軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

森友騒動は野党のサボタージュ活動だ!

国会からメディアまで、いつまで“森友問題”で騒ぐのだろう?
野党には、政府を攻める手段がないから、大阪府の問題如きで貴重な国会審議をストップさせているのだろう。
議員諸侯の知能レベルの低さに唖然とするが、そんな議員を選んだ有権者の質が低いのだから仕方あるまい。


しかし、我が国を取り巻く周辺情勢はいよいよ危機的段階に入りつつある。
尤もそれから目を背けさせるのが野党の目的なのかもしれないが…。
だとすれば明らかに彼らは“敵性国民”である。すでに間接侵略は最高潮段階にあるのだ。
政府は、いつまでも振り回されることなく、早く突っぱねるべきだ。


北朝鮮は近いうちに今までの14倍以上の威力を持つ原爆の実験を実施するだろう。これにはさすがのシナも黙ってはおられまい。国境を接する地域で大規模な地震が起き、相当な被害が予想されるからだ。
もちろんこれが引き金になって、白頭山周辺に地殻変動が起きれば、白頭山の火山活動が復活する恐れもある。
しかしこれによる被害は北が主となるからまだいいとしても、国境を接するシナとしてはいい気分がしないだろう。ロシアもそうだ。

これで北が自滅しなければ、人工的に北を滅ぼす以外に手はなくなる。
そこで浮かんでくるのが、米軍による“総攻撃(斬首作戦)”だ。米国だって、いつまでも北の核開発とICBMの配備を待つ気はなかろう。イラク大量破壊兵器を持っている、という前提で総攻撃を行ったように。


ロシアも表向きに「口撃」はしても米国には逆らうまい。シナもそうだ。
北は米国に任せて、その間に南を平定するだろう。
香港は一部騒乱が予想させるにしても、ほぼ手中に収めた。次は台湾だ。
今、2割を占める外省人(大陸人)をたきつけて、蔡英文総統反対デモを起こさせている。デモ隊の中には、軍人と警察官、それに政治経済の中枢を占めている外省人の役人ら、つまりこれらのほとんどは“特務”という情報員たちだが、大陸の求めに応じてデモ行進に参加している。やはり、8割を占める“おとなしい”台湾人は、金と暴力にはかなわないようだ。


しかし米国も黙ってはいない。すでに書いたように、台北郊外には巨大な施設が完成して、表向き米国の商売人が集まっているように見せているが、ほとんどが軍人、それも海兵隊だという情報もあり、地下には秘密の設備があるという。

≪前回添付した写真だが≫

この施設を建設する際、一切台湾の業者を使用せず、米国企業だけだったというのがそれを裏付けている。


其の昔、ジュネーブ軍縮委員会に参加していた時、化学兵器禁止条約問題などで米国側と会議したものだが、“平和都市”ジュネーブの中心にある米国代表部は、海兵隊員によって厳重に警護されていたことを思い出す。
トランプ大統領も、身内の“反乱”などで行政手腕が十分発揮できていないという報道が盛んだが、アングロアメリカンのヤンキー魂を侮ってはいけない。
真珠湾攻撃が、F・D・Rの罠だったにせよ、その後の対日戦で、米国民が一致団結したことを思い出すがよい。


台湾を取られると、西アジアはシナのものになるがそれは米国の国益に反する。
他方、南シナ海には、海南島という海軍要塞を防護するためのシナの強固な防空網が完成した。次の目標は台湾、そして尖閣だ。

やがて我が国のシーレーンは、見事に分断される…。また炭焼き業を復活して、木炭のハイブリッド車でも開発するか?

そんな風雲急を告げているとき、総理夫人の“寄付金問題?”などにうつつを抜かしている日本メディアとそれに合わせている政治家らの無為無策は、将来大きな禍根を残すことになるだろう。仮に“学校”に寄付したとしても、何が問題なのだ?

