軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

引かれ者の小唄

引かれ者の小唄とは「どうにもならない状況に陥った者が、負け惜しみを言ったり、開き直って平気なふりをすること」だと辞書にはある。
「『引かれ者』とは罪人のことで、江戸時代は罪人が捕まえられると馬に乗せられて刑場まで引かれたことからついた言葉で、引かれ者が内心ではびくびくしながらも、強がって平気なふりをして、小唄を歌うの意味から、絶望的な状況にあっても無理して平静を装うこと」とされている。

9月3日に戦勝記念パレードを計画中の習政権は、まさに「引かれ者」だといってもよかろう。

第一、大東亜戦争で日本軍が戦った相手は、蒋介石率いる国民党軍であった。毛沢東一派は蒋介石軍に追い詰められて全滅寸前だったのだが、スターリンの指示で盧溝橋事件を引き起こし、国共合作して日本軍と戦うよう仕向けられた。しかし毛や周恩来は、国民党軍内に潜り込んだが、蒋介石を駆逐する方策にまい進して、日本軍との戦闘を避けていた。
戦後、国共内戦が再発すると、日本軍が武装解除されて放棄した武器を使ってソ連の後押しで戦い、蒋介石を台湾に逃亡させて大陸を支配したに過ぎない。

むしろ共産軍(八路軍)内には、日本軍人や日本人が参加して、共産軍を助けたのだが、そんなことはおくびにも出さない。たとえば中共空軍創設には抑留された日本陸軍の林飛行隊が大きく貢献したのであり、朝鮮戦争時までパイロットなどの育成を実施、その後はソ連が支援して、鴨緑江をまたいでソ連人が米軍と交戦した。
地上軍だってたとえば葛西純一氏のように八路軍の将校として戦った日本人は数多いのだ。
しかし、文革下放された習近平氏ら共産政権指導部は、歴史を学んでいないから、でたらめな「新歴史」を作り上げて、世界も自らをも騙そうとしている。戦ってもいない日本軍に勝ったことにしなければ政権が持たないからだ。

このパレードに参加する各国首脳?連中は、歴史を知らない未知な連中なのだが、共通しているのは「ひかれ者」だという点だろう。
驚くべきは当時はシナと戦っていた日本国民の一員だった韓国人の代表?が参加することだ。
代わって“お詫び”でもしてくれるのかもしれないが…
○○に付ける薬はないというが、こんな連中を指導者に持っている国民は誠にお気の毒としか言いようがない。

シナ政府は今回の式典に30カ国の国家元首・政府首脳が出席すると発表したが「主要国ではロシアのプーチン大統領と韓国の朴槿恵大統領にとどまり、欧米主要国は軒並み首脳出席を見送った。
第2次大戦戦勝国』の主要国首脳がそろわない現実は、習近平国家主席の権力基盤を誇示する式典への国際社会の冷ややかな見方を反映した形だ。習主席の求心力に影響するとの見方も出ている(産経)」というが、中に非常に評判が悪い潘基文国連総長の名があるのは奇妙だ。ポケットマネーで行くのだろうか?
安倍首相が取りやめたのは当然だが、最初から無視していなかったのはなぜだ? まさか誰かに進められて、出席する気があったわけじゃないと信じたい!ここに集まった国々とは今後一切おつきあいしない方がいい…


さてその主催国であるシナは、多事多難で混乱しているらしい。
まず、中国株式市場の大幅下落で習近平李克強を怒鳴りつけたという。
博聞瀉社報によると、24日の株式大暴落で、習近平は専門家を集めて徹夜の対策会議を開いたが、昔から溝があった習と李との対立が表面化、習は会議の席上机をたたいて李を罵り、「お前に責任がある」といったという。
さらに天津大爆発で習は2日間ほとんど寝ていなかったせいもあり、北京の世界陸上競技開幕式、抗日戦争70周年行事の陣頭指揮に出る途中も、株式市場大暴落報告を聞くだけだったから、ずっと不機嫌な顔をしていた。

≪ご機嫌斜めの習近平主席:22日=インターネットから≫

慌てた政府は年金基金を投入することにしたが焼け石に水、さらに1兆元もの巨額の年金をハイリスクな株式に投入すると決めたというが、これは高齢者にとっては命綱なので、ことと次第によっては暴動も起きかねない。これを巡って習と李との間に確執が続いているという。命取りにならねばいいが…


