軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

解散の大義とは?

大義とは、「人がふみ行うべき最高の道義。特に、国家・君主に対してつくすべき道」のことである。
今回の解散は「大義なき解散だ!」と野党はじめ、朝日新聞毎日新聞など“いわゆる”反日報道陣は言い張っているが、彼らが言う「政治の大義」とは何なのか?と思っていたら、産経新聞の【阿比留瑠比の極言御免】に面白い解説が出ていた。


≪左から見れば真ん中も右だと思える。その人の立ち位置や考え方で、政治的営為や政治家の評価はいかようにも変わる。しかも、ものは言いようだ。安倍晋三首相の衆院解散表明に関するメディアの報道ぶりを見ていて、改めてその当たり前のことを痛感している。

古来、政治家や政界を描く際に使う形容詞はおどろおどろしい。例えば海千山千、寝業師、権力亡者、傀儡(かいらい)政権、魑魅魍魎(ちみもうりょう)、妖怪…などをすぐに思いつく。

政治記者は特に批判的文脈でもなく、ごく当たり前にこうした用語を駆使してきた。政界という権力闘争の場には、そんな魔界めいた一面があるという感覚があるからだろう。

ところが、今回の衆院選をめぐっては、解散表明以前からやたらと大仰な「大義」という言葉が目につく。引用すると「解散に大義はあるのか」(12日付朝日新聞社説)、「民意を問う大義たり得るか」(同日付毎日新聞社説)、「『大義』示せる選挙に」(19日付日経新聞1面署名記事)など枚挙にいとまがない。(中略)

報道機関が時の首相に批判的視線を向けるのは当然だ。ただ、「大義」や「愚直」といった曖昧で抽象的な言葉の乱用はいただけない。(政治部編集委員)≫


今までの「おどろおどろしい」政治表現用語に代わって今回登場したのが「大義」であれば、安倍首相はようやく日本人の精神を取り戻すための第一歩を踏み出したのかもしれない。
“左翼系”新聞の論説委員たちが気が付いていないだけのような気がする。


今朝の産経は「安倍首相の解散の決意」を次のように書いた。

≪決意を語る安倍首相:中々人相もしっかりしてきた!―産経から≫


≪【衆院選】首相はなぜ解散を決断したのか 幻となった4月総選挙 決断を早めたのは…

 民主党はそんなに解散したいのか?」
 10月下旬、安倍晋三首相はこうつぶやいた。

 当初、無風と思われていた秋の臨時国会は荒れに荒れた。9月に民主党幹事長に就任した枝野幸男氏が「私が首相だったら年内解散だ」と吹聴し、解散封じに向け、スキャンダル国会を仕掛けてきたからだ。

 国会は空転し、10月20日には小渕優子経済産業相、松島みどり法相がダブル辞任に追い込まれた。それでも閣僚の追及は止まらない。「撃ち方やめ」を模索していた首相だが、ついに反撃に出た。

 10月30日の衆院予算委員会。首相は、質問に立った枝野氏とJR総連革マル派の関係を逆に追及した。腹の中は半ば年内解散に傾いていた。

 そして外遊を目前に控えた11月7日。野党側の出席拒否により衆院厚生労働委で90分間も「待ちぼうけ」を食らった首相は一気に動いた。自民党谷垣禎一幹事長、公明党山口那津男代表と相次いで官邸で会い、年内解散を念頭に置いていることを伝えた。

 そもそも首相は年内解散など想定していなかった。平成24年12月の就任当初は「300近い自民党議席は大切にしないといけない」と周囲に語り、28年夏の衆参ダブル選挙を軸に政権構想を練っていた。

 考えが変わったのは、昨年秋、臨時国会特定秘密保護法の審議を通じ、野党と一部メディアの激しい批判にさらされてからだ。さらに今年の通常国会では、集団的自衛権行使の政府解釈変更で再び批判を受けた。

 首相は、解釈変更に伴う安保関連法案を秋の臨時国会に提出するのを見送り、27年の通常国会への提出を決めた。

 首相は周囲にこう漏らした。「やはり政権の求心力が持つのは長くて3年かな…」

 ここで首相が模索したのは27年度予算案成立直後の解散、来年4月の衆院選だった。統一地方選と同時に衆院選を打つことで国と地方の両方で自民、公明両党に勝利をもたらそうと考えたのだ。

