来、天が非常に怒っていることが理解できるであろう。保護された「ラジュー」の老後が、今まで以上に幸せであるよう祈りたい。



≪50年間の苦難から解放される直前のラジュー:目から口にかけて涙の跡がくっきりと残っている!(インド動物保護団体提供)=大紀元日本から≫

大紀元日本7月15日】50年来、インド象のラジューは毎日足に鎖を付けられたまま、物乞いの道具として酷使され虐待を受けてきた。7月3日、インドの野生動物保護団体(Wildlife SOS)のスタッフが「鉄の突起がついた足枷」を外したとき、ラジューは長い苦難から解放されるのが分かったのか、目から大粒の涙を流した。

 同団体はインド森林委員会を通じてラジューのことを知り、7月2日の夜、その救出作戦に乗り出した。

 Wildlife SOSの公式サイトによると、ラジューはおよそ50歳で、子ゾウのころに捕獲され、これまでに27回以上転売された。逃げられないように付けられた「鉄の突起がついた足枷」により、足にはひどい傷跡が残っていた。日常的にひどく殴られたためか、体中は傷だらけで、観光客からもらった少量の食べ物で生延び、多くの日は、プラスチックのゴミと紙を食べて飢えに耐えていたという。

 「救出作戦の最中にラジューの目から涙がこぼれ落ちたのを見て、チームメンバーは皆驚いた」。Wildlife SOSの広報担当者プージャ・ビネパル氏は、英紙デイリーメールの取材に「ラジューは、自分が救われるとわかったのだ、と私たちは心から感じました。象は威厳があり、高度な知能を持った動物です。これまでの50年間、ラジューがどんなにひどい仕打ちを受けてきたかについては、想像するしかできません」と語った。

 自由になったラジューは当日夜、インド北部のウッタル・プラデーシュ州マトゥラーにあるゾウ保護センターに移送された。

 象は70歳ぐらいまで生きられるため、Wildlife SOSのサイトは、ラジューの余生を支援するよう寄付を呼びかけている。

 Wildlife SOSは絶滅の危機に瀕した野生動物を保護するために1995年、インドに設立された動物保護団体である。


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