ところで習近平が成功を期している大パレードだが、事前訓練はなかなか問題が多いらしい。まず華を添えるため62名の解放軍女性儀仗隊員を選出した。しかし、過酷な訓練で足に豆が出来たりして歩行困難になる隊員が続出、そこで各方面(例えば新車発表会のモデル、演劇女優など、美人を追加募集、ようやく51名が行進するようだが、そのうえ3kgもある銃を担ぐから“素人女性”には過酷極まりない。じっと2時間立っているだけの訓練で、過去3か月間、毎日8時間訓練で多くの女性が脱水症で倒れたという。
マ、人権なんぞ無関係な国がらだから、政府はやりたい放題だ。
こうして9月3日には、解放軍3軍の女性儀仗隊員が初めて登場するというから、朴さんも潘さんも、せめて大きな拍手で迎えてやって欲しい!

≪かわいそうな女性たち…インターネットから≫


≪23日、抗日勝利70周年を祝う軍事パレードに参加する女性兵士は、平均年齢20歳、平均身長1メートル78センチのモデル並みのスタイルだ、とキャプションにあるが、モデルそのものなのだ=産経から≫

軍用機のパレードも佳境に入っているようだが、なかなかどうして、ちゃんと編隊を組んでいるから大したものだ。

≪林飛行隊長も、かっての教え子の末裔たちの編隊飛行に感動?していることだろう!=産経から≫

しかし、すでに軍用ヘリが墜落して3名が殉職したという。中共政府は直ちに情報を隠ぺいしたが、国内のインターネット上には流れているという。


ところで軍事専門家は、今度のパレードにどんな“新兵器”が登場するか興味津々らしいが、こんな情報があるのでご参考まで。

習近平、大観閲式でこんな“神秘的装備”を公開か?=現地の報道≫


≪こちらは飛行予定の各機種。何機落ちるか??=インターネットから≫

毛沢東が政権を取って大観閲式を行った1949年、上空を飛行したのは17機(ほとんどが鹵獲された日本軍と満州国軍機)で、林飛行隊長は命を受けて毛沢東の頭の上でアクロバット飛行を披露した。
2008年、北京五輪大成功後の60周年軍事パレードでは14機種、151機であった。今年は10個編隊、20機種、200余機が予定されているというから大した発展ぶりだ。
国民は株ですって一文無し、天津では多くの消防士が殉職し、人民の多くが仕事と住まいを失った。
共産主義って恐ろしいナ〜・・・


≪中国国内ネットでは天津大爆発事故の犠牲者は消防隊員だけで180人余が死亡、と伝えられている。=インターネットから≫

他方、北京の301病院(中国人民解放軍総医院)の屋上にある病院名の看板のそばにあった、江沢民の揮毫が取り払われた。(写真上)
これが何を意味するか?江沢民派は壊滅か??



江沢民の揮毫が取り払われた(上の写真)北京の301病院(中国人民解放軍総医院)=インターネットから≫

いずれにせよ習政権は多事多難、人民と軍の不満を回避するには、日本いじめ以外に手はない。人民の不満がどこで暴発するかわからぬ以上、日本政府は厳重に注意して置く必要がある。
JRはじめ私鉄の信号故障事故が連続して起きているが、案外“間接侵略”のリハーサルかもしれないのだ。
それにしてもわが国会のグータラぶりには愛想が尽きた!
2014・4月の「新潮45」誌は「政治家たちの耐えられない軽さ」を特集した。あれから1年余、今じゃ詐欺師が国会議員、重い軽いの話じゃなくなった。
国民の“総括”が必要だろう。


緊急情報

今日の大紀元は、次のように伝えている。いよいよ何かが起きる?江沢民国家主席が身柄を拘束された現場のような投稿写真が22日、中国版ツイッター「微博」などネット上に拡散され話題となっている。この写真の信憑性が疑問視されているにもかかわらず、多くのネットユーザーはこの写真がネット検閲で削除されないことから、当局が発した鮮明な政治的メッセージとして捉え、強い関心を示している≫

江沢民国家主席が身柄を拘束された現場のように見える投稿写真(ネット写真)=大紀元から≫



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