 この構想を漏らしたのは菅義偉官房長官らごく少数の側近だけ。中には「秋の臨時国会には懸案がないから」と年内解散への前倒しを促す声もあったが、「任期2年で解散はできないよ」と一向に興味を示さなかった。

 もう一つ、年内解散に向け、首相の背中を押した組織がある。財務省だ。首相が消費税再増税の先送りに傾きつつあるとの情報を得た財務省は組織を挙げて説得工作に乗り出し、自民党議員は次々に切り崩されていった。首相は苦々しげに周囲にこう漏らした。

 財務省はおれに政局を仕掛けているのか?」

 解散風が吹き始めると財務省はさらに工作活動を活発化させ、ついに首相の後見人である森喜朗元首相にも先送りを思いとどまらせるよう泣きついた。森氏は「なんで俺のところに来るんだ。麻生太郎副総理に言えばいいじゃないか」といなしたが、外遊先でこれを聞いた首相は怒りを爆発させた。

 「ぐずぐずしてたら政局になってしまう。もはや一刻の猶予もない…」(副編集長 石橋文登)≫

唐突に見えた解散宣言だったが、なんとなく読めてきた。野党・民主党財務省が、自ら墓穴を掘ったことのようだ。
今までは、野党の顔色をうかがい、官僚をなだめつつ、“大物”と呼ばれるシーラカンスの助言を大切にして、道を誤った首相が多かったが、今回はいい意味での「自判(自分が判断する)」の様だ。

政界再編は少なくとももう一度ないと、安定した国策は進められないだろうと私は思っていたが、いよいよそれが始まるようで、いい方向に転回することを期待したい。今までは強力なリーダーシップを発揮する指導者がいなかったから、衆愚政治に落ち込んでニッチもサッチもいかなかったのだ。

但し私には不服がある。それは8月15日に靖国神社を参拝して、近隣アジア諸国という特殊な国との関係を清算し、国民が一様に英霊を崇敬する基盤を再生すること、並びに反日思想から抜け出していない“与党”と決別してほしいのだが、それは次の機会に期待しることにしよう…


それにしても“離合集散”ならぬ「利害衆参」野党の見苦しさは尋常ではない。水と油どころか因縁と怨念の塊じゃないか。
有権者は今回こそしっかりと立候補者の資質を選別して投票してほしいとつくづく思う。
インターネット上には、絶対落選させたい議員一覧表などが出回っているが、見てみると実に議員の質を見抜いていると感心する。

≪何とも見苦しい未熟児?達の争い=産経から≫

我が国の良き時代の“任侠道”を体現していた名優・高倉健氏が「去った」のも、政財界の「仁義なき戦い」に嫌気がさしたからではないのか?と思ったりする。
多くのご婦人たちが「男らしかった…」といい、「男の中の男を感じた」と高倉氏を惜しんだ。
まだ、大和撫子たちは真の大和男を忘れていなかったのだ!と嬉しくなった。しかしわが政界に男が惚れる「高倉健」は現れそうにはないが…

≪哀悼・高倉健さん!=産経から≫



ところで、来年にかけて、油断できないのは共産主義者たちの水面下での動きである。沖縄知事選のように、“外国”から資金を得て日本国を支配下にしようとするかのような低次元の選挙はご先祖様が絶対に許さないだろう。

お人よし日本人よ、早く目を覚ませ!といいたい。

すでに彼らの来年の反日活動方針は決定していて「中国民間対日本賠償連合会」という組織で、その傘下には例えば「化学兵器被害の解決を目指す共同行動」などが計画されている。一連の名簿を見ると、得体のしれないシナ人の組織と日本人弁護士連中が組んでいて、次々に戦時賠償要求を仕掛けてくるはずだ。中には、昨年暮れの安倍首相の靖国参拝を訴える連中もいるらしい。
その他、尖閣を狙う「保釣委員会」などの組織も動くはずだ。日本人はこれらを≪民主主義的な民間団体≫の活動だと誤解しているが、れっきとした「国家組織が裏についている」ことを忘れてはならない。


