軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「法を犯したわけではない…」日中の差

三沢基地新聞が届いた。25年以上も昔のことだから、みんな若返ってしまって名も知らぬ隊員らだが、健全さと生真面目さが伺えて、いつも楽しく読んでいる。
今日はその中の「医務官?」と思しき隊員のコラムに目が止まった。
小さくて読みにくいだろうから文章を添えておく。


≪ひとりごと「容認と弊害」27・6・17三沢基地新聞
自衛官は危機的な状況で正確に機能するため徹底的な健康管理が必要である。空自において平素から生命を賭けて勤務しているのは操縦者及び一部の隊員に限られ、その他多数の健康管理は個人の裁量に委ねる傾向が否めない。
 昨年、親しい民間の方から肥満隊員に関する苦言があった。その隊員は迷彩服で買い物をしており、買い物カゴの中は脂質が大半を占め、マヨネーズが5本も確認できたと言う。
「あの体型で闘えるのか?彼のマヨネーズ代金の元は税金であり、自衛官を太らせるために納税している訳ではない」との正論であった。なお肥満隊員の医療費も国税から負担されている事実までは告げていない。
 自らの俸給(税金)で飲食し、肥満を経て、生活習慣病となり、更に医療費(税金)を2重に摂取(窃取)することは不条理であり、「俸給で飲食することのどこが問題なのだ?」と言えるのは健康な隊員に限られるだろう。
考えて頂きたい。自ら招いた疾患で受診し、待合時間を浪費している間、任務を遂行しているのは健康な隊員であり、かつ、医療費も負担している。ただし、それらを独占するのは不健康な隊員である。不可抗力による疾病は如何ともし難いが、自傷行為とも受けとれる生活習慣病は組織一丸となって排除するべきである。
 中には遺伝性と主張する隊員もいるが、遺伝は体質であり、生活習慣を改めることで疾病を防ぎ得る。原因を遺伝にすることで自己責任から解放されたい気持ちは理解するが、多数は近親者の怠惰な生活習慣を踏襲しただだけである。生活習慣病の可能性を認識し、偏食、飲酒及び喫煙を容認することは、国損に直結し、未必の故意に該当する犯罪行為ではなかろうか?≫

国会で「自衛官のリスク」だとか、実情も知らない元ゲバ学生らの抽象論に飽き飽きしていたところに、こんな生真面目?な隊員がいたのかと驚いた。


いや我々の時代にも、防衛予算がGNPの1%を超える超えないと国会でもめていた時、何とかしてF−15を整備したいという熱気に包まれた会議の席で会計課長が「人事院勧告による我々の昇給をやめれば、1%以内に収まるのですが…」と発言したことがあった。一瞬皆沈黙したが、大勢はそれでもかまわない、という雰囲気だったから、こんな律義な(今風に言えばバカな!)隊員がいてもおかしくない。

時代が時代だから、メタボ隊員はそこそこ目立つが、とりわけパイロットは規定値を超えると飛行できなくなるから必死に減量したものだ。
私はメタボ隊員に対して「有事になれば敵の格好の標的になるぞ!」とよく脅かした。しかしこのコラムを書いた隊員のように「メタボ隊員にかかる国税の無駄」にまでは頭が回らなかった!
バカ正直といわれようと笑われようと、このような生真面目な隊員がほとんどであることを考えれば、たしかに「国民のリスク」よりも「自衛官のリスク」軽減を優先させてほしいと政府に言いたくなる。


ところで脅威であるシナではどうか?
今朝の産経に「ヘド」が出そうな記事が出ていたからご覧になった方もいよう。

≪【中国トンデモ事件簿】路線バスに立ち込める異臭 用便した老人「法を犯したわけではない」 ネットでは擁護論も≫というものだが、「法を犯したわけではない」というのが面白い。
この爺さんがどれほど共産政府の法律を知っているかは知らないが、わが「メタボ隊員」も「健康管理は個人の裁量」だが、隊員は「自分の俸給で飲食することのどこが問題なのだ?」とはいうはずはない。そこに日中間の差が見えていて面白い。


記事はこうだ。

≪5月14日、中国雲南省昆明市内で、男が女性を人質にして立てこもった2階建てバスの隣に立つ警官 ※写真と本文は関係ありません(ロイター)≫


≪中国雲南省昆明市で今月上旬、路線バスに乗っていた70歳代とみられる男性が突然トンデモ行動に出たため乗客が激怒、それに対して男性が“逆ギレ”する「事件」があり、中国のネット上で話題を集めた。地元テレビ局がニュース番組で取り上げ、北京や香港のメディアも報じた事件の中身とは…

「こんな場面に遭遇したことはありますか。おそらく多くの方は、考えたことすらない、といわれるでしょう」

地元テレビ局の女性キャスターが、番組で視聴者にこう投げかけて伝えた事件は6月4日朝、2階建ての路線バスが、昆明市内の観光スポット「金馬碧鶏坊」にさしかかった際に起きた。

 ここからは、詳報した地元夕刊紙「春城●報」(電子版)に基づいて再現しよう。

 赤信号でバスが停車すると、2階の座席から70歳代とおぼしき男性が立ち上がり、階段へと向かった。その数秒後、車内に女性の叫び声が響いた。

 「なにやってるのよ!」

 車内に漂ったのは、ある臭い。男性は、階段口で大便を始めたのだった。

 「ここはバスの中だぞ」

 「つまみ出せ」

 「吐きそうだ」

 他の乗客は口々に注意したが、男性はどこ吹く風。ティッシュを取り出し“始末”すると、ズボンを上げて、大便を入れた“容器”を手に、座席の方に戻った。容器といっても、それは透明のポリ袋。乗客は次々と脇へとよけた。