こんな“惨めな”低レベルな国会の現状を、過去の大戦で散華された英霊方は何と見ておられるか! 靖国の桜の梢で嘆き悲しんでおられるに違いないと思う。


北の自滅は自業自得だとしても、拉致被害者一人奪還できなかった歴代政府の無責任さが、今後問われることになるだろう。北の有事を好機ととらえて、奪還に向かう軍隊も日本にはありはしない。何処が「世界有数の経済大国」なのだ。


新聞を広げるだけで、世界各地で騒動が起き、人が殺され、難民が続出している記事が満載だ。まさに世界は“有事”なのだ。

第1次世界大戦終結を図ったパリの会議は踊り続けたが、高額な賠償金をドイツに課したから、選ばれたヒトラーヴェルサイユ条約を一方的に破棄して再軍備宣言した。
しかし平和を主張する世論を“忖度”した各国は、ヒトラーの行動を黙認する。
そしてヒトラーはラインランドに進駐し、オーストリアを併合する。
これを見た各国はミュンヘンに集まり会談したが、イギリスのチェンバレン首相は、平和のためと称して融和政策を取った。実はドイツの軍事力に対抗するだけの軍事力がなかったのである…。丁度今のシナによる南シナ海占領と酷似している。

歴史は繰り返しているのだ。
我が国はこのような貴重な「歴史を放棄」した珍しい“経済大国”だが、指導者たちの頭の中はスッカラカンで、指導者たちは歴史を勉強していなかっただけなのだ。

そう、しっかりと歴史を勉強していれば、春山登山講習で、将来が嘱望されていた好青年たちを、警告されていた雪崩でミスミス犠牲にすることもなかったに違いない。
ことほど左様に、現代日本の“大人たち”には、危機管理意識が全く欠落しているのだ。つまり軍事を遺棄した付けが回ってきているのだ。


地方議会はもとより東京都議会でも、構成する議員たちの質の低さに国民はあきれ果てているが、国会までもそれ以上?に質が低いのはどうしてか?


国会論議を茶番劇だと私は敢えて揶揄してきたが、今やこれは明らかなサボタージュだと考えるようになった。
香港の議会や、台湾議会がそうであったように、中に潜り込んでいる「特務」らによる反政府活動の一環ではないのか?
日本の国会にもそれが当てはまる気がしてならない。

籠池証人を喚問する国会の委員会を見て、ほとんどの“参加者たち”が“彼”と同レベルか、それ以下に見えたが、何よりも、私が両者はどこかで“結託”しているのではないか?と感じたのは、この一連の騒動が香港や台湾に似た“反政府活動のためのサボタージュ”に見えたからだ。

安倍首相よ、こんな手合いに振り回されて、日本国の国家防衛基盤が揺るぐことなないように“毅然として”突き放してほしいと思う。

後世の歴史書に“日本のチェンバレン…”という名を残すことがないことを期待している。


届いた本と動画のPR
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WILL5月号
朝鮮半島の危機を総力特集。ここにも阿比留氏が「民進党よ、“魔女狩りごっご”している場合か」、潮氏が「第2次朝鮮半島有事に備えよ」と警告している。面白いのは、河添女史が「北のミサイル『矛先は中国』」と警告していることだ。


HANADA5月号
今月は、中国と国内問題が並んでいるが、矢板氏の「習近平VS李克強、最終戦争へ」は面白い。中国共産党の“黄昏”は迫りつつあるのだ。
ここにも小川栄太郎氏の「売国野党とメディアの異常」が出ているが、私は「売国」というよりも、「外国」であり、確信犯だと感じている。



航空情報5月号
「中国安全保障レポート」「北朝鮮弾道弾対策にミサイル防衛網4重化検討」は読ませる。



「丸」5月号
愈々空自用のF35もお目見えする。「丸」は戦史物が充実しているが、今月も「海底のレクエイム」は貴重な写真だ。もっと貴重だったのは「上海陸戦隊員のアルバム」だろう。海上自衛隊大湊基地北洋館に展示されている持ち主不明のアルバムだという。実に貴重だが、写っている多くの戦士(英霊方)の引き締まった表情がいい。規律厳正な様子も見てとれ、こんな立派な先輩たちが、“虐殺事件”を起こすとは毛頭考えられない。
昭和5年度特別大演習観艦式の写真も素晴らしい。これもまた持ち主不明だというが、全国の自衛隊資料館には、まだまだ眠っているような気がする。ドンドン掘り起こしてほしいものだ。

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先日、若者向けのインターネット動画を収録してきたのだが、配信日が決まったと連絡があった。私の「国際軍事関係論」をベースに、世界情勢の見方を短節に解説したもの。

正式名「じっくり学ぼう 日本の軍事」
 配信日 4月3.10.17.24 5月1.8 (1部変更の可能性もあります)

ご参考まで

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