軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

国防省前で軍人らが“デモ”

今朝の産経6面右下に、小さく「中国の軍人ら1000人デモ 待遇に不満か」という共同電が出た。
北京中心部の中国国防省前で「元軍人ら1000人」による抗議デモがあったと、AP通信が伝えたというのである。
参加者の多くが迷彩服を着ていて「北京市内での大規模デモは極めて異例」だそうだが、注目すべき現象だろう。
もちろん中国メディアは一切報道していないが、情報によると10月11日、軍事委員会幹部をあつめて許基亮と氾長龍・副主任の講話が予定されていて、常万全・国防部長も出席していたらしい。
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≪今届いた、デモ終了後の状況。矢張り若い兵士の集団だ=インターネットから≫


≪13日の大紀元時報から。習政権に対する仕組まれたデモとのうわさが出始めた―インターネットから≫

“デモ隊”は、迷彩服を着込んで国旗を持ち、軍歌を歌っていたというから若い兵士ららしい。勿論、長安街は交通が遮断され、道路は事実上封鎖された。
 彼らは「年金を保証せよ」「毎月数十元の収入では暮らせない」「なんで若い我々が軍を追われ、残った幹部は高い給与を貰っているのだ」などと口々に叫んでいたらしい。ここにきて、習近平人民解放軍30万人削減策が“逆効果”を生み始めたのだろう。軍若手から、汚職まみれの高官に対する不満が出てきたのだろう。
中国人民解放軍は、人民を守るのではなく、共産党を護る組織だが、これが共産党に抗議するのだから一般的には「クーデター」と呼ばれる行為である。
慌てた軍は、たまたま居た常万全部長が代表者と会見して事を収めたというから、退役軍人労働組合結成か?というところだろうが、今後の動きが気にかかる。巨大な解放軍内部にもとうとう亀裂が生まれたか。


たまたま今日の産経トップ記事は、「中国鉄鋼大手救済せず」「負債7700億円」「ゾンビ企業破たん」というものであり、中国政府は過剰生産していた[元凶]淘汰に本腰を入れ始めたと報じられているが、世界経済のリスクはもとより、北京政府の思い切った「淘汰」が、工場閉鎖や失業者の増大による社会不安にどう影響するか、これまた極めて注目すべき出来事である。


この国の国内情勢不安が、周辺諸国に悪影響をもたらすのも、時間の問題になりつつあるという事か。
我が国としては、入国してくるシナ人たちの異常なモラルハザードを厳戒すべきだろう。


衆院補欠選挙騒動など、低次元の問題に気を取られていては、取り返しがつかないことになりはせぬか?


そこで今日はそのシナに関する情報をいくつか紹介しよう。


これは、9月30日の広西省南昌駅の状況である。この日、ここから17万2千人の人民が、北京、上海、シンセン、広州、青島、南寧、福州、マカオなどに移動した。それを受け入れた北京や上海の大都市の混雑ぶりも伺えるが、北京政府にはこれらの大集団が「デモ隊」に見えるのではないか?
少なくとも大陸内から出ないようにしてほしいものだ。



マダガスカル国民、怒る!」
住民の意見を無視して、シナに金鉱採掘権を与えたマダガスカル政府に、住民が大規模デモをかけた。シナが、金鉱をめちゃくちゃにし、環境を破壊してしまったからである。
しかしマダガスカル人の警官と住民が負傷するのだから、シナにとっては痛くもかゆくもないというわけか。
まるで蝗のように資源あさりで採掘し、森林を伐採して、他国に被害を与えるのがこの国の手法。爆買いを当てにしているお方はご用心あれ!



人民解放軍は7大戦区から5大戦区に編成替えした。まだ、内部組織は固まっていないようだが、どこまで機能的に組織運用ができるか興味深い。
これはその5大軍区の司令員と政治委員分布図である。



「空母とセットの上陸用舟艇


「徐々に姿を現した2隻目の“国産”空母」

「シナは“海上大国である”」とシナの国防白書(2015)は明記している。
その一環として、目障りになっている台湾を“口撃”している。
ある軍事研究者は「台湾は自己の軍事力を過信するな」と脅迫する。
大陸の空母(2隻目)はほぼ完成するが、「台湾に脅威を与えるものではない。これは海外の戦略圏を防護するためだ」とも強弁する。
大陸国が空母を持つ意味は不可解だが、彼らの意思は変えられそうにない。
台湾はじめ周辺国が、その脅しにどこまで耐えられるか?がカギだろう。
清時代の巨艦「定遠」「鎮遠」を思い出すが、アメリカ(少なくともホワイトハウス)には軍事力使用を期待できそうにないから、南シナ海東シナ海は今後、相当波が高くなるだろう。



≪牛と農民!≫
昔は「人馬一体」と日本でも言ったが、シナでは今でも「人牛一体」らしい!
四川省の道路で、交通警官が奇妙なものをとらえた!
まさか「牛」が本物とは気が付かなかったようで、止めたワゴン車を覗いて仰天した。ワゴン車の前席には4人の大人、後席には牛2頭が、立ったまま大人しく並んで乗っていたので警官は本物とは思わなかったらしい。
しかしよく訓練された牛で「あんなにおとなしいとは思わなかった」と警官は後で述懐している。
シナでは年間12万人が交通事故で死んでいるが、農民のほとんどは文盲だから、交通規則など知らない。免許証は賄賂で購入できる。農村には信号機もない。運転していた農民は「簡単に運転できる」と豪語。
農民は、車で豚や羊、牛や鶏など家畜とともに、「人牛一体」で平気で運転していて、中国は本当に“自由な国だ”と喜ばれている! 

ステルス機や2隻目の国産空母が造れる国だとはとても思えないから不思議だ。お口直しまで…。

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