 車内に響いた怒声に異変を察知した運転手の女性はバスを道路脇に停車。2階に上がって状況を把握すると、男性を諭した。

 「おじいさん、ここはバスの中よ。身体の調子が悪いなら、バスを止めるように私に言ってください」

 だが、男性は「用便するのが何だっていうんだ。法律を犯したわけでもない。車内を汚したわけでもないし。全部この中にある」と反論。ポリ袋を掲げて左右に振ってみせた。

 それを見た乗客の一人が「車内をこんなに臭くしやがって。どうやって座れっていうんだ」と糾弾。すると男性は「こうすれば臭くない」と言って、ポリ袋を窓から投げ捨てた…(以下略)≫

5月だったか、混雑する銀座のショールームで、子供に排便させた中国人母親が話題になったことがあった。タイだったかミャンマーのお寺だったか、神聖なお手水で汚れた足を洗った若い女性がいて中国人観光客は入場禁止になったこともあった。衛生観念の差というか、教養の差というか「自分の便をどこで出そうと勝手だろう」という意識は「大陸4000年の文化」ともいえそうだ。


不景気に悩む温泉旅館がシナの団体客を受け入れて「喜んでいる」が、私はそのうちに「かけ流し」が「垂れ流し」になると講演会などで警告している…

実は退官直後に台湾に行った際、同室だった仲間?が水洗便所で垂れ流し、タオルケットもバスタオルも、二人分を勝手に使用してすべてを床に投げ捨てていて、いくら注意しても治らなかった体験があり、彼はシナ人だ!と直感して帰国後調査したことがあった。
≪大当たり!≫で、しかも情報員だったことがわかって大いに勉強になったものだ。研修参加資格は「某官庁所属の研究員」となっていたが、研究所は市谷台の自衛隊施設直近にあった。それほどシナの諜報活動は徹底していたのだが、情けないのは受け入れていた官庁の方だった。


さてその本国では政争が終末段階に入りつつあるが、人民の不満は軍人らにも及んでいて、いよいよ崩壊か?と思わされる。



武漢の空軍部隊で冤罪で折檻され、1週間水も断たれ、放置されて蚊や虫に刺され、腎臓疾患になって空軍を除隊した息子とその家族ら。冤罪だと主張して空軍北京総(司令)部に行ったところ、公安によって2年間刑務所にいられたという。中国社会には法律がなく、弱者は何時も軍高官や公安に殴られるだけだとある≫

≪これも同じものだが、人民解放軍総政治部局長・呉相順は冤罪で上訴した軍人オヨにその家族を殴る蹴るだけ。そんな彼が今では総政治部の局長になった。人民はこれを3つの犬と呼ぶらしい。
総政治部は軍人を殴る(1匹目)。公安警察は人を殴る(2匹目)。武装警察も人を殴る(3匹目)というものらしい。








そんな部下いじめに狂奔している空軍部隊が、抗日勝利70周年を祝う閲兵訓練中だという。
≪6月12日、北京の某航空団は北京通州区張家香湾上空を、武直10と武直19型ヘリの編隊飛行訓練中だとか。本番ではそのまま人民解放軍総政治部に爆弾を落としたりして…≫

日本の警察がいかに“民主的”で“紳士的”で、犬やヤギまでも優しく保護するか、人民が聞いたら腰を抜かすだろう。





ところがウォッチャーによると対日謀略は着々と進んでいるという。
≪これは尖閣はわが領土だと主張するためのマグカップ。「“釣魚島”是中国領土」と書かれたマグカップを、観光で来日した時、在日の親族にプレゼントして帰るのだという。マサカこれをもらって喜んでいる日本人はいないだろうな〜。居たら馬鹿丸出しメ!とカップを割ってやりたくなるから隠しておいてほしいな〜。


最後は口直しに「野良猫一家」のその後の状況をご報告する!

我が家の表の道路側ではなく、裏側のぶどう棚の下の花壇を訓練場?にして4匹の子猫は元気に遊んでいる。
母親は、定時に餌を食べに姿を消すが、一日4回、必ず戻ってきて授乳している。我々夫婦がこっそりのぞいているのに気がついても、「見逃してね!」という顔をして、おっぱいを与えているからその責任感には感動する。


≪ベンチの上で戯れる4匹。早朝5時。家内はこのころから観察している!!≫


≪午後、遊び疲れて仲良く御昼寝≫



≪夕方、雨が降り出した!家内がかわいそうだから、とベンチに段ボール箱を置きに行った!何と優しい家内になったことだろう!!雨どいの上に巣を造ろうと苦労していたキジバトに「せめて土台だけでも作ってやろうか」といった私にはあれほど冷たかったのに…≫


≪2階から見下ろして驚いた!なんと!ベンチの上に雨が落ちないようにとビニール傘まで掛けてある!15年飼っている我が家の猫が少し焼きもちを焼いている理由がわかった…。午後7時過ぎ、母猫が戻って箱を点検、安心したのか腹を上にして授乳を始めた。今は子猫が箱に入り、親はベンチの下で休んでいる≫

これからしばらく、野良ゾウ一家のレポートが続くかも…忙しくなりそうだ!

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