軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

狂信的な官僚集団?

21日、彼岸中日に靖国会館で国防講座を開いたが、気候も穏やかになったせいか参拝者が多かった。特に西洋系外人客が目立った…。
たまたま防衛漫談の相方である井上和彦氏も遊就館で戦争の記憶を伝える講演会「大東亜戦争を語り継ぐ会」(産経新聞社雑誌「正論」主催)の司会を務めていたが、こちらも盛会だったようだ。
来月8日から1泊2日の日程で、戦後70年の節目に戦没者慰霊や平和祈念のため、激戦地だったペリリュー島がある西太平洋のパラオ共和国天皇皇后両陛下が公式訪問されるが、「宮内庁によると、8日午前に羽田発の民間チャーター機パラオへ向かわれる。同日は中心部のコロール島で友好親善の行事が催される。日本軍約1万人が戦死したペリリュー島でのご慰霊は9日で、日本政府が建立した慰霊碑「西太平洋戦没者の碑」を訪問される見込み。島間の移動には海上保安庁のヘリコプターの使用が検討されている」という。
ところが今朝の産経は、
天皇、皇后両陛下が来月、慰霊のため訪問されるパラオで、海中に沈む旧日本海軍給油艦「石廊」の船尾付近に中国国旗が結び付けられているのを、21日に取材で潜った共同通信記者が見つけた。中国人ダイバーが行った可能性がある≫と報じた。

パラオコロール島南西約8キロの水深26メートルで撮影した、旧日本海軍給油艦「石廊」に結び付けられた中国国旗=21日午後(共同)産経から≫


パラオコロール島南西約8キロの水深26メートルで撮影した、旧日本海軍給油艦「石廊」に結び付けられた中国国旗。右奥は船尾の砲=21日午前(共同)産経から≫


政治的、経済的に荒廃が進みつつあるシナのこと、何が起きてもおかしくない状況にある。政府には警護の万全を期待したい!

≪こいつまだ生きているらしいが、この事件のように、後で気がついても遅いのだ!=教団施設「第6サティアン」で逮捕された麻原彰晃死刑囚(中央)。奥は警視庁捜査一課の捜査員ら=平成7年5月16日、山梨県上九一色村(提供写真)産経から≫



お隣の遊就館で開かれていた「大東亜戦争を語り継ぐ会」(産経新聞社雑誌「正論」主催)では、パラオ共和国ペリリュー島での激戦から生還した元海軍2等兵曹、土田喜代一さん( 95)が壮絶な体験を語ったが、土田氏は両陛下ご訪問に「亡くなった1万人はどんなに喜ぶかと思う」と感動していたという。両陛下は 本日、皇居・御所に土田さんら生還者2人を招き、話を聞かれる予定だとあるから喜ばしい。この会合の動画は次で見ることが出来る。
 https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Xqui1rhnegg


その何が起きてもおかしくないシナ大陸では、次のような異常事態が続発している。
≪【大紀元日本3月18日】中国社会科学院(政府シンクタンク)が18日に発表した最新の法治報告書によると昨年、1日に平均500人を超える汚職幹部が調査を受けたという。

人民日報電子版は同院の李林法学研究所所長として、500人のうち、2〜3人の局長級幹部、80人を超える省長や部長以上の幹部、30人以上の軍関係者が含まれていると伝えた。

報告書によると、14年9月まで立件された汚職事件は27235件で、35633人が摘発された。前年同期比それぞれ9.9%、5.6%上昇した。

贈賄事件の件数と容疑者は前年同期比それぞれ、38.7%と35.1%と大幅に増加した。

昨年、最高指導部メンバーだった周永康氏、中央統戦部長の令計画氏、中央軍事委員会副主席の徐才厚氏など大物幹部が相次ぎ失脚した。報告書は「刑は大夫に上らず」(政治局常務委員経験者に刑は及ばない)という不文律が破られたと指摘した≫

どうも地方に至るまで、国政は停滞しているようだ。元々共産党中心だから、役人はともかく、人民のことなど鼻から眼中にはないのだ。混乱は続くだろう。


広東省の学生3000名が軍事訓練で騙された!と軍学校に抗議し、暴力をふるう教官の態度が悪いと暴動を起こした。教官らは広東清遠高級技工学校の新入生2800余名から学生一人当たり700元の軍事訓練費用を徴収したが、連れてこられた学校は「黄埔軍校(士官学校)」ではなく天河区の「国防訓練基地」だったので、騙されたと知った学生らが抗議(暴動)を起こしたらしい。警察が駆けつけ300名余は帰宅したが、まだ1万人以上の“学生”が残っているという。
軍高官は巨額の賄賂を取って国外脱出の機を伺い、下級将校は学生をだまして学費を横領する。いかにもこの国の伝統らしい!=「看中国」から≫


面白いことに、そんな悪徳役人に抵抗できない人民に代わって、重慶市では野良犬が「無礼な男の車を攻撃」して無力な人民の代わりに奮闘しているらしい!
≪【大紀元日本3月16日】「寝た子を起こすな」、寝た犬も起こしてはいけないようだ。重慶市の男性がこのほど、車で帰宅した際、駐車スペースで横たわって爆睡していた野良犬を蹴って追い払ったため犬の恨みを買ってしまった。英紙デイリーメールが11日報じた。

