軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

一部の”勢力”に振り回されるダラしない”組織”

今日の大紀元日本に「共産党系の組織、デパートの自衛隊車両出展イベントに申し入れ トラブル回避で中止余儀なく」と言う記事があった。

【・・・イベント停止を申し入れたのは、日本共産党との繋がりが深い「新日本婦人の会の会員ら。同会の兵庫県本部は26日、ツイッター公式アカウントで「百貨店は子どもから高齢者まで利用するため、自衛隊のイベントへの出展は主旨にそぐわない」と主張し、10人ほどでイベント中止を申し入れたと明かした。

・・・大丸須磨店によると、同百貨店が7月末に開催を予定した「夏休みパラダイスin須磨」の一部イベントである、防衛省および自衛隊の車両展示企画が盛り込まれたチラシを公開後、抗議の電話が数十件かかってきたという。

開催すれば、抗議者らによる百貨店周辺での座り込みやデモなどの抗議が予想されたため、トラブルや来店客への迷惑回避のため、やむを得ず中止を決定した】と言うものだが、先の選挙演説会場で、安倍止めろと書かれたプラカードを持ち、罵声を浴びせた連中に共通している気がする。そういえば隣国でも同じプラカードが林立していたが・・・

 

産経新聞30・9・3の「目線=読者から」欄に次のような「自衛隊イベント中止」と言う項目があったことをご記憶だろう。

これも同じ反戦左翼グループによる妨害行為であった。

【埼玉県鴻巣市のショッピングモールで8月後半に開催予定だった、子供用迷彩服の試着体験などができる自衛隊イベントが中止に追い込まれました。地元の共産党市議たちが『商業施設で子供たちに迷彩服を試着させるのは違和感があるとの市民の声がある』などと要請したためといいます。

 「とんでもない話だ。自衛隊がいるから国が安全なんだ、と子供に分からせるためにも、こうしたイベントは大切」(さいたま市、83歳男性)▽「危険行為でない限り、子供の楽しみを奪う権利は大人にない。迷彩服は自衛隊員の制服。鴻巣市は地域防災計画で『必要な場合は・・自衛隊災害派遣の要蹐を行う』と定めている。迷彩服に違和感かあるなら、(災害派遣)要請しないのだろうか」(神戸市、男性)

 続いて、やはり鴻巣市で10月に行われる航空自衛隊のジェット練習機が参加する航空ショーに対し、共産党市議たちが「戦闘と切り離すことはできない」と中止を求めていることも発覚しました。主催する市商工会青年部は予定通り実施する方針です】。

 

資料を整理していたところ、現役時代に、是と同様なことがあった記事が出てきた。

 

平成7年10月27日に、宮城県東和町を含む登米郡を災害派遣担当区域にもつ陸自多賀城部隊が、町から要請された感謝状贈呈式に参加したところ、「処罰対象」になった事件である。

当初部隊側は演習中であるため、代表者が受領するとしていたのだが「隊員さん方に直接お礼がしたい」と言う町側の強い要望で、演習終了後、仙台市北部に接する王城寺原演習場から、県北部の東和町に迂回したもので、演習終了直後だから当然武器類は携行している。

ところが校庭に集結した部隊を見た「日教組の職員」が写真を撮って「関係者」に通報、同時にメディアは、直接防衛庁に取材に出向き、その「是非」を問い詰めたから、実情を知らない役人と文部科学相は「小学校はやり過ぎ・・」などと言う一般論で対処したため、これで彼ら「反日団体」は鬼の首をとったも同然、メディアは直ちに大々的に報道した。

つまり、彼らのやり方は、今回の神戸市のデパートや鴻巣市の場合と全く手法が同じなのだ。

そんなフェイクニュース記事だけを読まされる側の国民には「物事の真相が見えてこない」という実例だが、未だに「共産主義団体と反日メディア」は密接に連携していると言うことには変わりないようだ。

そこで、昔の記事を改めてご覧いただきたい。

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平成6年10月27日朝日新聞:この写真は「宮教組(宮城県教職員連合会)提供」となっているから教師の密告であることが良くわかる。確か女性教師だったと思ったが・・・

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平成6年10月27日河北新聞:地元紙も宮教組から”提供”された写真を使っている

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同日付読売新聞は「宮教組提供」と書き、記事に「自衛隊側一度は断る」と取材した事実を書いた。

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28日付朝日新聞:朝日は手際よく県の護憲センターに御注進し、記事を膨らませた。護憲センターと言っても、県庁に常駐しているのは2,3名で、ほとんどが”有事に連携”する女性陣である。

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各社とも文科相の意見を書いた。これは28日の読売。当時の文科相は与謝野という”紳士?”であった。

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平成6年10月31日:朝日はこれでもか!とばかりに後追い記事を書いた。これが彼らの常套手段である。如何にも「正義漢」らしい書きぶりだが、内容は脚色されていた!

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平成6年11月8日:河北新聞、地元紙だけあって、かなり賛否の意見が届いたようだが、これはその一つ。

地元民はほとんど話題にしていなかったことが分かる。これも全国紙の常套手段だと言えよう。

とにかく記事の内容、信ぴょう性に無責任、一部の”変人”の意見を多数決にする方法は実にうまい!

自衛隊はこの手の記事にひどい目にあってきた…

尤も頼みにする『シビリアン』が頼りなかったからで、こんな偏向記事が昇進に影響した連隊長らの憤りが聞こえてきたものだ。

当時は確かに上層部に事勿れという「臭い人」がいたのは事実だった。