軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中国共産党滅亡か?

4月10日、三沢基地の最新鋭戦闘機、F35Aが墜落した。如何に“最新鋭機”であれ、重力の法則には逆らえない。

奇しくも昭和62年の同日、同じ海域に戦闘訓練中のF-1が墜落して、将来ある24歳の田崎啓輔3尉を失ったことがある。

この日は年度初めの金曜日、年度末から継続して訓練中であり、隊員らは疲労気味であったから、私はこの日の「午後」は皆を休養させたいと思い、飛行隊長に「天候も下り坂だから、午後の訓練は止めるよう」指示した。ところが手違いで昼休みを利用して訓練しようとした飛行隊の4機のうちの1機が消息を絶ったのであった。

私が「午後」と指示したのが間違いの元で、部下は通常の稼業時間の午後=1310までOKだと受けとった。軍隊らしく「1200以降訓練中止」と指示すべきだったのだが、「午後」と言った私のミスであった。

 

福岡から駆けつけられたご両親に心からお詫びしたが、逆に毅然とした御父上に救われた気がした。

あれからすでに32年たつ。生きていれば田崎は56歳、良いオヤジになって退官していただろう・・・。当時の彼は独身だった…。

今回の事故機操縦者は細見彰里3佐(41)だと言う。多分飛行班長だろうがご夫人とお子さんの心中は察するに余りある。ご冥福をお祈りする。

 

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さて、昨日中国のハーウェイのことを書いたら、届いていた「月刊中国」4月号に貴重な記事が出ていた。発行人の鳴霞女史に依れば、「2020年に中国共産党習近平政権は終了する。米国は『特別危険委員会』を設立してそれに備えている。日本ではだれも気が付いていない・・・」と言うのだが、「亡命中国富豪も対共産党戦闘継続を宣言した。

目標は2020年中国共産党の滅亡にある。中国物理学の権威・張首晟(チャンショウチェン)が、ハーウェイCEO逮捕の日になぜ急死したか?彼は軍に極めて近い人物だった」と言う。

事実だとしたらなんとも喜ばしい。ウイグルチベットも同時に立ちあがったらいいのだが。

その中の1ページである、中国の富豪・郭分貴氏の”宣言”を参考までに掲載しておこう。

 

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最後の「習近平、トランプに投降か?」の項の中見出しは、

「中国は強靱であるという神話」

「中国の国運は尽きたのか?」

「鄧撲方と“投降派”」

「鄧撲方と習近平の確執」

「中央常務委員には少ない反米派」

など、興味深い詳細な分析記事が出ている。