この野良犬は数日後、少なくとも仲間2匹を集めて、駐車中の車に対し、車体やフロントガラスのワイパーを猛烈な勢いで噛むなどして復讐した。

男性はちょうど留守をしていた。復讐場面を目撃して驚いた隣近所の人が、現場写真を撮った。


≪少しは溜飲が下がったか?=大紀元日本から≫


さて、わが国内情勢は狂信的野盗(アッ失礼、野党の誤り)集団が、自分のことは棚に上げて安倍首相いじめに躍起になっているようだ。


民主党小西洋之参院議員が20日の参院予算委員会で質問に立ち、政府・与党が進める安全保障法制の整備に関連して安倍晋三首相を「日本の法秩序を根底から覆すクーデターだ」などと激しく追及した。小西氏は首相に対し「憲法を何も分かっていない」と批判し、外務官僚らを「狂信的な官僚集団」と指弾。首相は「もっと冷静に」「レッテル貼りや誹謗中傷をする場所ではない」と諭す場面もあった。これまでも「クイズ質問」などで加熱した因縁がある首相と小西氏の論戦の詳報(省略)は次の通り(産経)≫

ところが産経の「20日の参院予算委員会で、質問に立った民主党小西洋之氏が「狂信的な官僚集団」などと発言し、謝罪に追い込まれる場面があった」という続報に対して、
民主党小西洋之参院議員は21日、自らのツイッターで、20日の参院予算委員会で「狂信的な官僚集団」などと発言し、直後に「不適切な発言があったらおわびしたい」と謝罪したと報じた産経新聞の21日付の記事について、「謝罪はしていない」と反論した。

小西氏はツイッターで「後日の議事録の調査で不適切発言が確認されたのならおわびすると述べただけ」と釈明した(産経)≫
そうだが、この人物はどんな男なのだろう?


徳島生まれの千葉育ち、以前は郵政省職員だったというから、一時「狂信的な官僚集団」に所属していたわけだ。自らそうだっただけに確信しているのだろうが、ネット上で彼に関するいい評判は聞かれない。
こんな議員相手じゃ首相も閣僚も気疲れするだろうな〜と同情を禁じ得ない。
首相に詰問する前に、自ら所属する政党が“狂信的野党集団”だといわれないように気を付けた方がいいのじゃないか?
国会では、貴重な税金を使って、実にばかげた珍問答をしているものだ。これを知ったら国民は納税したくなくなるのじゃないか?



そこで気分直しに、お彼岸について書いておこう。
終活推進中の私にとってはこの方が最優先事項だからである。
今年の春の彼岸の入りは3月18日。彼岸明けの24日までの1週間は多くの人々が先祖供養のためにお墓参りするのが通例になっている。
神秘的な天界では、彼岸の中日である春分は太陽が真東から昇り、真西に沈むことから「『この世』と『あの世』が通じる」と考えられてきた。


≪「彼岸」は、サンスクリット語の「波羅蜜多」(=完全であること、最高であること)という言葉に由来。迷いや煩悩にあふれた現世「此岸(しがん)」に対して、彼岸は迷いや煩悩から脱し、生死を超えた悟りの世界のことをいいます。亡くなった後に向かう極楽浄土こそが「彼岸」なのです≫とものの本には書かれている。そこで今日の産経抄子は、3年前にこの世を去った小沢昭一さんに関するエピソードを書いている。

(前略)
 ▼小沢さんならずとも、おのがルーツをたどれば誰かに行き着く。名を成した人であれ、名もなき人であれ、この世にいる誰かのご先祖には変わりあるまい。お彼岸のこの土日、各地の墓前で日頃の無沙汰をわびる人も多かろう。

 ▼現世を飄々と渡り歩いた小沢さんだが、自身がお骨になった後の話にはうるさかった。「ちっちゃい石ころ一つでもいいから、私の骨のある場所の目印、あってほしいな」(『ラジオのこころ』文春新書)。墓があればこそ、あの世で安住できる。散骨では住所不定だ、どうにも落ち着かない、と。

 ▼悲願かなってかどうか、氏はご先祖とともに東京・向島弘福寺に眠っておられる。この寺が森鴎外の元の菩提(ぼだい)寺だったことも、生前の小沢さんには自慢の種だった。季節を問わず、手を合わせるファンは後を絶たないという。

 ▼彼岸の由来は、「日願(ひがん)」ともいわれる。太陽が真東から出て真西に沈む春分日を境に、北風は和らぎ水もぬるむ。名のみの春は終わり、花は眠りから覚める。開け放った北窓から色に富む景色をめでる日も近い。季節の折り目に亡き人をしのび、胸の中の目印に手を合わせるお彼岸もよし、だろう。……


講演会終了後、参加者の一人に「先生、次のUFOの話は何時ですか?」と聞かれて面食らった。
「国防講座」にUFOを求めて来た方がいるとは…
退官後18年間、私にとっての“悲願”は「憲法改正」にあったから微力ながら吠え続けてきたが、国会の低レベルのやり取りを聞いていて、あきれ果てて心底ばかばかしくなってきた。残りのエネルギーを今年の私の悲願、つまり充実した終活と彼岸への移動の仕方に向けたいと思う。
近々、未知との遭遇を計画しているから「彼岸」に向かって終活するための何かの暗示が得られるかもしれない!

大いに楽しみでその機会が待ち遠しくなってきた。
今日は更新が滞っていたので、取り留めのない雑感を綴ってみた。


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