今朝の新聞一面を見て驚いた。「宇宙戦争」の文字が飛び込んできたからである。
退官後、講談社の編集者から頼まれて、現役時代に仲間たちが目撃した「UFO」現象をレポートして「自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」を上梓したのだが、その後靖国神社で「UFO~」を取り上げた講演会などを通じて、多くの“専門家”方とおつきあいすることになり、新分野が広がった。
その後、JCETIのサリバン氏から、宇宙との交信などについて家族一同、直接体験させてもらい、現代の最先端科学は「科学者たちの目に見えるもの」以外は、非科学的分野だとして押しやられていることを認識させられた。
丁度、コペルニクスが唱えた地動説が、権力を握る反対学派によって抹殺されたようにその時代時代の≪学説≫は時がたつと変化していくものであることを思い知らされた。
今、ケーブルTVのヒストリーチャネルで、「古代の宇宙人」が盛況であり、米空軍が1960年代に実施した「プロジェクト・ブルーブック」が映画になって好評を博している。
人類の宇宙への夢は果てしなく広がりつつあるのだが、恐るべきことは、そんな夢を「己の私利私欲のために」独占開発しようとしているのが中国なのである。
米国はとっくの昔にこれに気が付き、中国の宇宙資源独占を阻止しようとしているのだが、それは「宇宙を制する者は、地球を制する」ことに繋がるからである。
共産主義と拝金主義に凝り固まった“大国”に、独占支配されては人類の滅亡につながる。しかし、なかなかそれに気が付かない国が多い。とりわけ我が国は救いようもない。
いい機会だから、私の書籍の“宣伝”も兼ねて、今朝の産経新聞記事を紹介しておくことにしよう。
記事には、「日本も遅ればせながら対応を本格化させた・・・」とあるが、地球上の紛争さえも解決できていない(する気もない)のに、どうして宇宙に手が届くものか!
ロシアは今遅れているようだが、レーガン・ゴルバチョフ時代は、SDI構想問題で、サシに渡り合っていた実力がある。
何よりも、「宇宙での武力攻撃について、どんな時に自衛権発動の要件にし得るのかを、整理しておくことが大事だ」と有識者がコメントしている段階じゃ、宇宙事業に突き進んでいる大国から、トラック3周以上の遅れた立場にある。
世界はどんどん進化している。宇宙事業に進む前に、わが国は、地上に吹き荒れている「限りない不都合」な真実を整理することの方が先だろう。
2017年5月、講談社から上梓したこの本で、「知的生命体が戦争を好む地球人に発した警告」として、第7章、第8章に「地球人が始める宇宙戦争」として取り上げてある。
関心がおありの方はご一読あれ。
ただし、ソフトタッチで表現したので、靖国会館で私の軍事学講座を聞きなれた方には物足りなく思われる方もいるかと思うが…
さて、15日の靖国神社境内でのフォーラムの中で、感銘を受けたのは沖縄出身の我那覇真子女史の言葉である。
当日の画像を紹介しておくから、よく吟味してほしいと思う。