軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

動物以下の現代人

いやはや、たまに見た地上派TVでは殺人事件が、これでもか!とばかりに報じられている。新聞もそうだ。

≪「幼いころから恨み」兄をおので切りつけ 30歳の女、殺人未遂容疑で逮捕===おので兄を切りつけ殺そうとしたとして、埼玉県警幸手署は24日、殺人未遂の現行犯で、同県幸手市戸島の無職、佐野智泉子容疑者(30)を逮捕した。同署によると「殺そうとして首を切りつけた」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は24日午前2時ごろ、自宅2階の寝室で寝ていた会社員の兄(32)の左手をおので切りつけ、殺そうとしたとしている。兄は左手に切り傷を負ったが、命に別条はなかった。

 同署によると、佐野容疑者は両親と兄の4人暮らし。騒ぎを聞きつけた母親(61)が119番通報し、消防から連絡を受けた同署員が逮捕した。佐野容疑者は「幼い頃から恨みがあった」などと供述しており、同署で詳しい動機を調べている≫

親が息子を殺そうとした娘をとらえて警察に突き出す、とは何という悲劇だろう。両親の苦悩はいかばかりか。

相模原市の墓地では身元不明の遺体が発見されたが、東京で不明の母子らしいという。 警視庁は「元交際相手の男らを遺棄容疑で逮捕」したそうだが、鬼畜にも劣る行為だ。所詮色情因縁から離脱できない動物以下の男らだろう。


こんなニュースばかりを見聞きしていると、人間性がどんどん失われていく。
かといって事件なのだからメディアは報じないわけにはいかないらしい。しかし、長々と解説するような興味本位の番組はなるべき短くしてほしい!

解説しているコメンテーターらの顔も何となく動物以下に見えてくるからだ。


ところで昨夜、高尾山の方に蛍を見に出かけた。素晴らしい清流が残るこの辺りには、蛍がいると聞いたからである。

街灯はあるものの、沢一帯は暗いから、車を降りて少し歩いた。中年のご夫妻も蛍を探していたが、「いますよ!」という。
目を凝らすと、居る居る!草むらにも、木の枝にもあの神秘的な光が点滅している!一匹が川面を飛んだから「おいでおいで」と手招きすると、本当に傍まで来て近くの木の葉にとまって“充電!”
家内が「そういえば…」と小学生時代を思い出して「こっちの水はア〜マイよ♪」と呼びかけた。そうだ!私は「サトウ」だ!!
すると2〜3匹が向こう岸の草むらから飛びあがって川面を編隊飛行したから嬉しくなった。
しばし、川沿いを歩きつつ編隊飛行を観察したが、何ともロマンチックなひと時だった。夜9時ころだったが、そのうちに数が増えだし、2〜4匹の編隊など、全部で10匹以上も観察出来た。

大満足して帰宅したのは10時、ところが家の前に猫がいる。車を入れようとすると前を歩くから家内が「気を付けて!」という。
しばらく駐車場にしゃがんでいるのを見た家内が、「あれは“うちの”母猫よ!」と言った。車から降りると裏のぶどう棚の方に姿を消したから、間違いない。4匹の子猫の母猫である。


「今頃餌を探しに出歩いているのネ、偉いわ」と家内は感心したのだが、今朝6時ころ「いない!」と私を呼びに来る。すでに起きて子猫らを探していたらしい。

起き出して雨除けに設置した段ボール箱を見に行ったが「いない!」と残念そうに叫び家の周りを一周したがあのかわいらしい子猫4匹と母猫の姿はなかった。
「とすると昨日の夜、母猫が我々の帰りを待っていて、お礼を言いたかったのよ」と家内得意の“思念伝達”談が始まった。
我が家には既に80才(人間換算)のスコティッシュがいるから、かわいそうだが飼うことはできないし餌もやれない。
それを察したのだろう。母は元気に育った子猫とともに「餌が確保できる」場所に移動したようだ。

なんとなく残念だが、これが自然界の掟とでもいうものだ。しかしここ半月、いい勉強をさせてもらった。母親の子育てに対する責任感の強さ=愛情は今のぐうたらな人間様よりも数段すぐれている。
子供らも決して喧嘩することなく、ましてや斧をふるうこともなく、互いにじゃれ合い母親の帰りを待つ。
おなかが満たされれば、母に寄り添って安心して眠りにつく。母は、常に警戒を怠ることなく子供らの安全に気を付け、成長を見守る。
高等教育はもとより、義務教育も受けていないのに、生まれ育って以来持つ(本能)というDNAで……
猫も人も男(夫)はその点劣っているように感じたが、それは考えすぎか?…


