軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

英霊は待ち続けている

 

久留米から講演を終えて帰宅したら、何通かの手紙が届いていた。その中に、友人である女性ジャーナリストの鈴木女史から次のような文があった。

彼女は戦史教育にも熱心に取り組んでいるのだが、それは主として太平洋各地に散らばっている英霊の遺骨取集活動を通じて得られたものであり、非常に説得力があるから、ご紹介しておこう。掲載されているのは「明日への選択」誌31年2月号である。

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以前、前のブログに「野口裕之の安全保障読本」から、「英霊への待遇と仕打ち」と題する一文を紹介した。

とりわけ我が国政府の取り組み方は、どこか奥歯に物が挟まっているような、誰かに気兼ねしているかのような理解できないところが多いし、”反日”メディアが無責任な記事にするので、英霊方を侮辱するも甚だしいと不愉快である。

著者の鈴木女史は、この20日から3月7日まで、大叔父の戦没地ウオッゼ島に遺骨収容に行ってまいります、とメールをよこした。

 

今どきの若い女性の活動ぶりには驚嘆する。

無事にご遺骨を収集して帰国することを祈っている。

 

次の古記事は、昭和60(1985)年7月8日付のサンケイ新聞記事である。

マリアナ沖開戦直前に起きた、空母「大鳳」に起きた”悲運”が書かれているが、こうしてお国のために散華していった若い将兵たちがいたことを、後を継いでいる”はず”のわれわれ現代人が忘れてはならないのである。すっかり忘れ去って、己の保身しか考えない政治屋たちは”亡霊”と呼ぶにふさわしい。

 

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