小笠原の領海内に集結した200隻もの“漁船団”の行動は、私が沖縄時代に頻発した尖閣を目指した“漁船団”の行動で証明されているではないか。

沿岸汚染で漁ができない漁民らに、海軍が燃料を提供して、意のままに漁民たちを動かしているというのは当時からの定説だった。


そして何よりもその裏で彼らと組んで、吉田なにがしのように売国活動をしているのが“日本人”弁護士等だといい、「こんな裏切り連中を日本人は許すの?」と彼らが出しているパンフをウォッチャーが送ってくれた。
それには、「細菌戦に関する賠償請求を棄却された」弁護団の事務所として「〒105-0003港区西新橋1-21-5」にある法律事務所の名前が出ている。

このように我が国内では「超限戦」が進行中なのだ。担当する国家機関には、今まで以上にしっかりと警戒してほしいと思う。これから年末にかけてただでさえ、選挙で国内は浮足立っている間にバイ菌が増殖する危険性がある…


さてそのシナでは“文化大革命”が進行中で、いよいよ大団円?を迎えんとしている。そんな風にシナの政権闘争をとらえている報道機関はないが、文革時代もそうだった。1〜2年過ぎて始めて「王立軍から始まった政争は、実は第2の文革だったのだ」と書くのだろう。
メディアはそれでいいかもしれないが、記事に振り回されて判断を狂わされる国民や進出企業はたまったものじゃなかろう。

朝日新聞のように、「大陸にはハエ一匹飛んではいなかった!」などと読者をだましてはいけない。情報をしっかり分析して実情を伝えてほしい。

≪シナでは仁義なき戦いが続く!大きなハエの中の一匹か?=大紀元日本から≫


届いた情報の中で、面白いというか気の毒というか、中国空軍機墜落事故のニュースだけを今日は紹介しておこう。

≪墜落現場。合計7名以上が重傷。23歳の女性は焼死したという=インターネットから≫


パイロットの一人。一言も発せず、救急車が来るまでうつむいたっまだった。多分操縦課程学生だろう=インターネットから≫

共産軍で一番先進的な国産戦闘機J-10が11月15日14時ころに、四川省成都の村落に墜落し、パイロット2名は脱出して無事だったが、機体が墜落したビルは焼け、3人が焼死し、7名が重傷を負った(新華社)。
J-10はシナ空軍の主力戦闘機として量産されたが、ウォッチャーによると「昔から病気持ち」で、「低空飛行するとエンジンがよく停止」するので、ロシア製のAL−31Fエンジンの質が悪い、といわれていた。ついに中国空軍は怒って、J-10を飛行停止にした」という。

ネット上には「J-10で尖閣を攻めて、もしも島に墜落したら、自衛隊がシナ空軍に侵犯の罪名をかぶせたろう。国内に墜落してよかった・・・・」などと書きこみが殺到しているという。
シナを助ける日本の弁護士さんたちよ、かわいそうなシナ空軍の“学生?”パイロットを救ってやってほしい…

≪華々しくデビューしたF-10。シナがF-16F-15に匹敵すると宣伝してデビューしたのだったが…。部品が中国製では危険この上ない…=中国人民解放軍総覧:双葉社刊から≫

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「中国の自業自得:黄文雄著=徳間書店¥1200+税」
“自業自得”とは上記のJ-10のことではない。GDP世界第2と豪語した割には、人民の民度は低く、依然として共産主義専制国家で言論の自由もない国であることに世界は気が付いた。そこで世界的に反中意識が高まっているのだが、この国は「絶対に民主化できない」と結論付けている。
黄文雄氏らしい、各種の資料と体験に基づく中国論。


「実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO:地球外生命は原発を見張っている=講談社プラスα新書¥890+税」

平成10年に講談社から上梓した私の「UFO〜」体験記の新書版である。今回は自衛隊の仲間3名の証言を加え、その上、地球外知的生命体(ETI)コンタクターという若い米国人のサリバン氏との出会いを付け加えた。
2013年12月末、ポール・ヘリヤー元カナダ防衛大臣がUFOに関する驚愕の事実を“暴露”したので大いに話題になったが、今まで隠蔽されてきた事実が、徐々に公になりつつあるのは、なかなか興味深い。

但し、帯にある私の顔写真は余分で「鬘」か「ヘルメット」をかぶっておくべきだったが、今更自身も“消されること”もあるまいとして講談社に暴露されたようだ…。
今、店頭に配布されつつあるところだそうだから、電車の中などでどうぞお楽しみあれ。

実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO

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