こうして今年に入ってから我が家ではキジバトが2羽孵化して成長して巣立っていった。
そして今度は生誕地は不明だが、我が家の裏庭で元気な子猫が4匹育ち姿を消した。きっと近所のどこか安全なところで巣立ちを迎えるのだろうが、家内に言わせると、私がしつこくレンズを向けたからだという。
私も“思念伝達”で「大丈夫だよ」と母猫に言っていたのだが、伝わらなかったらしい…。
家内はすでに「口頭伝達」の域に達していたからか、残念がること甚だしい。
それで私のカメラ撮影のせいにしたのだろう…

そういうわけで今日は小動物特集! 産経に次のような楽しい記事があった。

●≪ピーちゃんの飼い主を捜してます−。東京都大田区立大森第十中学校(同区仲池上)に、雄のオカメインコが迷い込んだ。飛び回った後に人の頭や肩に止まる人なつっこい性格。教員らからは「ピーちゃん」との愛称でかわいがられている。

 「ピー、ピー」。同校の校長室で元気に飛び回ったピーちゃんが、女性教員の肩に着地すると、室内は笑い声で包まれた。「話しかけると、『ピー』と応えることが多いから、今の愛称が付けられた」と川上雅次校長は説明した。

 ピーちゃんが同校に迷い込んだのは、11日午前10時ごろ。校庭で1年生の運動会のリレーの練習が行われている中、スタート地点に舞い降りた。逃げようとしなかったため、教員がカゴをかぶせて“保護”。職員室でリンゴなどの餌が与えられ、同校に1泊した後、生徒宅に預けられた。
川上校長は「人なつっこく、飼い主にかわいがられていたと思う。心当たりのある人は、名乗り出てもらいたい」と話している。情報提供は同校(電)03・3752・4245。≫

≪産経から≫

なんとなく心温まる話である。特に児童教育にはうってつけだろう。


次は友人の弁護士さんから届く『事務所だより』にこんなかわいい写真が出ていた。

≪親が運んでくる餌を求めて一斉に口をあける姿がかわいらしい。ここにも親と子の絆と愛情がよく表れている。多分、事務所の軒下ではないだろうか?≫


それに比べてお隣・韓国のラクダは気の毒だ。なんでも他人のせいにしたがる国民性だとはいえ、判断力も相当衰えたようだ。
●≪【劇場型半島】韓国ラクダ受難…隔離、マスコット排除 「肉食べないよう」政府警告も「食べたのは朴大統領だけ」?

『韓国保健福祉省が公開したMERS予防啓発用ポスター。ラクダとの接触や肉や乳の摂取を控えるよう呼び掛ける内容に「観点がずれている」と非難が起きた=産経から』
 中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が拡大する韓国で、矢面に立たされたのが感染源とみなされたラクダだ。中東生まれでもないに動物園などで次々隔離の憂き目に遭い、開催予定の博覧会でも、マスコットから外される見通しとなり、「責任転嫁され、かわいそう」と同情が広がった。政府が当初、「ラクダの乳や肉の摂取」に重点を置いて注意喚起したことにも「観点がずれている」と反発が起き、朴槿恵(パク・クネ)大統領がラクダ肉を振る舞われていたことが注目される結果となった。(桜井紀雄)

韓国生まれなのに… 博覧会の「主役」から降板
 「ラクダとの密接な接触を控えましょう」「滅菌されていないラクダの乳、または、火を通していないラクダ肉の摂取は控えましょう」
 韓国の保健福祉省が5月に公表したMERS予防法のポスターにイラスト付きで大きく書かれた文言だ。中東でラクダがウイルスの宿主とされたことを受け、ラクダとの接触や肉・生乳の摂取を避けることに重点が置かれている。

 ラクダを飼育する動物園や遊園地といった施設で、まず影響が現れた。韓国各地に計約45頭いるラクダは次々、屋内の小さな檻(おり)などに隔離された。
 人に慣れていることから誰かに飼われていたとみられ、同校は飼い主を捜し、23日までは学校の周囲8カ所に貼り紙を掲示。これまでに数件の問い合わせが寄せられたが、いずれも飼い主ではなかったという(産経)≫


韓国生まれのラクダなのに、何ともお気の毒。それに比べて我が家でのびのび?育った子猫ちゃんたちには感謝してもらわねばならない!?


≪外の世界が気になる子猫たち≫



≪あれはいったい何だろう?≫



≪おなかすいたな〜ママはまだ?≫



≪ママ、戻ってきたかな?≫



≪なんだ、ママじゃなかった…寝て待とうよ≫



≪ママ〜!おなかすいたよ〜≫



≪また写真を撮るの?いい加減にして頂戴?(といったか言わないか)≫



≪おなか一杯になった子猫と、疲れて休みたくなった?母猫。それでも母にしがみついて離れない2匹≫

4匹の子猫たちが、無事に元気に育って人間社会と共生することを祈りたい。また逢う日まで

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戦闘機パイロットという人生

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