軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

慶事を政治に利用してはならない

今朝の産経は「主張」欄で「眞子さまご婚約へ 慶事を心よりお祝いする」と書いた。
秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが婚約され、近く宮内庁から正式発表されるはこびになったことを素直にお祝いする記事だ。

≪(前略)お相手は大学時代の同級生で、眞子さまとは、5年ほど前、大学の共通の友人を介して知り合ったという。語学堪能で、神奈川県藤沢市の観光をPRする「海の王子」を務めた経験がある。イメージぴったりの好青年と周囲の評は一致し、お似合いのカップルとお見受けする。若い世代の結婚への関心も高まることだろう。

結納にあたる「納采の儀」、結婚式の期日を伝える「告期の儀」などの行事が続く。改めて皇室の伝統を知る機会にしたい。

眞子さまは結婚後、皇籍を離れられる。引き続き、国民と皇室との橋渡しの役目を果たされるよう期待したい。

両陛下を支える皇族が減る中で、皇室を守っていく方策を真剣に考えなければならない。その際、125代の天皇が男系で続いてきた歴史を踏まえ、旧宮家皇籍復帰を含め、皇統を厚くする検討が必要である≫


既に地上波TVなどでは、芸能界的ニュースとして扱われているが、過熱報道にならないよう節度を保つべきだろう。


インターネットニュースの中には、午後9時のNHKニュースの直前にテロップが流れ、直後のニュースでは詳細な内容が報道されたことから、宮内庁内の誰かが意図的にNHKにリークしたのだろう、と言われている。
それは、女性宮家創設に慎重な安倍首相に対する“圧力ではないか?”というのだが、もし事実だとしたら、若いお二人を政治利用することであり、どんなグループのいかなる意図かが疑われることになろう。
とにかくどこの国のメディアも、世界は自分らの思いのままになる、といささか傲慢チキになっているところがある。

本件は産経が主張したように、皇室の“慶事”として国民は素直にお喜びすべき出来事であり、ダーティな番組作りに手馴れている輩に利用されてはなるまい。


米国では、トランプ大統領に不満を抱えるリベラルメディアが、ウォーターゲート事件の再来を意図してか、悪意ある報道を継続しているが、これも己の利を狙った見苦しい報道のように見える。何度も紹介したことだが、「アン・コールター女史」の「リベラルたちの背信=アメリカを誤らせた民主党の60年」を読めば、今も米国ではリベラルメディアのあがきが続いていることがよくわかる。
少なくとも今回の米ロ会談は、密室の中の少数の出席者で会談されたはずだから、同席した米政府関係者の中にメディアに通じた「反トランプ間者」がいたのだと思われる。


しかしトランプ大統領は、身辺に巣食う“間者の一掃”を進めていると私は思っている。

1941年暮れ、日米開戦に突っ走ったフランクリン・D・ルーズベルト大統領の周辺には、200人を超えるソ連のスパイが潜伏していたのであり、日米開戦をそそのかした『ハル・ノート』の起案者もその一人であったことは歴史が証明している。


今回の宮内庁のリーク?もそれに似ているところがあるようで、要注意だと思うが、お二人の門出は別問題。素直にお喜び申し上げたい。


さて、天候不順が続いたからか、家内が丹精込めた我が家のバラは、今年は花自体がいつ咲いて良いものか迷っていたようだった。
しかしやっと開き始め、見ごろになってきた。いい香りが漂い、虫たちや蜂が喜んでいる!



ところでようやく今回、第3回目?に当たるUFO関連本を講談社から上梓することができた。これが今回の表紙である。なかなかいいイラストになって、喜んでいる。

内容はお読みいただくとして、今回はJCETIのETコンタクターであるグレゴリー・サリバン氏の指導の下、山梨県の山奥で実際に知的生命体とのコンタクトに成功した体験談と、NASAが公開している諸情報などから、中東で続いている戦争と、各地で闘争が絶えない地球人の危険性、並びにそれが宇宙に及ぼす弊害に触れ、ホーキング博士の「宇宙人来襲説」に楯突くわけではないが、宇宙戦争を引き起こすのは地球人の方だろう、という予測である。
現にシナは、地球上の各地を占領しようとするほか、大々的に宇宙への軍事進出を進めている。その危険性を中心に所感を書いたつもり。


届いた本のご紹介
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御存じ【テーミス5月号】である。今月のレポートは、「東京壊滅テロ」想定計画を暴露する!という、気になるものだが、「米国が“斬首作戦”に踏み切った時」という条件付き。
その他、いつものように「店頭では買えない情報」が満載である!


「愛を味方にする生き方:白井剛史著:青林堂・¥1200+税」

著者は「宇宙ラブアーティスト」だそうだから、なんとなく“柔らかい”内容に思えるが、ソフトな中にも真面目な人生論集だと思う。
帯に「著名人から経営者など幅広いファンを持つ宇宙マッサージ。身体のみならず精神や運気までアップデートしてしまう神の技術の持ち主!」とあるから、ご一読あれ。

「田母神裁判傍聴記・瀬戸博之著:青林堂・¥1200+税」

一世を風靡した田母神君だが、選挙違反事件で影が薄くなった。あれほど出馬を固辞していた彼がどうして決意したか、私は疑問に思っていたが、その一部が垣間見えてくる。
いずれにせよ金のにおいに敏感な輩がうごめいている世界に飛び込んだ責任は本人にある。


「真説・楠正成の生涯・家村和幸著:宝島新書¥780+税」
日本兵法研究会の会長である家村君は、まじめで地道な兵法研究家である。いま楠正成が見直されているが、彼の偉大さは「鎌倉時代から南北朝にかけての日本で『最強の精鋭軍団を育てた』という事実だとする。今や世界中、どこを見てもまっとうなリーダーは存在していないように見えるが、卓越した統率力で兵法を実行に移して戦場で連勝し、時代の流れを大きく変え稀代のリーダー、それこそが正しい評価だと説いている。若者たちに読んでもらいたいものだ。


オピニオン誌「伝統と革新:たちばな出版:1000+税」
巷で喧しい「天皇・皇室と憲法」に正面から取り組んだ一冊。

時期が時期だけに、他の有識者にも読んでもらいたいものだ。

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