軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

国会は?真実を語る場所”ではないのか?

今朝の産経3面に次のような記事が出た。

リードにはこうある。
≪政府にまた新たな問題が出た。愛媛県中村時広知事は10日、学校法人「加計学園」による獣医学部新設計画について、平成27年4月に県と今治市の担当者、学園幹部が首相官邸を訪れ、面会した柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が「首相案件」などと語ったとするメモが存在したと発表した。学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる問題や自衛隊の日報問題に加え、過去の「亡霊」が安倍晋三政権の体力を奪っている≫

何年も前に済んでいた問題を蒸し返して、政府を追及するという手法を野党が取るのなら、その野党が政権をとっていた時代の不祥事を?追及”するのも国会の責任ではないのか?


森友学園問題に関する近畿財務局や財務省の責任者たちの話し方を見ていると、奥歯にするめが挟まったようなぎこちなさを感じる。
それは、森友学園建設の前に、隣接している野田公園などの土地が、今回以上の“異常な大幅な値引き価格で”某団体に払い下げられたことに関連しているように感じるからだ。


財務省の修正前文書にあった「特殊性」の意味について、野党とそれに連携するマスコミは「総理夫人や与党政治家等が絡んでいること」にしようと血眼になっているが、それ以前に“前例”となった野田公園用地払い下げ案件は何故追求しないのか?
安倍夫人を“目くらまし”に使って、己の悪業を隠そうとするなど、卑怯極まりない。
野田公園用地払い下げ案件には、当時の民主党政権側の“要人ら”が深く係っていたというのが現場周辺の話題なのであり、インターネット上では定説になっている。

にもかかわらず、財務省の「参考人ら」はこの事に触れず、もっぱら現政権、それも首相夫人に責任を負わせようと必死な野党の質問に対してだけ「回答」しようとしているから辻褄が合わなくなるのだ。


そして森友問題が不調だと知るや、シンパのメディアを使って防衛省の「戦闘詳報」を問題にし、今度は更に「加計学園」問題まで追及すると言うのだから、国会とは相当暇な所らしい。
この程度の仕事だったら、後期高齢者の私にも勤まる気がしてきた!


政府は、いつまで“受け身”に徹する気か!これも「専守防衛」とかいう、奇妙な負け戦の論法の成果か? 国会は“言論の場”ではないのか?
一方的に攻められ続けて、政府要人らはまるで“快感”を感じているかのような正常ではない姿をさらしているが、国会とは、そんな奇妙な大人たちの集合体なのか?
これじゃ国民はついていけない。
高い歳費を払っているのだから、もっとまっとうな仕事に取り組んでほしいものだ。こんな調子だと、やがて官僚も、自衛官らも、まじめに仕事をしなくなるぞ!


防衛省を揺るがしている日報問題は、一般公文書と混同したのが事の始まり。次の漫画がその経緯をよく表している…。


≪産経から≫


ところでこんなくだらない問題よりも、世の中を明るくする話題を紹介しておこう。
同じ産経の「オオタニ笑顔も『戦力』」と言う9面の記事である。
住井記者は「・・・記録には表れないが、笑顔も立派な『戦力』なのだ」と書いている。その通りである。

その証拠に20面の「大谷週間MVP」報道の写真を添付しておこう。
こんな笑顔は“絶対に”我が国会議員らには見られない。彼らはどこまで醜くなるのか…
お蔭で国民からも笑顔がどんどん失われていっている。

この国を暗くするのが野党議員らの「戦略」なのだろうが、もういい加減にやめて、少しは大谷選手に学んだらどうだ?


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トランプ大統領の出現は「だれも予測できない判断と行動をする」指導者と言うところが特徴であって、今までの東京都議会のような「な〜ナ〜」の世界ではなくなったという点であろう。

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せめてこのくらいの内容の討議が国会でもできない物かな〜〜と思う。

世界でも優秀な日本の官僚だから、すこしは擁護してきたのだが、これを読むと相当質が落ちているようで情けない。
しかしその大元は、国会議員らの質の劣化にあると私は見ている。

何か、国の崩壊が予見できるようで、情けなくなる…。


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